インディヴィジブル 闇を祓う魂たち
『インディヴィジブル 闇を祓う魂たち』(インディヴィジブル やみをはらうたましいたち)(海外版タイトルはindivisible)は、LabZeroGamesが開発したPlayStation 4・Nintendo Switch・Xbox One・PC(Steam)向け2DアクションRPG。2019年10月8日にPC版、海外コンシューマ版が発売[1]され、同年11月30日にPC版が日本語対応。2020年7月16日には字幕の再翻訳、さらに日本語音声を追加したPlayStation 4・Nintendo Switch向け日本語版がスパイク・チュンソフトより発売された[2]。
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 |
Steam(PC) PlayStation 4 Nintendo Switch Xbox One |
開発元 | Lab Zero Games |
発売元 |
505 Games スパイク・チュンソフト |
発売日 |
2019年10月8日 2020年7月16日 |
対象年齢 |
ESRB:T(13歳以上) CERO:B(12才以上対象) |
概要
編集過去に『スカルガールズ』などを手掛けたLabZeroGamesによる、2Dグラフィックスによる横スクロール型アクションRPG。アニメーショングラフィックの制作はトリガーとTitmouseが担当する[3]。
プレイヤーは主人公・アジュナを操作し数々のフィールドを巡り仲間を増やし、物語を進めていく[3]。
システム
編集戦闘は最大4体のキャラクターによるコマンド入力式のリアルタイムバトルを採用しており、それぞれのキャラクターのアクションが各ボタンに対応し、編成による戦術の変化や攻撃の組み合わせによるコンボの構築などバリエーションに富んだシステムとなっている。
主人公アジュナは、他者を自らの心のうちに引き込むという能力を持っており、プレイヤーは彼女の心の中に引き込まれたキャラクターからパーティーメンバーを選定することとなる[3]。
また、物語が進むにつれてアジュナの動きは多彩になり、仲間が増えることによって彼女の精神世界も変化していく仕組みとなっている[3]。
あらすじ
編集プロローグ
編集主人公・アジュナは、ナバル州にあるアシュワット村に住み、父・インドラから格闘技のけいこを受けていた[3]。 ある日、彼女は厳格で無口な父とケンカして村を飛び出すが、村から煙が上がる様子を見て戻り、ラバナバー将軍の兵士たちが村を襲っている様子を目の当たりにする[4]。 瀕死の父を見た彼女の前にラバナバー軍の司令官・ダールが現れる[4]。 その時、彼女は不思議な力に目覚め、ダールを自らの中に取り込む[4]。 アジュナは父の仇を晴らしたいと考えていた一方、ダールは戦果として彼女の身柄をラバナバーの元へ届けたいと考えていた[4][3]。 行き先が一致した二人は、ラバナバーのいるところを目指す[3]。
キャラクター
編集- アジュナ
- 声 - 小清水亜美[4]
- アシュワット村に住む少女で、明るく前向きである一方、直情的で短気な面もある。村を襲ったラバナバー軍の司令官・ダールとの戦いの最中に突然奇妙な力が覚醒し、自身の心の中に他者を取り込むという不思議な力に目覚める。
- ダール
- 声 - 細谷佳正[4]
- ラバナー軍の司令官。アシュワット村を襲っていた際、アジュナに取り込まれてしまう[4]。
- ゼベイ
- 声 - 望月英[5]
- ラーンの守護者の一人である弓の達人[5]。
- クシ
- 声 - 加隈亜衣[5]
- ラーンの守護者の見習いである孤児[5]。
- 幼少期に出会ったロック鳥のアルツンとともに行動を共にしている[5]。
- インドラ
- 声 - 小西克幸[4]
- アジュナの父[4]。
- ラバナバー
- 声 - 若本規夫[4]
- 強大な力を持つ将軍[4]。世界平和の名目で方々に軍を派遣しているが、そのやり方から征服者だとみる者もいる[4]。
備考
編集本作発売前の2015年11月時点では、LabZeroGamesの『スカルガールズ』や他のインディーゲームから以下のゲストキャラクターの登場が予定されていた。
- アニー(スカルガールズ、開発:LabZeroGames)[6]
- カリブレット(Battle Chasers: Nightwar、開発:Airship Syndicate)[6]
- The Drifter(Hyper Light Drifter、開発:Heart Machine)[6]
- フアン(覆面闘士、開発:Drinkbox Studios)[6]
- Lea(Curses 'N Chaos、開発:Tribute Games)[6]
- ショベルナイト(ショベルナイト、開発:ヨットクラブゲームズ)[6]
- ザックサウルス(スーパータイムフォース ULTRA、開発:Capybara Games)[6]
- シャンティ(シャンティシリーズ、開発:WayForward Technologies)[7]
- レッド(Transistor、開発:Supergiant Games)[8]
しかし、Lab Zero Games経営者のMike Zaimontの問題行動により多くの社員が一斉退職した影響で開発が終了し、2020年10月に、ゲストキャラクターが提供されないことが発表された[9]。
脚注
編集- ^ “PC版「Indivisible」が本日配信。海外では10月11日にPS4/Xbox One版,年内にNintendo Switch版がリリース”. 4Gamer.net (2019年10月8日). 2020年4月23日閲覧。
- ^ “PS4/Switch用ソフト「インディヴィジブル 闇を祓う魂たち」が7月16日に発売決定。早期&予約購入特典は主人公の後を追うペット「ロティ」”. 4Gamer.net (2020年4月23日). 2020年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g rate-dat (2019年12月27日). “Steamおすすめゲーム「Indivisible」美麗フルアニメーションのアクションRPG”. ASCII.jp. 2020年5月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『『インディヴィジブル 闇を祓う魂たち』主人公・アジュナ(声:小清水亜美)ら、4人のキャラクター情報が公開。序盤のストーリーも明らかに』(プレスリリース)スパイク・チュンソフト、2020年3月16日 。2020年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e 『『インディヴィジブル 闇を祓う魂たち』バトルのポイントや “ビマナ砦”&“スメル山”で出会う新キャラクターを紹介』(プレスリリース)スパイク・チュンソフト、2020年4月6日 。2020年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Lab Zero's Indivisible to feature characters from Shovel Knight, Guacamelee! and more” (英語). Polygon (2015年11月3日). 2023年1月22日閲覧。
- ^ “Shantae Revealed As An Incarnation For Indivisible” (英語). Siliconera (2015年11月25日). 2023年1月22日閲覧。
- ^ “Red From Transistor Joins The Cast Of Indivisible” (英語). Siliconera (2015年11月30日). 2023年1月22日閲覧。
- ^ John Friscia (2020年10月9日). “Indivisible development is ending, will not deliver guest characters” (英語). Nintendo Enthusiast. 2023年1月22日閲覧。
外部リンク
編集- インディヴィジブル 闇を祓う魂たち
- インディヴィジブル【日本公式】 (@Indivisible_JP) - X(旧Twitter)
- インディヴィジブル 闇を祓う魂たち - YouTubeチャンネル