SONG FOR TALES OF THE ABYSS』(ソング・フォー・テイルズ・オブ・ジ・アビス)は、2006年3月22日に発売されたMOTOO FUJIWARAによるゲーム『テイルズ オブ ジ アビス』のサウンドトラック集。発売元は、トイズファクトリー

『SONG FOR TALES OF THE ABYSS』
MOTOO FUJIWARAサウンドトラック
リリース
録音 -
ジャンル ゲームサウンドトラック
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース MOTOO FUJIWARA & MOR
チャート最高順位
MOTOO FUJIWARA アルバム 年表
SONG FOR TALES OF THE ABYSS
2006年
-
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解説

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BUMP OF CHICKENボーカル藤原基央が、MOTOO FUJIWARA名義で制作したナムコから発売されているゲーム『テイルズ オブ ジ アビス』の主題歌、BGMを収録したサウンドトラック集で、初の(そして現在唯一の)藤原ソロ名義の作品となる。

元々はゲーム挿入曲の『カルマ』のアレンジを藤原が引き受けたことに端を発したもので、CD化の予定も無ければソロとして発表する計画も無かった。当初は主題歌のみの依頼であったが「作品全体で主題歌を表現したい」という藤原の希望により、作中の重要場面のBGM作曲が依頼され、このアルバムの楽曲が制作された。ゲームで実際に使われた音源と、それらをオーケストラで生演奏した音源の二種類から構成されている。ゲーム音源だけなら、サウンドトラック(下記参照)でも聴くことが可能。中核に、BUMP OF CHICKEN名義で発表した楽曲『カルマ』があり、各楽曲のタイトルも『カルマ』の歌詞から引用されている。楽曲は藤原の作品だが、実際にCDとして発表するまでの段階(曲のタイトル、ライナーやジャケットのアイデア等)、藤原は企画にほとんど提案をしていない。トラックNo.1『譜歌〜quartet〜』、No.13『譜歌〜solo〜』は、ストリングスの開放弦の響きを生かすため、No.9「譜歌〜song by Tear〜」よりも1音上げて演奏している

藤原基央によるセルフライナー&升秀夫によるライナー、『譜歌』藤原直筆スコア入り。初回限定生産盤はハードカバータイプ特殊パッケージ仕様。通常盤はデジパック仕様。封入されている応募券を葉書に貼って送ると抽選で300名に「特製ニコル・ミラー」がプレゼントされた。

今後「MOTOO FUJIWARA」名義で活動することは「まず無い」と明言したが、2008年には『テイルズ オブ ジ アビス』のテレビアニメ化に伴い、榎本くるみのED曲『冒険彗星』にて再び「MOTOO FUJIWARA」名義でサウンドプロデュースとして参加。それ以後の同名義での活動はない。

通常のBUMP OF CHICKENの作品と違って、隠しトラックは収録されていない。

本作とは別に『テイルズ オブ ジ アビス オリジナル・サウンドトラック』がキングレコードから同時発売された。本作の楽曲も一部を除き、ほぼ収録している。

収録曲

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  1. 譜歌 〜quartet〜
  2. meaning of birth
    『カルマ』のオーケストラバージョン。このアルバムの中で(『カルマ』除く)、最も早くラジオ(『SCHOOL OF LOCK!』)で解禁された曲。
  3. promise
  4. time to raise the cross
    ゲーム中に実際に使われたものから多少アレンジされている。
  5. in between 1 and 0
    『カルマ』の別バージョン。このアルバムで最も短い曲である。
  6. a place in the sun
    最も変調の多い曲。
  7. mirrors
    『カルマ』の鉄琴バージョン。『テイルズ オブ ジ アビス』作中では、サビ無しのバージョンも使用される。バックには心臓音が流れている。
  8. finish the promise
    『abyss』『譜歌』のメロディが随所に散りばめられている。
  9. 譜歌 〜song by Tear〜
    『テイルズ オブ ジ アビス』ヒロイン・ティア役の声優・ゆかなが歌っている曲。「日本語では合わない」ということで本作オリジナル言語である『フォニック文字』が制作された。
  10. promise 〜live〜
    この曲の終了後、ノンストップで「カルマ」が流れ出す。テレビCMではこの曲→『カルマ』の一部分を使用。
  11. カルマ
    BUMP OF CHICKENとして発表。その名義でシングルが発売している。
  12. abyss
    『テイルズ オブ ジ アビス』のタイトル画面で流れる曲。『time to raise the cross』と同じ旋律で始まる。藤原が『テイルズ オブ ジ アビス』というタイトルを聞いた第一印象で作られた。
  13. 譜歌 〜solo〜
    「abyss」と「譜歌」を混ぜた曲。

演奏

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  • 藤原基央
    • Programming (#2-9.12)
    • Vocal & Guitar (#11)
  • 増川弘明:Guitar (#11)
  • 直井由文:Bass (#11)
  • 升秀夫:Drums (#11)
  • 村山達哉:Strings Arrangement (#1.10)
  • 桐山なぎさ:Violin (#1.13)
  • 城戸喜代:Violin (#1)
  • 渡部安見子:Viola (#1)
  • 堀沢真己:Cello (#1)
  • 大和田保紀:Manipulator (#2-9.12)
  • Tear:Vocal (#9)
  • 村山・桐山ストリングス:Strings (#10)
  • 朝川朋之:Harp (#10)

関連項目

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