pya!
pya!(ぴゃ)は、かつて存在した個人運営による画像・動画投稿サイト[1]。2003年[1]4月15日[2]開設、2021年8月18日閉鎖[3]。この種のサイトとしては早い時期の開設で、「老舗ネタサイト」などと呼ばれた[1]。
画像や動画などを投稿者から集めて掲載していた[1]。空耳Flashムービーの『マイヤヒー』などは、pya!に投稿されたことから広まったとされる[1]。
沿革
編集開設
編集2003年に開設された[1]。最初の投稿は2003年4月15日付の「Happy Tree Friends タマゴでグッチョリ逝ってます。」というFlashだった[2]。
2008年12月[4]、成人向けの姉妹サイト「pyu! (おとなのネタサイト)」がドメイン「pyu.me」で開設され[5]、成人向け投稿の隔離が試みられたが、同サイトは2012年頃[6]に閉鎖された。
レンタルサーバーへの移行
編集管理人の自宅サーバーで運営されていたが、2012年2月、費用がかさむため同年2月29日をもって一旦終了し、レンタルサーバーへ移行することが発表された[1][7]。新しいサイトは同年3月14日に公開された[8]。
ドメイン名変更と成人向けコンテンツの隔離
編集2018年1月、ドメイン「pya.cc」での運用を一旦終了することを発表した[9]。管理人は理由として、ドメインpya.ccがブラックリストに登録されていたこと、成人向け投稿と全年齢向け投稿が混在するという問題があること、プログラムコードが複雑になりメンテナンスに支障を来たしていることを挙げた[9]。
2018年1月31日に新ドメイン「pya.tokyo」にてリニューアルサイトが公開され[10]、サイト名が「pya!」から「ぴゃ!どっと東京」に変更された[10]。旧ドメイン「pya.cc」のサイトは、同年3月に成人向け投稿サイトへと変更され、サイト名も「大人のネタサイトpya!」[11]に変更された。
閉鎖
編集2021年8月、サーバーの契約更新期限日の8月18日を最後にpya.tokyoとpya.ccを閉鎖することが発表された[3]。サーバーは契約更新しないが、ドメインは維持するという[3]。
2021年9月時点でpya.ccおよびpya.tokyoにアクセスすると、それぞれ「準備中どえす」[12]、「準備中どえむ」[13]と表示される。
利用者層
編集商品化
編集2009年6月5日、Moon Light Sword によるテキスト投稿「床下の奴ら」シリーズが、雷鳥社から『床下の奴ら 庭付き・ネコ付き・一戸建て』として、pya!のコンテンツとしては初めて書籍化された[15]。四国在住の著者と猫たちの生活を描いている。
脚注
編集- ^ a b c d e f g 老舗ネタサイト「pya!」が自宅サーバでの運営終了、レンタルサーバで再出発 「かなり前から赤字」 ITmedia ニュース、2012年02月22日 16時13分更新
- ^ a b “Happy Tree Friends タマゴでグッチョリ逝ってます。” (2003年4月15日). 2004年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ a b c “お知らせ” (2021年8月). 2021年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ “pyu! (おとなのネタサイト)”. 2012年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。「2008-12-18 (木曜日)にオープンしました。」とある。
- ^ “pyu!とは”. 2012年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。
- ^ pyu.meの2012年2月25日時点のインターネット・アーカイブ、2021年9月25日閲覧。この日以降に閲覧可能なアーカイブは残っていない。
- ^ ネタ投稿サイト「pya!」自宅サーバーでの運営終了へ 「レンタルサーバーで1から始めたい」 2012年02月20日 19時40分 文:あおきめぐみ
- ^ admin (2012年3月14日). “新しいpya!はじめました”. pya!. 2019年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ a b admin (2018年1月26日). “pya.cc終了について”. pya!. 2018年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ a b admin (2018年1月31日). “お知らせ No.1”. ぴゃ!どっと東京. 2018年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ admin (2018年3月3日). “読書の時間 No.1”. 大人のネタサイトpya!. 2019年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
- ^ pya.ccの2021年9月29日時点のアーカイブ(archive.today)、2021年9月29日閲覧。
- ^ pya.tokyoの2021年9月29日時点のアーカイブ(archive.today)、2021年9月29日閲覧。※ドメインは"pya.tokyo"だがページタイトルは"pya.tokyo"でなく"pya.cc"となっている。
- ^ pya! アンケート結果です (2006-09-29)
- ^ 床下の奴ら 庭付き・ネコ付き・一戸建て|撮る|書籍|雷鳥社 Raichosha ISBN 978-4844135272
- ^ “無料:元祖ネタ系サイト『pya!』のiPhoneアプリ登場!「pya!ネタアプリ」”. iStation. 2016年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月27日閲覧。
- ^ “ココポップ、元祖ネタサイト「pya!」のiPhoneアプリ『pya!ネタアプリ』をリリース!”. ドリームニュース (2012年10月23日). 2021年6月27日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- ぴゃ!どっと東京 at the Wayback Machine (archived 2021-08-14) - 新ドメイン、2018年1月移行
- 大人のネタサイトpya! at the Wayback Machine (archived 2021-08-17) - 旧ドメイン、2018年3月からは成人向けサイトとなっていた