HMM (企業)
韓国の海運会社
HMM(エイチエムエム、HMM Co.,Ltd)は、韓国の大手海運会社である。旧社名は現代商船であり、2016年に現代グループから分離・独立した。社名は現代商船の英語社名であるHyundai Merchant Marineから。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | KRX: 011200 |
略称 | HMM |
本社所在地 |
韓国 03127 ソウル特別市鐘路区栗谷路194 |
設立 | 1976年3月25日 |
業種 | 海運業 |
事業内容 | 海上輸送 |
資本金 |
1,568,318 Million Won (KRW) (2018年12月31日時点) |
売上高 |
5,768,580 Million Won (KRW) (2018年12月期 |
営業利益 |
-253,532 Million Won (KRW) (2015年12月期 |
純利益 |
-626,996 Million Won (KRW) (2015年12月期) |
総資産 |
3,602,417 Million Won (KRW) (2018年12月末時点) |
従業員数 |
1,186人 (2016年6月時点) |
決算期 | 12月末日 |
主要株主 |
韓国産業銀行 韓国海洋振興公社 |
外部リンク | http://www.hmm21.com/ |
コンテナ定期船事業では、商船三井、ネプチューンオリエントラインズと共にザ・ニュー・ワールド・アライアンスを形成している。
沿革
編集1976年3月25日に[1]アジア商船(亞世亞商船)として設立され、翌年からバルク船2隻を受領して不定期運航を開始した[1][2]。同時期に現代建設の資材等の輸送を開始した[1]。
1983年に現代グループ傘下に入り、現代商船へと商号を変更した[3]。2010年8月からは現代建設の買収に参加した[4]。
2016年に、経営正常化を目的として現代グループの系列会社から独立し、韓国産業銀行が筆頭株主となった[5]。韓国最大・世界有数の海運企業だった韓進海運が2016年に破綻して消滅し、韓国の海運業は大きく地位低下したが、韓国政府は2018年に海運再建5か年計画を策定し、現代商船を中心に海運業へ政策投資を行った。これにより現代商船は超大型コンテナ船の受領を進め、破綻前の韓進海運の船腹量を上回る船腹量を保有するに至った[6]。2020年4月1日に、海運アライアンスの1つである「ザ・アライアンス」への加入と合わせて、HMMへと社名を変更した[7]。
脚注
編集- ^ a b c “1970” (朝鮮語). 연혁. HMM. 2020年6月11日閲覧。
- ^ 현유섭 (2009年7月13日). “[컴패니줌업] 현대상선” (朝鮮語). 이데일리 2020年6月11日閲覧。
- ^ “1980” (朝鮮語). 연혁. HMM. 2020年6月11日閲覧。
- ^ 김인수 (2010年12月3日). “[Cover Story] 무엇이 위대한 이사회를 만드는가” (朝鮮語). 毎日経済新聞 2020年6月11日閲覧。
- ^ 윤보람 (2016年7月14日). “현대상선 구조조정 완료…40년 만에 현대그룹 떠난다” (朝鮮語). 聯合ニュース 2020年6月11日閲覧。
- ^ ク・ボンクォン (2021年4月1日). “HMM 1年「海運韓国再建の航路が開かれた」” (朝鮮語). ハンギョレ 2022年11月27日閲覧。
- ^ “現代商船が海運連合加入、社名「HMM」に”. エヌ・エヌ・エー. (2020年4月2日) 2020年6月11日閲覧。
関連項目
編集- ヒュンダイ(現代グループ)