ブースト型核分裂兵器は、通常は少量の核融合物質を用いて余分な中性子を発生させ、核分裂の頻度を増加させることで、早期発火、または未熟核爆発を防ぐとともに核出力を増強するタイプの核兵器兵器を指す。この方式による核分裂そして核出力の増強効果をブースト、そのためのメカニズムをブースターと呼ぶ。核融合反応を利用するが、それによる発生エネルギーの増加はごく僅か、恐らく1% 程度であり、その主な目的が核分裂反応の増強である点で水素爆弾などの核融合兵器とは異なり...
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