Numbers(ナンバーズ)は、Appleが開発している、macOS / iOS / iPadOS / visionOS用の表計算ソフトである。2011年7月まで、KeynotePagesとともに「iWork」という商品名でDVD-ROMがパッケージ販売されていたが、2011年8月以降Mac App Store及びApp Storeで単体として配付されている。また、2013年10月22日以降のMacおよびiPhone, iPad, Apple Vision Proの新規購入者に対しては無償で提供されている。

Numbers
開発元 Apple
初版 2007年8月7日 (2007-08-07)
最新版
14.3 / 2024年12月12日 (2日前) (2024-12-12)
対応OS

macOS Sonoma 14.0以降(Apple Intelligence対応機能にはmacOS Sequoia 15.2以降) iOS 17.0/iPadOS 17.0以降

visionOS 1.0以降
種別 表計算
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト apple.com/jp/iwork/numbers/
テンプレートを表示
Numbers for iCloud
開発元 Apple
最新版
September 2024 / 2024年9月17日
対応OS macOSWindows 11ウェブブラウザ Safari 9.1以降、Google Chrome 100以降、Firefox 92以降、Microsoft Edge 100以降、tvOS 17[1]
種別 ワープロ / ページレイアウト
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Numbers for iCloud ヘルプ
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マイクロソフトExcelなどの他の表計算ソフトウェアと異なり、1つのシートに複数の表を自由に配置できることが特徴の一つである。

