JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ
JR東海が発売する東海地方のJR・私鉄のフリーきっぷ
JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ(ジェイアールとうかいアンド16してつ のりてつたびきっぷ)は、東海旅客鉄道(JR東海)が2016年(平成28年)7月29日[1][2]から発売している特別企画乗車券。
概要
編集JR東海独自のフリーきっぷとして青空フリーパスおよび休日乗り放題きっぷを発売しているが、他社との連携は基本的にはなされておらず青空フリーパスによる伊勢鉄道のみであった。
2014年(平成26年)度から発売を始めた「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」はその方針を転換し、東海地区の地方私鉄・第三セクターも含めた路線のフリーきっぷとなっている。利用期間は1月7日 - 4月26日、5月7日 - 8月10日、8月21日 - 12月27日のうちの連続する土休日の2日間で、利用する週末(土曜日、日曜日)の初日となる土曜日まで発売している[3]。
乗車券詳細
編集- 販売価格(発売開始時点[1])
- 大人:8,480円、小児:3,990円
- 2020年4月以降は大人:8,620円、小児:4,040円に料金改定された。
- 販売期間
- 利用開始日の1か月前から利用可能期間の1日目まで(土日を含む3連休の場合、2日目・3日目に利用する場合は2日目まで)
- 利用についての制限など
利用可能エリア
編集JR東海管内
編集- 在来線全線
- 東海道新幹線(熱海駅 - 米原駅間)
- 通算4回までひかり号とこだま号が利用できるが、乗車ごとにフリーエリア区間内のみの特急券(グリーン/指定席/自由席)が別途必要(エクスプレス予約のe特急券を充当することも可能)。フリーエリア外にまたがる乗車は、フリーエリア境界の熱海駅または米原駅で特急券など料金券の区間を分割するが、これら2駅を通過するひかり号の指定席及びグリーン車の場合はフリーエリア内を最初/最後に停車する駅で特急券などの料金券の区間を分割しつつ同時にその最初/最終停車駅からフリーエリア外駅の区間の乗車券を別途準備すれば可能となる(例・三島駅停車ひかり号の場合、指定席特急券・グリーン券は「名古屋→三島」と「三島→東京」、乗車券は「三島→東京」)。このため、指定席でフリーエリア外にまたがる乗車は、指定席特急券を2枚用意する必要があるほか、分割する駅で車両および座席を移動する必要がある。
他社線
編集販売箇所
編集JR東海のフリーエリア内にあるJR全線きっぷうりばのある主要駅(熱海駅・米原駅は新幹線の窓口でのみ販売)、および東海管内の旅行会社で販売している。ただし、以下の窓口では販売していないので、最寄りの購入可能なJR東海の有人駅までの運賃が別途必要となる。
スマートフォン用アプリ
編集きっぷ利用者向けのスマートフォン用アプリ「鉄☆たびアプリ」では、参加している鉄道会社の路線のスポットをめぐりポイントが獲得できる仕組みとなっている[7](ポイント獲得はきっぷの有効期間のみ[1])。獲得したポイントによって、スマートフォンの壁紙やオリジナルのグッズがプレゼントされるが[8]、このサービスは2019年3月31日で終了となった。
脚注
編集- ^ a b c 『「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」の発売について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2016年7月26日 。2019年5月2日閲覧。
- ^ “JR東海在来線全線と私鉄が2日間乗り放題になる「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」7月29日発売”. トラベルWatch (2016年7月27日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c 大内 学 (2018年3月1日). JTB小さな時刻表. JTBパブリッシング
- ^ a b “鉄分濃厚!乗り鉄、撮り鉄、旅鉄の欲望を満たす『JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ』の魅力”. @DIME (2018年11月24日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ 例として長良川鉄道を運転する「ながら号」ビュープラン
- ^ “JR東海&16私鉄が2日間乗り放題…フリー切符を通年発売”. Response. (2016年7月26日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ “「石畳を駆け上がる路面電車」は絵になる 豊橋鉄道の風景”. 乗りものニュース (2018年12月9日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ “「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」で沿線巡るポイントラリー”. マイナビニュース (2018年4月28日). 2019年5月2日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集パンフレットおよびホームページでの記述にはないが、米原駅では改札外のみどりの窓口では販売していない。