ViVi (雑誌)

日本のファッション雑誌

ViVi』(ヴィヴィ)は、講談社1983年5月に創刊し[1]、日本及び、中国台湾香港で発行している女性向けファッション雑誌。日本での発行日は毎月23日で、赤文字雑誌のひとつとされる。

ViVi
ジャンル ファッション
読者対象 女性
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
中華人民共和国の旗 中国
中華民国の旗 台湾
香港の旗 香港
タイ王国の旗 タイ
言語 日本語
中国語
出版社 講談社
発行人 清田則子
編集長 高橋絵里子
刊行期間 1983年 -
ウェブサイト https://www.vivi.tv/
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概要

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2010年度の日本国内の発行部数は約43万部で、赤文字雑誌では第1位である[2]。対象年齢層は15 - 36歳となっており、OLと女子大生がメインターゲット。ファッション・メイク・ヘア、海外芸能人に関する記事が中心となっている。

他の赤文字雑誌と比較すると、以下のような特徴がある[3]

  • 海外志向が非常に強い。ハーフ(またはミックス)の専属モデルが多く、またモード界に関する掲載も充実している。
  • 2017年男性受けより、自分の求めるスタイルを重視する傾向がある。赤文字雑誌の中では最もかっこよさを追求している。

海外展開

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中国語圏を中心に、海外でも多くの読者を獲得している。

2000年には中国語版『ViVi』が創刊された[4][5]。講談社が中国語で発刊した女性誌は『ViVi』が最初となった[6]

2009年6月現在、『ViVi』の台湾での発行部数は11万部であり、現地の女性ファッション誌の発行部数一位を記録している[7]

系列誌・増刊号

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2005年 - 13年にかけて発売された『GLAMOROUS』は姉妹誌。もともと上位雑誌にあたるものは『with』のみであったが、『ViVi』の2000年代以降の路線変更でハーフ、ミックスのモデルの起用が増え、系統が変わったことをきっかけに、より近い系統に属するものとして創刊された。

ViViモデルズ

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同雑誌では登場するモデルたちをViViモデルズと呼んでいる。

専属モデル

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元専属モデル

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連載

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誌面では、専属モデルや、読者世代に人気の高いタレントの連載が行われている。

現在
過去

発行部数

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発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会)
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 448,333 部 435,000 部 435,000 部
2009年 435,000 部 435,000 部 425,000 部 413,334 部
2010年 490,000 部 401,667 部 420,000 部 405,000 部
2011年 400,000 部 386,667 部 420,000 部 390,000 部
2012年 383,334 部 350,000 部 336,667 部 323,334 部
2013年 336,667 部 336,667 部 323,350 部 296,667 部
2014年 296,667 部 286,667 部 290,000 部 260,667 部
2015年 273,334 部 240,000 部 240,000 部 203,334 部
2016年 226,667 部 186,667 部 202,667 部 192,667 部
2017年 176,667 部 161,667 部 161,667 部 136,667 部
2018年 136,667 部 140,000 部 133,333 部 121,667 部
2019年 115,000 部

その他

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  • 1983年の創刊当時、日々快活を文字った「ヴィヴィ快活」というキャッチフレーズを擁したCMが放映されている。BGMにはマルコム・マクラーレンの「BUFFALO GALS」が使用されていた。
  • ViVi創刊20周年を迎えた2003年頃は、佐田真由美岩堀せりがメインモデルを務め、長谷川潤藤井リナ相沢紗世鈴木サチ畑田亜希佐藤萌実岩田ゆりなど、その後もメディアで活躍しているメンバーが同時に専属モデルとして起用されており、売上のピークを迎えていた(最大50万部とも[14])ことから「ViVi黄金期」と呼ばれた。
  • 2022年に「びびぐら」と称した写真集を始動[15]。第1弾として2022年に村重杏奈の『びびぐら 村重杏奈』を刊行[15]。第2弾として2023年に古畑星夏の『びびぐら 古畑星夏』を刊行[16]

脚注

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  1. ^ 女性誌:雑誌:講談社
  2. ^ JMPAマガジンデータ2011: 女性ヤングアダルト誌(2009年10月1日 - 2010年9月30日)”. 社団法人 日本雑誌協会 (2011年). 2011年5月15日閲覧。
  3. ^ オトコのための女性誌講座”. 日経トレンディネット (2008年1月11日). 2014年7月4日閲覧。
  4. ^ “「澁谷發」の情報がアジアの若者を魅了する アジアから見た渋谷”. 渋谷経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2002年1月11日). http://www.shibukei.com/special/160/ 2008年10月16日閲覧。 
  5. ^ 女子大生OLに人気の「VIVI(昕薇・ヴィヴィ)」”. apparel-web.com (2007年7月12日). 2008年10月16日閲覧。
  6. ^ “漫画雑誌を中国で創刊へ 阿久津勝・講談社北京総経理”. 日本経済新聞 (NIKKEI NET) (日本経済新聞社). http://skill.nikkei.co.jp/china/interview/20051101cd8b1000_01.html 2008年10月16日閲覧。 
  7. ^ 長谷川潤、日本・台湾“美美ViVi”競演”. 産業経済新聞社. 2009年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月5日閲覧。
  8. ^ 【山﨑天】リニューアル予告! ViVi12月号からスタートする「テンコア」って?”. ViVi (2023年10月20日). 2023年10月31日閲覧。
  9. ^ a b 『ViVi 2022年11月号』講談社、2022年9月21日、9頁。ASIN B0B9Z68B29 
  10. ^ 『ViVi 2024年1月号』講談社、2023年11月22日、59頁。ASIN B00GHU8RAW 
  11. ^ 2016年5月号 NET ViVi”. vivi.tv. 2017年10月6日閲覧。
  12. ^ 2017年1月号 NET ViVi”. vivi.tv. 2017年10月6日閲覧。
  13. ^ 山﨑天の連載スタート!『新天地』で魅せるのは新しいワタシ♡”. ViVi (2021年11月19日). 2021年11月19日閲覧。
  14. ^ ViViの自民党キャンペーン「#自民党2019」は、読者への裏切りではないのか。 元編集スタッフの私が感じたモヤモヤ。ハフポスト
  15. ^ a b 【村重杏奈】ありのままの“美ボディ”を披露♡グラビアムック『びびぐら』第一弾に登場!”. 【ViVi】公式デジタルマガジン(講談社)。 (October 30, 2022). August 10, 2023閲覧。
  16. ^ 「自分史上最高に攻めました!」大好評のびびぐら♡第2弾に古畑星夏が登場!”. 【ViVi】公式デジタルマガジン(講談社)。 (August 10, 2023). August 10, 2023閲覧。

関連項目

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外部リンク

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