JASDF羊羹
JASDF羊羹(ジャスダフようかん[1])は、航空自衛隊三沢基地(第3航空団基地業務群業務隊給養小隊)の開発協力によって井村屋が製品化した羊羹バー。2014年7月に開発が公表された[1]。
概要
編集おにぎり約1個分に相当する194キロカロリー (kcal)のエネルギーと、脳の活動に必要なブドウ糖15グラム (g) が補給できる栄養補助食品[1]。携帯しやすいポケットサイズで、1年間の保存が可能。カカオマス・ココアバターなど、原材料にはチョコレート用の材料が多く使われており、味はほぼチョコレート味だが、「チョコレートそのままだと暑さで簡単に溶けてしまう」課題を解消するため、井村屋の羊羹製造技術を応用したという[2]。同社の「えいようかん」との違いは、ブドウ糖・カルシウムを配合している点と、カロリーを通常の羊羹よりも高めに設定している点[2]。パッケージはデジタル迷彩柄で、迷彩柄の異なる複数の種類があるほか、箱の内側には自衛隊法第52条(服務の本旨)の条文が記載されている[3]。
当面は三沢基地の隊内使用に限定され、井村屋は「一般への市販予定はない」としている。基地の航空祭などのイベント限定で一般販売する可能性は、一企業の判断で左右できる問題ではないため「井村屋からはご返答できません」としている[2]。
脚注
編集- ^ a b c 航空自衛隊と井村屋がコラボした栄養補助食品「JASDF羊羹」味は濃厚チョコレート - アメーバニュース・2014年7月9日
- ^ a b c 沢山もらった『JASDF羊羹』へのご質問、FAQ的に解答してみました。 - togetter(井村屋公式アカウントによるまとめ)
- ^ ねんがんの『JASDF羊羹』をてにいれたぞ! - togetter(井村屋公式アカウントによるまとめ)
関連項目
編集- 兵士の燃料
- アメリカ軍用チョコレート
- M&M's
- 同社製品のキャッチコピー「お口でとけて手でとけない」は、上記の軍用チョコレートに求められる「簡単に融けてしまわない」の問題をキャンディーコートで解決したものである。同製品開発のきっかけになったのは、スペイン内戦で兵士たちの口を楽しませていた砂糖でコートされたチョコレートであった。
- スナックバー (菓子類)
外部リンク
編集- JASDF羊羹 - 航空自衛隊三沢基地