ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ
消滅したアメリカのメディア娯楽コングロマリット
ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ(Music Corporation of America、MCA)はアメリカ合衆国の娯楽企業。元々は1924年にシカゴに設立されたタレント事務所だが、その後、MCAレコードやユニバーサル映画を傘下に持つ総合メディア企業に転身した。
現在はNBCユニバーサルの一部となっている。
沿革
編集- 1924年 ジュールズ・スタインがシカゴにタレント事務所としてMCAを設立
- 1948年 テレビ事業に参入
- 1952年 英デッカ・レコードの米国法人(→米デッカ)がユニバーサル・ピクチャーズを買収
- 1957年 パラマウント映画の1948年以前の作品の版権を買収、映画事業参入への第一歩を記す
- 1958年 ユニバーサル・ピクチャーズのスタジオ(事業ではない)を買収
- 1962年 米デッカを買収、ユニバーサル・ピクチャーズの全事業を傘下に収める
- 1973年 米デッカをMCAレコードと改名
- 1979年 ABCレコードを買収
- 1985年 チェス・レコードを買収
- 1988年 モータウン・レコードを8100万ドルで買収
- 1990年 ゲフィン・レコードとGRPレコードを買収
- 1990年 松下電器産業(現・パナソニック)がMCAを買収
- 1995年 シーグラムがMCAを買収
- 1996年 社名をユニバーサル・スタジオに変更し、それに従いMCAレコードもユニバーサルミュージックに改名
- 1998年 ユニバーサルミュージックとポリグラムを統合
- 2000年 シーグラムの娯楽部門とヴィヴェンディ、カナルプリュスの統合により、ヴィヴェンディ・ユニバーサルが誕生
- 2004年 ヴィヴェンディ・ユニバーサルの娯楽部門とテレビ局NBCとの合併によりNBCユニバーサルが誕生