フランス標準型路面電車
(TFS (鉄道車両)から転送)
フランス標準型路面電車(フランスひょうじゅんがたろめんでんしゃ、TFS、Tramway Français Standard)は、アルストムが製造した路面電車車両である。
フランス標準型路面電車 | |
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グルノーブルを走るTFS | |
基本情報 | |
製造所 | アルストム |
主要諸元 | |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 直流750 V(架空電車線方式) |
設計最高速度 | 70 km/h |
全高 | 3,360 mm |
車体 |
銅鋼 アルミニウム合金 |
主電動機 |
直流電動機 かご形三相誘導電動機 |
駆動方式 | 直角カルダン駆動方式 |
制御装置 |
サイリスタチョッパ制御 IGBT-VVVFインバータ制御 |
概要
編集アルストムがフランス国内向けに製造したもので、ナントをはじめフランスの各都市へ納入された。1984年から1998年までに計162両が製造された。1998年に製造終了し、後にシタディスへ移行された。
車体
編集連接車であり、基本は両運転台式であるが、サン=テティエンヌ向けは片運転台式である。車体は銅鋼もしくはアルミニウム合金製で、下部に裾絞りがある。ドアはスイング式プラグドアである。TFS-2型は部分低床構造を採用している。
車内
編集車内は白を基調としており、座席は鉄道事業者により様々。
走行機器
編集制御方式はサイリスタチョッパ制御もしくはIGBT-VVVFインバータ制御を採用している。駆動方式は直角カルダン駆動方式で、1台の主電動機で両端の車軸を駆動している。
台車は固定軸距1,900mm、車輪径は660mmで、枕バネはコイルバネ、軸箱支持はゴムバネで構成される。
導入都市
編集都市 | 世代 | 車番 | 車両数 | 製造年 | 全長 | 幅 | 車体材質 | 構造 | その他 |
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ナント | 1 | 301-320 | 20 | 1984年 | 39.15m[注 1] | 2.3m | 鋼 | 3車体4台車[注 1] | 1、2、3、4系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 後に中間車が挿入された。 |
1 | 321-346 | 26 | 1988年~1992年 | 39.15m[注 1] | 3車体4台車[注 1] | 1、2、3、4系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 後に中間車が挿入された。 | |||
グルノーブル | 2 | 2001-2020 | 20 | 1986年~1987年 | 29.4m | 2.3m | 鋼 | 3車体3台車 | A、C、D、E系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 2013年~2017年に改装が行われた。 |
2 | 2021-2035 | 15 | 1989年~1990年 | 29.4m | 3車体3台車 | A、C、D、E系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 2013年~2017年に改装が行われた。 | |||
2 | 2036-2038 | 3 | 1992年 | 29.4m | 3車体3台車 | ||||
2 | 2039-2053 | 15 | 1995年~1996年 | 29.4m | 3車体3台車 | A系統で運行中
IGBT-VVVFインバータ制御 | |||
サン=テティエンヌ | S/1 | 901-903、905-915 | 15 | 1991年~1992年 | 23.24m | 2.1m | アルミニウム合金 | 2車体3台車 | T1、T2、T3系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 片運転台式 |
S/1 | 916-935 | 20 | 1998年 | 23.24m | ラインT1、T2、T3系統で運行中
IGBT-VVVFインバータ制御 片運転台式 2014年~2017年に改装が行われた。 | ||||
イル=ド=フランス | 2 | 101-117 | 17 | 1992 | 29.4m | 2.3m | 鋼 | 2車体3台車 | サイリスタチョッパ制御 |
2 | 118-119 | 2 | 1995 | 29.4m | 2車体3台車 | サイリスタチョッパ制御 | |||
2 | 201-216 | 16 | 1996 | 29.4m | 2車体3台車 | T2系統で運行中
サイリスタチョッパ制御 | |||
ルーアン | 2 | 801-828 | 28 | 1994 | 29.4m | 2.3m | 鋼 | 2車体3台車 | ブレーキ性能の向上
サイリスタチョッパ制御 |