サンディスク
サンディスク(英: SanDisk Corporation)は、アメリカ合衆国に本拠地をおく、フラッシュメモリー製品を中心に製造を行う企業である。
サンディスク本社 | |
種類 | 元公開会社 |
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市場情報 | NASDAQ: SNDK |
本社所在地 |
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国・カリフォルニア州ミルピタス 北緯37度25分08秒 西経121度55分19秒 / 北緯37.41889度 西経121.92194度座標: 北緯37度25分08秒 西経121度55分19秒 / 北緯37.41889度 西経121.92194度 |
設立 | 1988年 |
業種 | 製造業 |
法人番号 | 5700150071996 |
事業内容 | フラッシュメモリ、メモリーカード、ソリッドステートドライブ等の製造販売 |
代表者 |
マイケル・E・マークス(Michael E. Marks)会長 サンジェイ・メーロトラ(Sanjay Mehrotra)社長兼CEO |
売上高 | 50.5億米ドル(2012年度)[1] |
従業員数 | 5,300人(2013年11月) |
外部リンク |
www |
概要
編集コンパクトフラッシュ、SDカード、メモリースティック Proなど、フラッシュメモリー業界において数々の特許を生み出した。
同社のNAND型フラッシュメモリの製造は東芝(当時)と共同で投資を行った、三重県四日市市の「キオクシア 四日市工場」で行っており、パッケージングを中国・上海の自社工場で行っている[2]。
1988年にエリ・ハラリ(Eli Harari)を中心とした不揮発性のメモリを専門とするチームによって設立された。
1995年11月にNASDAQに上場し、2005年には売上高23億ドルまでに成長した。
2015年10月21日、ウエスタンデジタルがサンディスクを190億米ドルで買収すると発表。東芝(当時)との提携関係は維持される[3]。
2016年5月11日、中華人民共和国商務部による認可手続きを完了したと発表[4]。
なお、社名は「SanDisc」ではなく「SanDisk」であり、CDなどの光学メディア(Disc)ではなく、ハードディスク(Hard Disk)関連製品であるSSDの開発から会社をスタートさせたことによる。
訴訟
編集2007年10月24日、USBメモリなどのフラッシュメモリ製品を扱う25社を相手取り、少なくとも1件以上の特許を侵害している可能性があるとして、2件の訴訟をウィスコンシン州西部地区連邦地裁に、1件の訴訟をアメリカ国際貿易委員会に起こしたことを明らかにした[5][6]。損害賠償請求と輸入差し止めの請求を行っている。提訴されたのは、バッファロー、LG電子、イメーション、Memorex、キングストンテクノロジー、トランセンド、フィリップス、コルセア、PQI、ADATAなど。なお、以前にもサンディスクは、RiTEKやレキサー・メディアなど数社を相手取り特許侵害された可能性があるとして提訴しているが、そのうち数件は最終的に和解しライセンス契約を締結している[7][8]。
主な製品
編集- コンパクトフラッシュ(1994年)
- マルチメディアカード(1997年)
- RS-MMC(小型化したマルチメディアカード、2004年)
- SDメモリーカード(2001年)
- miniSDカード (小型化したSDカード、2003年)
- トランスフラッシュ(下記のMicroSDカードと同一の規格)(2004年)
- microSDカード
- メモリースティック、メモリースティックDuo
- USBメモリ
- デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
- 組み込み型ストレージ
- 企業向けソフトウェア、サービス
- ソリッドステートドライブ(SSD)
- SanDisk Professional(旧G-Technology)[9]
- カードリーダー
- ポータブルドライブ(SSD)
- デスクトップドライブ(G-DRIVE / G-RAID)
日本法人
編集日本
編集種類 | 合同会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 東京都港区港南1-6-31品川東急ビル3階 |
法人番号 | 2010401090562 |
代表者 | 代表取締役社長 小池淳義 |
資本金 | 190億1000万円 |
特記事項:2020年12月までの社名はサンディスク株式会社。 |
日本法人の社名は2020年12月までサンディスク株式会社(SanDisk K.K.、1992年設立)で、本社は東京都港区港南1-6-31 品川東急ビル3F。
2021年1月1日から、ウエスタンデジタル合同会社(Western Digital GK)へ組織変更および社名変更[10]。
脚注
編集- ^ “SanDisk website”. SanDisk. 2013年4月16日閲覧。
- ^ “失敗しないSDカードの選び方”. Sandisk (2018年1月30日). 2018年1月30日閲覧。
- ^ ロサンゼルス:畑中徹、杉浦幹治 (2015年10月22日). “サンディスク、米HDD大手が買収 東芝との提携は維持”. 朝日新聞デジタル (株式会社朝日新聞社). オリジナルの2015年10月22日時点におけるアーカイブ。 2015年10月23日閲覧。
- ^ MUNENORI TANIGUCHI (2016年5月11日). “サンディスクがHDD大手ウェスタンデジタルによる買収手続き完了を発表。WDはストレージ全体の最大手企業に”. Engadget 日本版. Aolジャパン. 2016年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月12日閲覧。
- ^ “SanDisk、バッファローなど25社を特許侵害で提訴”. ITmedia NEWS. アイティメディア株式会社 (2007年10月25日). 2007年11月9日閲覧。
- ^ Larry Barrett (2007年10月26日). “SanDisk、フラッシュメモリ応用製品ベンダー25社を特許侵害で提訴”. japan.internet.com. 2007年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年11月9日閲覧。
- ^ “Sandisk、RiTEKと特許訴訟で和解”. ITmedia NEWS. アイティメディア株式会社 (2007年7月2日). 2007年11月9日閲覧。
- ^ “SanDisk社とLexar社,メモリ・カードに関する特許訴訟で和解”. Tech-On!. 日経BP (2000年11月16日). 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年11月9日閲覧。
- ^ ウエスタンデジタル、新ブランド “サンディスクプロフェッショナル” を発表 - ウエスタンデジタル 2021年5月27日(2021年6月11日閲覧)
- ^ サンディスク株式会社、組織変更を伴うウエスタンデジタル合同会社への商号変更のお知らせ - ウエスタンデジタル 2020年11月25日(2020年11月25日閲覧)
関連項目
編集外部リンク
編集- サンディスク
- San Disk | Western Digital Store
- サンディスク | Western Digital ストア
- サンディスク (@sandiskjp) - X(旧Twitter)
- サンディスク (sandisk.japan) - Facebook
- サンディスク - YouTubeチャンネル