RPH-2

  • 用途:農業・その他
  • 分類無線操縦ヘリコプター
  • 製造者:富士重工業(現・SUBARU
  • 生産開始:1999年
  • 運用状況:運用中
  • ユニットコスト:約3000万円 [1]

RPH-2は、富士重工業(現・SUBARU)で開発された、多目的無線操縦ヘリコプターである。

概要

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1990年代当時、従来、有人で行っていた農薬散布の分野で遠隔操作による無人ヘリコプターの需要が高まりつつあり、同社のこれまで培った経験を活用して開発された。本機を基に遠隔操縦観測システムが開発された。

性能・主要諸元

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無人ヘリコプター
  • エンジン:水冷・2サイクル直列3気筒ロビンエンジン・排気量679cc・83.5hp・6500rpm[2]
  • 全長/全長(ロータ含む):4100mm/5300mm
  • 全幅:1300mm
  • 全高:1800mm
  • メインロータ径:4800mm
  • テールロータ径:800mm
  • 総重量(積載物含む):330kg[3]
  • 最大搭載量:100kg
  • 姿勢安定装置:ジャイロ安定式

比較

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産業用無人ヘリコプターの比較
機体名称 RCASS R-50 YH-300 RMAX FAZER RPH-2
積載量 10kg 20kg 30kg 30kg 30kg 100kg
内薬剤 10kg 24kg 24kg 30kg 60kg
飛行時間 30分 40分 60分 60分 60分
全長 1.40m 3.58m 3.95m 3.63m 3.66m 5.6m
回転翼径 2.60m 3.07m 3.38m 3.12m 3.12m 4.8m
全高 1.8m 1.08m 1.15m 1.08m 1.08m 1.8m
自重 80kg 44kg 58kg 58kg 70kg 230kg
全備重量 100kg 65kg 95kg 94kg 100kg 330kg
原動機 水冷2サイクル単気筒 水冷2サイクル2気筒 空冷2サイクル 水冷2サイクル2気筒 水冷4サイクル2気筒 水冷2サイクル3気筒
排気量 292cc 98cc 248cc 246cc 390cc 679cc
出力 28hp 12hp 21hp 21hp 25.6hp 83.5hp
メーカー 神戸技研 ヤマハ発動機 ヤンマー ヤマハ発動機 ヤマハ発動機 富士重工

脚注・出典

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  1. ^ ラジヘリ RPH2
  2. ^ 各種計測における無人ヘリコプタの利用
  3. ^ 無人航空機の離陸総重量は航空機製造事業法での規定により、150kg未満では適用を受けないがRPH-2ではこれを上回るので同法の適用を受け、航空機として扱われる。

関連項目

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外部リンク

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