Mewみゅう)は、山本和彦が開発した、Emacs上で動作するオープンソース電子メールクライアントである[1][2]

Mew
開発元 山本和彦
最新版
対応OS マルチプラットフォーム
種別 電子メールクライアント
ライセンス 修正BSDライセンス
公式サイト www.mew.org
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概要

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Mewには、テキスト・メールやマルチメディア・メール (MIME)、ニュース、セキュリティ機能 (PGPS/MIMESSHTLS) を便利にするためのユーザインタフェースが備わっている[2]。また、Hyper EstraierSpotlightWindows Desktop SearchNamazuなど、最新の検索機能と連動することも可能である。

Mew は "Messaging in the Emacs World" の略であり、"M" から始まるかわいらしい単語を選んだ結果、決定した。

Emacs 21.4 以降で動作する。Meadowでも動作する。

特徴

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Mew には、次の特徴がある。

  • RFCなどの標準にできるだけ準拠した実装。
  • POPIMAPNNTPに対応している。
  • 直感的なショートカットキーで、複雑なメッセージを誰でも簡単に閲覧し、作成することができる[2]
  • 大部分がEmacs Lispで実装されているので、Emacs Lispを利用して柔軟にカスタマイズできる[3]

注釈

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参考文献

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  • 山本和彦, 楼井三子, 乃村能成「Mew - 構造を持つメールへのインターフェイス」『マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集』1994(1)、1994年10月19日、121-130頁。 
  • 伊東栄典, 笠原義晃「電子メール用ソフトウェアMewの使い方」『九州大学大型計算機センター広報』1998年9月、143-155頁。 
  • 宝剱純一郎『XEmacs & MewがわかるとUNIXとインターネット環境に差が出る : XEmacsの基本操作から電子メール・ネットニュース・WWWの活用まで』メディア・テック出版、1999年。 

外部リンク

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