Trac(トラック)は、ソフトウェアのプロジェクト管理バグ追跡のためのツールである。ウェブベース、オープンソースであり、CVSTracに影響を受けた。Edgewall Softwareにより開発され、保守されている。

Trac
開発元 Edgewall Software
最新版
1.6 / 2023年9月24日 (14か月前) (2023-09-24) [1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Python
対応OS クロスプラットフォーム
種別 プロジェクト管理
ライセンス 修正BSDライセンス
公式サイト trac.edgewall.org ウィキデータを編集
テンプレートを表示

TracはPythonにより実装されている。2005年の中ごろまではGPLで配布されていたが、バージョン0.9以降は修正BSDライセンスで配布されている[2]。 修正BSDライセンスとGPLは、どちらもフリーソフトウェアライセンスである。

Windows環境向けにはWindows上にSVN/Trac含めた環境を簡単に構築できるTrac Lightningがある。

機能

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Tracはバグデータベースバージョン管理ウィキ間のハイパーリンク情報を提供する。 また、SubversionGitMercurialBazaarといったバージョン管理システムへのウェブインタフェースも提供する。またテスト管理システムTestLinkとも連携可能。 現在のバージョンのTrac(0.11以降)では、フロントエンドにGenshiというテンプレートシステムを用いている。0.10以前はClearSilverというテンプレートシステムを標準で利用していた。[3]

その他の機能:

  • プロジェクト管理(ロードマップ、マイルストーンなど)
  • チケットシステム(バグトラッキング、タスク)
  • きめこまやかなパーミッション設定(ver 0.11以降)
  • 最近の活動のタイムライン
  • ウィキMoinMoinに似た文法)
  • カスタマイズ可能なレポート
  • VCS Webインタフェース
  • RSSフィード
  • 複数プロジェクトのサポート
  • iCalendarのエクスポート
  • 複数リポジトリのサポート(ver 0.12以降)
  • インタフェースのローカリゼーション(ver 0.12以降)

脚注

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  1. ^ Trac 1.6 Released” (2023年9月24日). 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ TracLicense - The Trac Project”. Edgewall Trac. 2007年3月6日閲覧。
  3. ^ ClearSilver - The Trac Project”. Edgewall Trac (2007年1月27日). 2007年2月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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