LUNACY
LUNA SEAのアルバム
『LUNACY』(ルナシー)は、日本のロックバンド・LUNA SEA7枚目のオリジナル・アルバムで、終幕前のオリジナルアルバムとしては最後の作品。2000年初盤は特殊ジャケット仕様。
『LUNACY』 | ||||
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LUNA SEA の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルJ | |||
チャート最高順位 | ||||
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LUNA SEA アルバム 年表 | ||||
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『LUNACY』収録のシングル | ||||
2007年12月5日に、リマスター盤、そして「gravity」「TONIGHT」「LOVE SONG」のミュージック・ビデオが収録されたDVDとの2枚組でユニバーサルミュージックより再発された。
解説
編集SUGIZOの提案による期間無期限レコーディングの下に制作され、結果として1999年夏から制作期間1年というLUNA SEAのアルバムの中では最も時間をかけて作られた作品。
終幕以前においてはオリジナル・アルバムとしては最後の作品となり、今作リリース時のインタビューでINORANは「いつでも始まりだし、今、終わってもいい。そのぐらいのアルバムになったと思います。ラスト・アルバムにしていいぐらいの出来」と語っていた[1]。
「Sweetest Coma Again」と「KISS」の2曲にはDJ KRUSHが参加。DJ KRUSHは1997年にSUGIZOとINORANのソロ作品制作に関わっていた人物で、また同時期にJが参加していた期間限定のライブバンド、GAZAのメンバーでもある。
本作が発売される以前の2000年5月23日に日本武道館でライブ「PREMIERE of LUNACY 2000」が行われた。このライブではアンコール含め2000年リリースの曲のみ披露され、後の『LUNACY』収録曲も全て披露した“新曲お披露目ライブ”となった。しかしその内容はライブ前には関係者含め全く知らせられず、『LUNACY』という新作のタイトルもこのライブの終演後に発表された。
収録曲
編集全作詞・作曲・編曲: LUNA SEA。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Be Awake」(SUGIZO原曲) | |
2. | 「Sweetest Coma Again feat. DJ KRUSH」(J原曲) | |
3. | 「gravity」(INORAN原曲) | |
4. | 「KISS feat. DJ KRUSH」(SUGIZO原曲) | |
5. | 「4:00AM」(INORAN原曲) | |
6. | 「VIRGIN MARY」(SUGIZO原曲) | |
7. | 「white out」(INORAN&RYUICHI原曲) | |
8. | 「a Vision」(J原曲) | |
9. | 「FEEL」(SUGIZO原曲) | |
10. | 「TONIGHT」(J原曲) | |
11. | 「Crazy About You」(J原曲) | |
合計時間: |
楽曲解説
編集- Be Awake
- Sweetest Coma Again feat. DJ KRUSH
- gravity
- KISS feat. DJ KRUSH
- 「Sweetest Coma Again」と同様、DJ KRUSHをゲストに迎えた楽曲。
- 詞はSUGIZOによるもの。 仮タイトルは「アナキン」
- 4:00AM
- VIRGIN MARY
- white out
- 詞は“恋愛とは盲目である”という内容をホワイトアウトに例えたもの。 ギターソロ部分では、SUGIZOが着けているブレスレットが擦れている音も同時にミックスされている。
- a Vision
- FEEL
- 間奏のソロはSUGIZOがヴァイオリンを用いて演奏している。また「a Vision」と同様にSUGIZOが7弦ギターを用いて演奏している楽曲でもある。ライヴではドラムとベースの演奏から始まり、ヴァイオリンソロの箇所はギターで再現している。
- TONIGHT
- 13thシングル。「WOWOW EURO2000サッカー欧州選手権」イメージソング。
- Crazy About You
参考文献
編集- BAND SCORE LUNA SEA / LUNACY(ドレミ楽譜出版社、2000年10月30日)ISBN 4-8108-7420-6
脚注
編集- ^ 山本弘子「証言 LUNA SEA 軌跡 カウントダウン#16」 Oricon Style、2007年12月22日(2008年12月11日時点でのアーカイブより引用)