V (スポックス・ビアードのアルバム)
スポックス・ビアードのアルバム
『V』(ファイヴ)は、アメリカ合衆国のプログレッシブ・ロック・バンド、スポックス・ビアードが2000年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。
『V』 | ||||
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スポックス・ビアード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州パサデナ Lawnmower & Garden Supplies[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
Radiant Records/メタル・ブレイド・レコーズ インサイド・アウト・ミュージック | |||
プロデュース | ニール・モーズ、スポックス・ビアード | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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スポックス・ビアード アルバム 年表 | ||||
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背景
編集「ソーツ(パートII)」は、バンドのセカンド・アルバム『ビウェア・オブ・ダークネス』(1996年)収録曲の続編に当たる[4]。6つのパートに分かれた組曲「ザ・グレイト・ナッシング」は、ニール・モーズの自伝的な内容で、モーズは1997年よりこの曲の作曲に着手し、歌詞に関して「鬱状態になった後、音楽の力で立ち直ったミュージシャンの視点で書かれた」と説明している[5]。
反響・評価
編集ドイツのアルバム・チャートでは2週トップ100入りして最高37位を記録し、バンドにとって初めて、同国でチャート入りを果たした[3]。ジョセフ・R・スコッティはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼らのキャリアにおける頂点」「売れ線を狙った瞬間もあるが、天才的な技巧も持ち込まれ、最終的には精巧に作られた作品として印象に残る」と評している[2]。
収録曲
編集特記なき楽曲はニール・モーズ作。
- アット・ジ・エンド・オヴ・ザ・デイ "At the End of the Day" - 16:28
- レヴェレイション "Revelation" (Neal Morse, Alan Morse, Ryo Okumoto, Nick D'Virgilio) - 6:05
- ソーツ(パートII) "Thoughts (Part II)" (N. Morse, A. Morse) - 4:39
- オール・オン・ア・サンデイ "All on a Sunday" - 4:04
- グッドバイ・トゥ・イエスタデイ "Goodbye to Yesterday" - 4:39
- ザ・グレイト・ナッシング "The Great Nothing" - 27:01
- I:フロム・ノーウェア "From Nowhere"
- II:ワン・ノート "One Note"
- III:カム・アップ・ブレッシング "Come Up Breathing"
- IV:サブメージド "Submerged"
- V:ミスト・ユア・コーリング "Missed Your Calling"
- VI:ザ・グレイト・ナッシング "The Great Nothing"
参加ミュージシャン
編集- ニール・モーズ - ボーカル、ピアノ、シンセサイザー、アコースティック・ギター
- アラン・モーズ - エレクトリック・ギター、チェロ、バッキング・ボーカル
- 奥本亮 - ハモンドオルガン、メロトロン
- デイヴ・メロス - ベース、フレンチホルン、バッキング・ボーカル
- ニック・ディヴァージリオ - ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- クリス・カーマイケル - ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
- ケイティ・ヘイガン - フレンチホルン
- キャシー・アン・ロード - イングリッシュホルン
- ジョーイ・ピピン - トランペット
脚注
編集- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Scotti, Joseph R. “V - Spock's Beard - Album”. AllMusic. 2024年3月29日閲覧。
- ^ a b Offizielle Deutsche Charts
- ^ “Spock’s Beard's 2nd album 'Beware of Darkness' turns 25 years old”. The Prog Report (2021年1月25日). 2024年3月29日閲覧。
- ^ “Spock’s Beard fifth album V turns 20 years old”. The Prog Report (2020年8月22日). 2024年3月29日閲覧。