対応言語

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歴史

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  • 2007年8月7日 - iWork '08 の一部として販売開始。
  • 2009年1月6日 - iWork '09 の一部として「Numbers '09(2.0)」の販売開始。
  • 2010年4月3日 - iWork for iPadのラインナップの一つとして「Numbers (1.0)」の販売開始。
  • 2011年5月31日 - iPad版がユニバーサルアプリケーション化し、iPhoneiPod touchにも対応。
  • 2013年10月22日 - Numbers 3.0.1 リリース
  • 2015年
    • 1月8日 - Numbers 3.5.2 リリース(互換:OS X Yosemite以降)
    • 4月21日 - Numbers 3.5.3 リリース
    • 10月 - iCloud版Numbers リリース[2] ベータ版から多数の機能改善と対応言語の増加がはかられている。
    • 11月11日 - Numbers 3.6.1 リリース、OS X El CapitanのSplit Viewへ対応
  • 2016年
    • 5月10日 - Numbers 3.6.2 リリース
    • 9月13日 - iOS 10のリリースに合わせ全面的な刷新により新機能へ対応、以降に販売されるiPhone、iPadへの無償添付・無償アップグレードを発表し、以前のユーザへは、iOS向けNumbers 3.0(¥1,200)の販売を開始。
      • リアルタイムで共同制作(ベータ版機能)
        • Mac、iPad、iPhone、およびiCloud.com上のNumbersでほかのユーザと同時にスプレッドシートを編集
        • スプレッドシートを公開してまたは特定の人と共有
        • 同じスプレッドシートで作業しているユーザを表示
        • 編集中の参加者のカーソルを表示
      • 12.9インチiPad Proのディスプレイの利点を引き出す新しいフォーマットパネル
      • ダウンロードの改善 – 作業時にのみiCloudからスプレッドシートをダウンロード
      • Wide Gamutイメージをサポート
      • キーボード操作の強化とキーボードショートカットの追加
    • 9月20日 - macOS Sierraのリリースに合わせNumbers 4.0 リリース。上記iOS向けNumbers 3.0同様の新機能へ対応。
    • 10月27日 - Numbers 4.0.5, iOS向けNumbers 3.0.5リリース
  • 2017年
    • 3月27日 - Numbers 4.1, iOS向けNumbers 3.1リリース[3]
    • 6月13日 - Numbers 4.2, iOS向けNumbers 3.2リリース
    • 9月19日 - Numbers 4.3, iOS向けNumbers 3.3リリース
    • 11月9日 - Numbers 4.3.1, iOS向けNumbers 3.3.1リリース
  • 2018年
    • 3月27日 - Numbers 5.0, iOS向けNumbers 4.0, Numbers for iCloud March 2018[2]リリース
    • 5月4日 - Numbers 5.0.1, iOS向けNumbers 4.0.1リリース
    • 6月15日 - Numbers 5.1, iOS向けNumbers 4.1, Numbers for iCloud June 2018[2]リリース
    • 9月17日 - Numbers 5.2, iOS向けNumbers 4.2, Numbers for iCloud September 2019[2]リリース
      • macOS Mojaveのダークモードサポート
      • スプレッドシート内で直接オーディオの録音・編集・再生をサポート
    • 11月7日 - Numbers 5.3, iOS向けNumbers 4.3リリース
  • 2019年
    • 3月29日 - Numbers 6.0, iOS向けNumbers 5.0, Numbers for iCloud March 2019[2]リリース
      • シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応(日本語、中国語、韓国語)
      • 共同制作などiCloud対応向上
      • Excelやカンマ区切りファイルの読込み機能改善
    • 6月25日 - macOS High Sierra向けNumbers 6.1, iOS 11向けNumbers 5.1, Numbers for iCloud June 2019[2]リリース
    • 10月1日 - Numbers 6.2, iOS向けNumbers 5.2リリース
      • 大きな表を操作するときのパフォーマンス向上
      • オーディオ、ビデオ、および描画にアクセシビリティの説明を追加
      • 書き出されたPDFのアクセシビリティが改善
      • HEVC対応
      • iOS/iPadOS 13向け機能
        • ダークモードに対応
        • iPadOSで、複数のスペースやSplit Viewに対応
        • テキスト編集やナビゲーションジェスチャに対応
        • シート全体のスクリーンショットをキャプチャでマークアップし、PDFとして簡単に共有
        • USBドライブ、外部ハード・ドライブ、またはファイルサーバのファイルへのアクセス
        • VoiceOverを使用して、グラフの音声表現を聞く
        • ハードウェアキーボードでShiftキーまたはCommandキーを押して、複数のオブジェクトを選択できる
      • 11月14日 - macOS Mojave向けNumbers 6.2.1, iOS 12向けNumbers 5.2.1リリース
  • 2020年
    • 3月31日 - macOS Mojave, iOS 12, iPadOS 13向けNumbers 10.0, Numbers for iCloud March 2020[2]リリース
    • 7月9日 - Numbers 10.1, Numbers for iCloud July 2020[2]リリース
    • 9月22日 - macOS Catalina, iOS/ iPadOS 13.1向けNumbers 10.2, Numbers for iCloud September 2020[2]リリース
    • 11月12日 - macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けNumbers 10.3.5リリース
      • macOS Big Surに対応
      • 安定性およびパフォーマンスの向上
  • 2021年
    • 1月14日 - macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けNumbers 10.3.9リリース
      • 安定性およびパフォーマンスの向上
    • 3月23日 - macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けNumbers 11.0リリース
