Tears (X JAPANの曲)

X JAPANの楽曲、通算9作目(メジャー7作目)のシングル(1993年)

Tears」(ティアーズ)は、ロックバンド、X JAPANが1993年11月10日にリリースした9作目のシングルである。

「Tears」
X JAPANシングル
初出アルバム『DAHLIA
A面 Tears (X JAPAN Version)
B面 Tears (Classic Version)
リリース
規格 シングル (8cm)
録音 One On One Recording
ジャンル ロックバラード
時間
レーベル MMG
プロデュース YOSHIKI
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 1993年度年間77位(オリコン)
  • 1994年度年間50位(オリコン)
  • X JAPAN シングル 年表
    Say Anything
    (1991年)
    Tears
    (1993年)
    Rusty Nail
    (1994年)
    ミュージックビデオ
    「Tears」 - YouTube
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    オリコンチャートでは「WEEK END」以来となる最高位タイの2位を記録。次作「Rusty Nail」で初のシングル・チャート1位を達成するが、売り上げでは本作がバンド最大のヒット作である。

    解説

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    グループ名改名後の第1弾シングル。1992年に第43回NHK紅白歌合戦のテーマ・ソングとしてYOSHIKIが書き下ろした「Tears ~大地を濡らして~」が基になっているため、「Tears ~X JAPAN Version~」と表記されることが多かった。HIDEがYOSHIKIにX JAPANの曲としてレコーディングをするよう進言したという逸話がある。また、HIDEが最も愛した曲だったといわれ、X JAPANにとっては特別なバラードだという[2]。YOSHIKIはこの曲が亡き父親に対して「いつか、僕は貴方よりも歳をとるだろう」と想って書いた曲であると明かしている[3]。作詞でクレジットされている白鳥瞳とは、YOSHIKIのペンネームである。そして此の曲の歌詞には白鳥瞳(YOSHIKI)の芸術観が見せられていると言われている。

    本作収録のオリジナル・バージョンはアウトロのフェードアウトが非常に長く作られている。コンピレーション・アルバム『BALLAD COLLECTION』に収録されたものはアウトロを大幅に削っており、演奏時間は7分12秒にまで短くなっている。なお、TOSHIは「Tears」を最も好きな曲の一つに挙げている。X JAPANの再結成前にYOSHIKIがToshlとカラオケに行った際には、この曲をTOSHIにリクエストしたと言われている。また、元首相の小泉純一郎はX JAPANでこの曲をもっとも好んでおり、選挙テーマソングに起用する予定だったが却下された経緯がある。再結成後はYOSHIKIの年齢が故人である父親を追い越したため、アウトロのモノローグが一部変更されている。

    TBSドラマ憎しみに微笑んで』主題歌として起用されていた。2004年には、韓国映画『僕の彼女を紹介します』の挿入歌として、日本文化解禁後の韓国映画において初の日本語楽曲使用となり話題になった。

    現在、YOSHIKIのMySpaceにおいて「Tears Unreleased ver」が公開されている。カップリングはYOSHIKIのクラシック・アルバム『Eternal Melody』にも収録されているオーケストラ・バージョン。

    日本国外から日本音楽著作権協会 (JASRAC) に払われる国内作品の著作権使用料分配額では2017年度に年間6位[4]2018年度に年間4位[5]2019年度に年間8位[6]に入った。

    カバー

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    韓国のバンドMC THE MAXが2002年にリリースしたアルバム『M.C The Max!』において「少しの間だけさよなら」(잠시만 안녕)のタイトルでカバーしているほか、韓国のロック・バンドTRAXが2004年にリリースしたYOSHIKIプロデュースのシングル「Scorpio」においてカバー・バージョンを収録している。日本のアーティストではNoaが2015年にリリースしたアルバム『愛がなければ』でカバーしている。

    収録曲

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    8cmCD
    全編曲: X(特記を除く)。
    #タイトル作詞作曲時間
    1.「Tears (X JAPAN Version)」白鳥瞳 & YOSHIKIYOSHIKI
    2.「Tears (Classic Version)」(編曲:ジョージ・マーティン) YOSHIKI
    合計時間:

    パーソネル

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    • 共同プロデューサー:
    X JAPAN
    • ストリングス・アレンジ&指揮:
    ディック・マークス
    • ストリングス:
    Y&Dオーケストラ
    • レコーディング・エンジニア:
    ロブ・ジェイコブス、リッチ・ブリーン、マイク・ギンク
    • アシスタント・エンジニア:
    マイク・ストック、タール・ミラー
    • ミキシング・エンジニア:
    マイク・シプリー
    • マスタリング・エンジニア:
    スティーブン・マーカソン(プレシジョン・スタジオ)

    収録アルバム

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    #1

    #2

    脚注

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    1. ^ 「The Record」1996年9月 p5
    2. ^ 2016年12月17日(土)放送SONGS第404回「X JAPAN」より。
    3. ^ 角川書店刊「月刊feature」1999年6月号25Pより。
    4. ^ 2018年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2018年。
    5. ^ 2019年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2019年。
    6. ^ 分配額ベスト10、日本音楽著作権協会、2020年。 (PDF)