M45 (ミサイル)
フランスの潜水艦発射弾道ミサイル
M45はフランス海軍が運用している潜水艦発射弾道ミサイル(MSBS)[1][2]。ル・トリオンファン級原子力潜水艦などに配備されている[1]。
M45 SLBM | |
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種類 | SLBM |
原開発国 | フランス |
運用史 | |
配備期間 | 1997年 |
開発史 | |
製造業者 | EADS スペース・トランスポーテーション |
諸元 | |
重量 | 36 t[1] |
全長 | 11.05 m |
直径 | 1.93 m |
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弾頭 | 100 kt TN 75核弾頭[2] 6基6基[3][4] (核出力 100 kt)[5] |
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エンジン | 3段式固体燃料ロケット[3] |
誘導方式 | 慣性誘導[1] |
発射 プラットフォーム | ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦及びル・トリオンファン級原子力潜水艦 |
概要
編集フランスは、独自に核戦力の整備を行っており、その一環として、1970年代より潜水艦発射弾道ミサイルを配備してきている[6]。M45ミサイルはM4の発展型としてアエロスパシアルによって開発された[3]。
射程は6,000kmとM4より向上し、核弾頭もTN 70ないしTN 71からTN 75へと更新された[3]。弾頭は6発のMIRVとなっている[1][5]。半数必中界は350mとされる[4]。1997年より配備が開始され[3][2]、ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦及びル・トリオンファン級へ搭載されている[1]。両級とも16基の搭載が可能。1999年までに生産は終了した[7]。
注釈
編集- ^ a b c d e f g Ministère de la Défense. “Strategic ballistic missiles (MSBS)”. 2016年1月13日閲覧。
- ^ a b c Airbus Defence and Space. “M45”. 2016年1月13日閲覧。
- ^ a b c d e f “M-4 / M-45”. ederation of American Scientists. 2016年1月13日閲覧。
- ^ a b 世界の艦載兵器,世界の艦船2015年1月号増刊,海人社,P21
- ^ a b Development of the French Arsenal
- ^ フランス海軍の戦後戦略とその潜水艦部隊,日野景一,世界の艦船,1992年9月号,P98-101
- ^ “FRENCH MSBS PROGRAMMES (Submarine-Launched Ballistic Missiles)”. Defence.Professionals (13 June 2005). 15 May 2011閲覧。