Nacomi Tanaka

日本のブルース・シンガー、ギタリスト、ソングライター

Nacomi Tanaka(本名: 田中 名鼓美〈たなか なこみ〉)あるいはNacomiは、日本のブルース・シンガー、ギタリスト、ソングライター。ブルースの枠にとらわれることのないアメリカンルーツ・ミュージック色のサウンドや日本語で歌うポップス色の楽曲も特徴としている[2]。神戸市在住[3]

Nacomi Tanaka
Nacomi Tanaka (2023年)
基本情報
出生名 田中名鼓美
出身地 日本の旗 日本 京都府京都市
学歴 同志社大学 文学部英文学科卒業
ジャンル ブルースアメリカーナポップス
職業 シンガー、ギタリスト
担当楽器 ギター
活動期間 2000年 -
レーベル Pヴァイン、BSMF
共同作業者 塩次伸二、Nacomi & The Blues Temple、The Nacometers
公式サイト https://www.nacomitanaka.com/
著名使用楽器
Moon Guitar[1]

来歴

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京都市出身。洋楽が好きだった父親の影響でカントリージャズなどの音楽を聴いて育つ。中学時代にアコースティック・ギターを始め、高校生になるとバンドを結成する[3]

同志社大学在学時、アマチュア・バンドのコンテスト「8.8Rockday」に大学のサークルで知り合ったメンバーと結成したR&Bバンド、烏丸車庫で出場。決勝まで勝ち進む[3]

大学卒業後は就職し、バンド活動からは引退していたが、2000年になってから活動を再開。2001年にブルース・ギタリスト、塩次伸二のバンドでの活動を経て、自らのバンドを結成した[3]

2007年、アルバム『Grabbed My Heart』でCDデビュー[4]。翌2008年には台湾のブルース・フェスティバルBlues Bashに初出演。以後、7年に渡り出演した。米国ルイジアナ州アレクサンドリアのリトル・ウォルター・ミュージック・フェスティバル(2014年から3回)、上海のフェスティバル(2018年)にも出演した他、メンフィスシカゴサンフランシスコ等、海外での活動も精力的に展開している[4]

2015年、ブルース・バンドNacomi & The Blues Temple名義でリトル・ウォルターの楽曲をカバーしたアルバム『Nacomi Sings Little Walter』をリリース[5]

2018年、山下達郎バンドのベーシスト伊藤広規プロデュースによる「Bluesy Pop」をリリース[4]。ギタリスト今剛やドラマー岡井大二マーティー・ブレイシー等を迎えた[6]

2019年、ブルース・ギタリスト、ジョニー・バーギンの日本でのアルバム・レコーディングに参加。このレコーディングは翌2020年デルマーク・レコードより『No Border Blues』としてリリースされた。日本盤はPヴァインより『ブルースに国境はない』の邦題でリリースとなっている[7]

2020年ピーター・バラカンに招かれ、富山市内で開催された「大人の音楽談義」にピンポンDJの相方として登場。バンドでの演奏も行う[8]

2021年Pヴァインより新曲3曲を加えたベスト・アルバム『Onward And Upward』リリース[2]2023年には、The Blues Templeとは別プロジェクトとして立ち上げたバンドThe Nacometersで新作アルバム『ザ・ナコミーターズ』をリリースした[9]。よりアメリカン・ルーツ指向を強く出したサウンドを展開した。

ディスコグラフィー

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編集盤

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脚注

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外部リンク

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