L☆IS
概要
編集テレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』のコーナー「コムロギャルソン」から生まれた、久保こーじプロデュースによる女性歌手グループ。
オーディションで審査を重ねるにつれ、応募してきた15000人の内テレビに出られた人が100人程だった。「その中に才能があって小室ファミリーとしても通用するキャラを持つ人がいたらもったいない」という久保とスタッフの雑談から生まれ、各年代5人ずつを3グループ・計15人で形成された[1]。恒崎裕子(胡桃沢ひろこ)は当初は選抜外であったが、リーダーシップを取れる芸能経験者が居なかったので急遽加入になった。
1996年8月28日、小室哲哉のヒット曲をメドレーにした曲「Running On」でデビュー。この曲は『ASAYAN』エンディングテーマに起用され、オリコンチャート最高13位、COUNT DOWN TVの週間シングルランキングで14位を記録。発売翌日の8月29日にはタワーレコード渋谷店でインストアライブが行われた[2]。
kabaは「見よう見まねはできるけど、基本ができない人達だった。教えるのは難しかったけど、やるからには如何にもアイドルチックな振り付けにはしないで、現時点のダンサーらしい振り付けをできる様にこだわった」と回想し、asamiは「ダンサー出身の子はすごく練習していたのもあって、短期間でマスターしてくれた」と話している[3]。
1996年9月1日、解散を発表する。活動期間はデビュー前から既に決定済みであり、「メンバーそれぞれが現役の高校生やOLで、総勢15名とくれば、グループの恒常的な活動は難しい」という久保の考慮からの判断だった[4]。同月11日に川崎アゼリアで解散イベントが行われ、会場には5,000人を動員した[4]。
メンバー
編集- ロリータ・チーム(当時全員16歳)
- アダルト・チーム(当時20代)
- ダンサー・チーム
シングル
編集「Running On」 | ||||
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L☆IS の シングル | ||||
B面 | 赤い花 | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | avex trax | |||
作詞・作曲 | 小室哲哉(作詞・作曲)、前田たかひろ・MARC(作詞) | |||
プロデュース |
久保こーじ 木根尚登(#2) 小室哲哉 | |||
チャート最高順位 | ||||
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L☆IS シングル 年表 | ||||
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「Running On」(ランニング・オン)は、1996年8月28日にリリースされたL☆ISの1枚目のシングル、かつ活動期間において最後のシングルである。
解説
編集表題曲の「Running On」は、小室哲哉が1995年から1996年にかけてプロデュースしたヒット曲のメドレーである。小室は本作のジャケットにエグゼクティブ・プロデューサーとして記載されている。
久保こーじは制作の際に「小室哲哉作品のメドレーは嘉門達夫[注釈 1]しかやってないから、今が『デビュー1発目の花火』としておいしい」と直感で感じたためにこのコンセプトで固めた[5]。使用された楽曲は「『勇気』『夢』を語る歌詞」[1]「最近発表された曲」「元のアーティストが極力ダブらないように」[5]を基準に選んでいき、アレンジ・構成も行き当たりばったりで「この曲の後にこの曲」と計算しないで勢いで作っていった[5]。
カップリングは城戸亜利抄(L☆ISのメンバーではないが、コムロギャルソン出身)による「赤い花」。こちらは木根尚登と久保の連名でのプロデュースとなっている。
「Running On」使用曲
編集メドレーの使用順に表記。
- 「FREEDOM」(globe)
- 「FRIENDSHIP」(H Jungle with t)
- 「Don't wanna cry」(安室奈美恵)
- 「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」(TRF)
- 「I'm proud」(華原朋美)
- 「DEPARTURES」(globe)
- 「You're my sunshine」(安室奈美恵)
- 「Hey! Ladies & Gentlemen」(TRF)
- 「I BELIEVE」(華原朋美)
- 「Feel Like dance」(globe)
収録曲
編集Mixed by DAVE FORD
- Running On (15 Millions collect MIX)
- 赤い花
- Running On (Original Karaoke)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 株式会社スコラ刊「スコラ」1996年9月12日号「コムロギャルソンから飛びだした新ユニット L☆IS」p.108より。
- ^ 学習研究社刊『東京ストリートニュース!』vol.8/1996年秋号、pp.72-73より。
- ^ ダイヤモンド社刊『FM STATION』1996年11月5日号「INTERVIEW→dos 私たちが“のび太くん”で小室さんは“ドラえもん”」pp.32-33より。
- ^ a b 「L☆IS ただの企画モノとはちがうオーディションの枠を超えたユニット」スコラ刊「all about avex」p.59より。
- ^ a b c オリコン・エンタテインメント刊「オリコン・ウィーク The Ichiban」1996年9月23日号「L☆IS 嵐のごときプロジェクトの明日はどっちだ!?」p.46より。
関連項目
編集外部リンク
編集- L☆IS、ASAYAN.COM(インターネットアーカイブ)