PowerGres Plus(パワーグレスプラス)は、富士通SRA OSS, Inc が開発した、PostgreSQLをベースにした関係データベース管理システムのハイエンド製品。姉妹製品であるPowerGres とは主にストレージ管理エンジン部分が異なる。

PowerGres Plus
開発元 富士通SRA OSS, Inc
初版 2003年9月 (21年前) (2003-09)[1]
最新版
V10[2] / 2019年4月17日 (5年前) (2019-04-17)[3]
対応OS Linux / Windows[2]
プラットフォーム x64[2]
種別 関係データベース管理システム
公式サイト 富士通 PowerGRES Plus 公式サイト
SRA OSS, Inc PowerGRES Plus 公式サイト
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特徴

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PostgreSQL Plusは、PostgreSQLの先進的なSQLエンジン部分と、富士通製ストレージ管理エンジンSymfoware Serverのデータ入出力処理部分を組み合わせた関係データベース管理システム。外からのインターフェイスはPostgreSQLのように見えるが、システム内部処理はSympowareが実行する[1]

これは、PostgreSQLのストレージ管理の実装レベルが他の商用RDBMSに劣るため運用に不安が生じることをフォローすることを目的としている。ユーザは、従来のPostgreSQLそのままの開発効率と、運用の可用性向上を得ることができる。

歴史

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2003年5月19日に富士通はPostgreSQL7.3.2と同社のDBMS SymfoWareのエンジン部分を組み合わせた新製品の開発を明らかにした。6月中に開発者向けの評価版、9月末までに日本国内の主要なPostgreSQL流通業者を通じて販売すると発表した[1]

2019年5月17日にPowerGres Plus V10の販売が開始された[3]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c 富士通,オープンソースDBのPostgreSQLと同社DBのSymfoWareを融合”. 日経XTECH (2003年5月20日). 2021年4月8日閲覧。
  2. ^ a b c 富士通 PowerGres Plus 公式ページ”. 富士通. 2021年4月8日閲覧。
  3. ^ a b SRA OSS、PostgreSQL 10ベースのDB製品「PowerGres Plus V10」を提供”. クラウドWatch (2019年4月17日). 2021年4月8日閲覧。

外部リンク

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