UボートXVIIB型
UボートXVIIB型 (U-Boot Klasse XVIIB) は、第二次世界大戦中のドイツ海軍の沿岸哨戒潜水艦。ヘルムート・ヴァルターが提唱した、高濃度過酸化水素を用いた非大気依存推進 (ヴァルター機関) により、水中高速力を実現することを目指した実験艦。1943年から1944年までの間に3隻が建造された。
XVIIB型Uボート | |
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基本情報 | |
艦種 | 潜水艦 |
命名基準 | U-4○○ |
同型艦 | U-459、461、463 |
前級 | XVIIA型 |
要目 | |
排水量 | 水上 312t / 水中 337t |
全長 | 41.5m |
最大幅 | 4.5m |
吃水 | 4.3m |
機関方式 |
Deutz SAA SM517 過給機付8気筒ディーゼルエンジン×1基 230Ps AEG Maschine AWT98 電気モーター×1基 73Ps ヴァルター機関×1基 2,500Ps スクリュー×2軸 |
速力 | 水上 8.8kt / 水中 25kt |
航続距離 |
水上 5,600km (8kt) 水中 228km (25kt) |
乗員 | 19名 |
兵装 | 魚雷発射管×4門(再装填なし) |
第二次大戦後、建造された3隻のうち2隻は、アメリカおよびイギリスに接収された。アメリカに接収されたU1406は、実験に供された後、1948年5月18日に解体された。イギリスに接収されたU1407は、HMS メテオライトとして再就役した。
同型艦
編集- U-1405 (Unterseeboot 1405)
- U-1406 (Unterseeboot 1406)
- U-1407 (Unterseeboot 1407)