VHSテープを巻き戻せ!
『VHSテープを巻き戻せ!』(ブイエイチエステープをまきもどせ、原題:Rewind This!)は、2013年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ビデオテープの規格・VHSを題材としており[1][2]、またVHSそのものだけでなく、関連する映像文化や生活文化も取り上げられている[3]。
VHSテープを巻き戻せ! | |
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Rewind This! | |
監督 | ジョシュ・ジョンソン |
脚本 | ジョシュ・ジョンソン |
原案 | ジョシュ・ジョンソン |
製作 | キャロリー・ミッチェル |
製作総指揮 |
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出演者 | |
音楽 | ジョシュ・フリーダ |
撮影 | クリストファー・パルマー |
編集 | クリストファー・パルマー |
配給 | アップリンク |
公開 | |
上映時間 | 91分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
日本では2014年6月7日に新宿シネマカリテで行われたカリコレの1作品として特別上映されており[4]、劇場公開は7月26日で本物のビデオテープが鑑賞券として用いられている[5]。
製作
編集ジョシュ・ジョンソン監督は幼少期からVHSに親しんでおり[1][2]、DVDやBlu-ray化されていないVHS作品が失われていくことへの危機感から本作を製作した[6]。
取材対象者にはロイド・カウフマン、アトム・エゴヤン、ジェイソン・アイズナー、押井守といった映像製作にかかわる人々[1]に加え、VHSビデオのコレクターも含まれる[6]。
ジョンソンはドキュメンタリー映画専門ニュースサイト「neoneo」の千浦僚との対談の中で、最初は自分の知人から取材していったが、撮影後に取材対象者から関係者を紹介してもらうことを繰り返した結果、取材対象が広範囲化したと話している[6]。また、ジョンソンはインタビューしたい人リストをまとめたところ、膨大な数になってしまい、プロデューサーや協力者のアドバイスやつながりを頼って取材を行ったと話しており、日本での取材に当たってはクラウドファンディングで賛同者を募ったと話している[6]。ジョンソンは日本で取材を行った理由として、VHSの故郷であることと、北米とは異なる市場が発展していった点を挙げている[6]。
出演
編集スタッフ
編集- 監督・脚本・原案:ジョシュ・ジョンソン
- 製作:キャロリー・ミッチェル
- 撮影・編集・音響:クリストファー・パルマー
- エグゼクティブ・プロデューサー:フレディ・フィラーズ、パノス・コスマトス
- 音楽:ジョシュ・フリーダ
出典
編集- ^ a b c “ドキュメンタリー「VHSテープを巻き戻せ!」監督が語る、ビデオ文化のロマンと歴史”. 映画.com (2014年7月25日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b “VHS誕生と革命を追う!日本文化を愛するアメリカ人監督のドキュメンタリー!”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ (2014年7月22日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “【Interview】あらゆる映像を生活の一部に取り込んだ「ホームビデオ」 。近すぎて見えなかったもうひとつの映像史―『VHSテープを巻き戻せ!』ジョシュ・ジョンソン監督インタビュー(取材:千浦僚) - Page 2”. neoneo web - ネオネオウェブ (2014年8月26日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ VHSテープを巻き戻せ! - KINENOTE
- ^ “再燃VHSブームをひも解く映画『VHSテープを巻き戻せ!』、世界初のVHSテープ型鑑賞券が発売 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com (2014年6月26日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c d e “【Interview】あらゆる映像を生活の一部に取り込んだ「ホームビデオ」 。近すぎて見えなかったもうひとつの映像史―『VHSテープを巻き戻せ!』ジョシュ・ジョンソン監督インタビュー(取材:千浦僚) - Page 1”. neoneo web - ネオネオウェブ (2014年8月26日). 2022年2月9日閲覧。