      • メディアブラウザで、検索オプション強化、“最近の項目”、“ポートレート”、“Live Photos”などコンテンツカテゴリを追加
      • 表のセル、テキストオブジェクト、および図形に電話番号のリンクを追加可能になる
      • AppleScriptで、書類のパスワードを変更したり、パスワードで保護された書類を開くことを可能になる
    • 6月1日 - macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けNumbers 11.1リリース
      • オブジェクト(形、線、イメージ、描画、テキストボックス)から、Webページ、メールアドレス、電話番号へリンク可能に
      • “スクールワーク” AppでKeynoteにアクティビティを割り当てると、単語数や費やされた時間などの生徒の進捗状況を表示する
      • 共有スプレッドシートでのフォームの共同制作に対応
    • 9月28日 - macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14向けNumbers 11.2、Numbers for iCloud September 2021リリース
  • 2022年
    • 4月7日 - macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14向けNumbers 12.0リリース
      • 数式、カテゴリ、非表示の値を含めず、表のセルのスナップショットをコピーする機能の追加
      • macOS Montereyのショートカットで、スプレッドシートを作成、開く、表に行を追加する機能追加
      • VoiceOverで数式を作成、自動入力でセルに入力する機能の追加
    • 6月21日 - macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14向けNumbers 12.1リリース
      • 大きな表に行や列を挿入するときのパフォーマンス改善
    • 10月25日 - macOS Monterey, iOS/iPadOS 15向けNumbers 12.2、Numbers for iCloud October 2022リリース
      • アクティビティ表示で、共同制作プレゼンテーションの最近の変更を表示、通知
      • 新しい関数追加 BITAND、BITOR、BITXOR、BITLSHIFT、BITRSHIFT、ISOWEEKNUM、CONCAT、TEXTJOIN、SWITCH
      • 自動入力候補
      • macOS VenturaiOS/iPadOS 16以降での機能
        • メッセージでスプレッドシートを共有、共同制作スプレッドシートからメッセージやFaceTimeができる
        • イメージの背景を自動的に削除して被写体を分離できる
        • iPadのステージマネージャでの複数スプレッドシート対応
  • 2023年
    • 3月30日 - macOS Monterey 12.3, iOS/iPadOS 15.4以降向けNumbers 13.0リリース、Numbers for iCloud March 2023リリース[2]
    • 6月13日 - macOS Monterey 12.3, iOS/iPadOS 15.4以降向けNumbers 13.1リリース、Numbers for iCloud June 2023リリース[2]
      • SVG対応
      • 棒・面グラフに集計サマリーラベル表示
    • 9月21日 - macOS Ventura 13.0, iOS/iPadOS 16.0以降向けNumbers 13.2リリース
  • 2024年
    • 4月2日 - macOS Ventura 13.0, iOS/iPadOS 16.0, visionOS 1.0以降向けNumbers 14.0リリース、Numbers for iCloud April 2024リリース[2]
      • Commandキーを押したままにして、離れている単語、文、段落を選択
      • ほかの人が初めて共同作業書類に参加したときに通知
      • iPhoneやiPadで撮影したHEIC写真を追加時、ファイル形式と最高品質を維持
      • 安定性の向上、パフォーマンスの改善
    • 6月10日
      • Numbers 14.1リリース
        • 英語で入力中の単語や語句を補完する予測候補のインライン表示
        • バグ修正、パフォーマンスの改善
    • 9月17日
      • macOS Sonoma 14.0, iOS 17.0/iPadOS 17.0/watchOS 10.0/visionOS 1.0以降向けNumbers 14.2Numbers for iCloud September 2024リリース
        • iPadOSでは、Apple Pencil Proのスクイーズで、ツール、線の太さ、色を素早く切り替える
        • iOS 18、iPadOS 18では、書類ブラウザで、プレゼンテーションの作成や最近のものを見つけることが容易になる
        • バグ修正、パフォーマンスの改善
    • 12月12日
      • Numbers 14.3リリース
        • Apple Intelligenceが必須(macOS Sequoia 18.2, iOS 18.2, iPad OS 18.2が必要)の新機能追加
          • 作文ツールで、スプレッドシート内の文章を校正、書き直し、要約、および作成
          • Image Playgroundで、スプレッドシート内にオリジナルの画像を作成
          • SiriでChatGPTを使用し、スプレッドシート内容に関する質問に答えてもらう

脚注

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関連項目

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  • オフィススイートの比較
  • Lotus Improv - Numbers同様に開発にスティーブ・ジョブズが関わっていた1990年代の革新的スプレッドシート
  • ParaSheet - Numbersのルーツの一つとして知られるNeXTSTEP向けLighthouse Design製スプレッドシート[1]
    • Quantrix - Lighthouse Designによる、上述のLotus Improv開発者Peter Murrayによる(実質的なImrov後継)の革新的スプレッドシートで、Numbersのルーツの一つ[2]、2001年から2023年現在は独立した事業を行なっている企業[3]

外部リンク

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  1. ^ Foresman, Chris (2012年12月19日). “The legacy of NeXT lives on in OS X” (英語). Ars Technica. 2023年1月12日閲覧。
  2. ^ FlashBack 1343 June, 1995”. web.archive.org (2003年9月24日). 2023年1月12日閲覧。
  3. ^ Best Business Tools and Top Financial Modeling Software” (英語). Quantrix. 2023年1月12日閲覧。