NTTデータ品川ビル
NTTデータ品川ビル(エヌティティデータしながわビル)は、東京都港区に建つ超高層ビルである。愛称はアレア品川。
NTTデータ品川ビル | |
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NTTデータ品川ビル (2017年12月16日撮影) | |
施設情報 | |
所在地 |
〒108-0075 東京都港区港南1丁目9番36号(本館)1丁目9番32号(別館) |
座標 | 北緯35度37分48.1秒 東経139度44分28.3秒 / 北緯35.630028度 東経139.741194度座標: 北緯35度37分48.1秒 東経139度44分28.3秒 / 北緯35.630028度 東経139.741194度 |
状態 | 完成 |
着工 | 2001年4月 |
竣工 | 2003年6月20日 |
用途 | オフィス、データセンター、会議室、店舗 |
地上高 | |
高さ | 132.42m |
各種諸元 | |
階数 | 地上27階、地下3階、塔屋2階 |
敷地面積 | 7,039.91 m² [1] |
建築面積 | 3,459.07 m² [1] |
延床面積 | 70,306.87 m² [1] |
構造形式 | 鉄骨構造 |
関連企業 | |
設計 | NTTファシリティーズ一級建築士事務所 |
施工 | 大林組ほか[2] |
デベロッパー | NTTデータ |
所有者 |
エフエム品川特定目的会社(99.15%) 個人(0.85%)[1] |
建築
編集1998年4月、品川駅東口再開発地区のB-3エリアの敷地をNTTデータが取得。近隣にはNTT品川TWINSなどNTTグループの既存施設や所有地があり、街区全体をNTTグループで揃えることで作業効率の向上や資産価値を高める狙いがあった[3]。エフエム品川特定目的会社および個人1名を事業主とし、NTTデータがリースを受ける形態が採られた[1]。2001年4月に着工。27か月の工期ののち、2003年6月20日に竣工した[4]。8~21階は事務室、22階~27階はデータセンター互換フロアの構成で、NTTデータとして初のオフィス主体のビルとなった。品川駅に近いことから、1~2階には一般に利用できる飲食・物販店鋪が入る。3~5階には500人収容の貸会議室「東京コンファレンスセンター品川」が開設された[5]。愛称の「アレア(A,Re,A)」はラテン語の「Ardorem repono in anima」を略したもので、「魂に情熱を注ぐ」という意味が込められている[6]。
花崗岩のボーダーが入った黒い熱線反射ガラスのカーテンウォールが外観の特徴で、外断熱ダブルスキン構造が採用されている[7]。全館にIP電話が導入され、次世代ビル管理システム「e3 BISION」や自動電圧調整装置「エコリスタ」など当時の最先端のITが採用された[3]。建設資材や内装材にはリサイクルを前提とした、あるいはリサイクルされた材料が使用され、空調には地域熱供給を利用するなど環境に配慮した設計が採り入れられている[8]。
周辺
編集品川駅港南口北側にはNTTドコモ品川ビル、NTT品川TWINS、品川シーズンテラスなどNTTグループが関係する建物が多く立地する。
脚注
編集- ^ a b c d e 『NTTデータ品川ビル概要』(プレスリリース)NTTデータ、2003年6月18日 。2017年9月27日閲覧。
- ^ “NTT DATA品川ビル(アレア品川)”. 大林組. 2017年9月28日閲覧。
- ^ a b “【インタビュー】IT×(建築+電力)を強みに、ビルのトータルソリューションを提供”. ビジネスコミュニケーション (2003年7月). 2017年9月28日閲覧。
- ^ 『NTT DATA品川ビル(アレア品川)の竣工について』(プレスリリース)NTTデータ、2003年6月18日 。2017年9月27日閲覧。
- ^ “建築作品集 アレア品川”. NTTファシリティーズ. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “コンセプト”. アレア品川. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “施工例紹介 NTTデータ品川ビル「アレア品川」”. プレコンシステム協会. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “環境にも配意した最先端の高機能オールIPビル-アレア品川-”. ビジネスコミュニケーション (2003年7月). 2017年9月28日閲覧。
- ^ “2004年度グッドデザイン賞 NTT DATA 品川ビル”. 日本デザイン振興会. 2017年9月28日閲覧。