STS-111
STS-111は、スペースシャトルエンデバーと国際宇宙ステーション(ISS)で行われたミッションである。ISSへの物資の補給及びExpedition 4のクルーとExpedition 5のクルーの交代を行った。
STS-111 | |||||
---|---|---|---|---|---|
徽章 | |||||
ミッションの情報 | |||||
ミッション名 | STS-111 | ||||
シャトル | エンデバー | ||||
乗員数 | 4 | ||||
打上げ日時 | 2002年6月5日 21:22:49UTC | ||||
着陸または着水日時 | 2002年6月19日 17:58:45UTC | ||||
ミッション期間 | 13日20時間35分56秒 | ||||
高度 | 226 km | ||||
軌道傾斜角 | 51.6° | ||||
航行距離 | 930万km | ||||
乗員写真 | |||||
左から、ペリン, ロックハート, コックレル, チャン=ディアス | |||||
年表 | |||||
|
乗組員
編集- ケネス・コックレル (5), 船長
- ポール・ロックハート (1), パイロット
- フランクリン・チャン=ディアス (7), ミッションスペシャリスト
- フィリップ・ペリン (1) (フランス国立宇宙センター), ミッションスペシャリスト
Expedition 5乗組員
編集- ワレリー・コルズン (2), (ロシア連邦宇宙局),ISS船長
- ペギー・ウィットソン (1), ISSフライトエンジニア
- セルゲイ・トレシェフ (1), (ロシア連邦宇宙局),ISSフライトエンジニア
Expedition 4乗組員
編集- ユーリー・オヌフリエンコ (2) (ロシア連邦宇宙局), ISS船長
- カール・ウォルツ (4), ISSフライトエンジニア
- ダニエル・バーシュ (4), ISSフライトエンジニア
かっこ内の数字は、今回を含めたフライト経験数。
パラメータ
編集- 重量
- 離陸時のオービター 116,523 kg
- 着陸時のオービター 99,385 kg
- ペイロード 12,058 kg
- 近地点 349 km
- 遠地点 387 km
- 軌道傾斜角 51.6°
- 軌道周期 91.9分
ISSとのドッキング
編集- 結合 2002年6月7日 16:25:00 UTC
- 分離 2002年6月15日 14:32:00 UTC
- 期間 7日22時間分00秒
宇宙遊泳のリスト
編集ミッション | 人物 | 開始時間(UTC) | 終了時間(UTC) | 期間 | ミッション | |
---|---|---|---|---|---|---|
39. | STS-111 EVA 1 |
フランクリン・チャン=ディアス フィリップ・ペリン |
2002年6月9日 15:27 |
2002年6月9日 22:41 |
7時間14分 | P6トラスへの電源の取り付け |
40. | STS-111 EVA 2 |
フランクリン・チャン=ディアス フィリップ・ペリン |
2002年6月11日 15:27 |
2002年6月11日 22:41 |
5時間00分 | モバイルトランスポータへのモバイルベースシステムの取り付け |
41. | STS-111 EVA 3 |
フランクリン・チャン=ディアス フィリップ・ペリン |
2002年6月13日 15:16 |
2002年6月13日 22:33 |
7時間17分 | カナダアーム2のジョイントの交換 |
ミッションハイライト
編集STS-111の主目的は、ISSに滞在するクルーの交代であり、Expedition 4のクルー3人がExpedition 5のクルー3人と交代した。
また多目的補給モジュール(MPLM)が運び込まれ、カナダアーム2が改良された。
STS-111はフランス国立宇宙センター(CNES)の宇宙飛行士にとって最後の宇宙飛行となった。これをもってCNESは解散し、欧州宇宙機関(ESA)に引き継がれた。