Gnulib(グニューリブ)とは、基本的な関数を提供するソースコードライブラリである。現時点では、30以上のパッケージを提供している。本ライブラリの目的は、プログラムの移植を容易にすることと、アプリケーションコードを複数プラットフォーム間で共有できるようにすることにある。これは特に、UNIX上のアプリケーションを、Windowsに移植する場合に効果を発揮する。

GNU Portability Library
開発元 GNU Portability Library Community
最新版
版数はつかない
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS クロスプラットフォーム
種別 プラットフォーム互換ライブラリ
ライセンス GPL(ライブラリ部以外),LGPL(ライブラリ部)
公式サイト gnulib
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古典的なライブラリの場合、バイナリオブジェクトコードでインストールされている。しかし、Gnulibは、異なりソースコードライブラリとして提供される。このためGnulibを取り込むパッケージは、Gnulibを取り込んだ形で出荷する必要がある。このため、gnulib-toolというスクリプトを用いて、パッケージをカスタマイズする必要がある。

また、本パッケージは、autoconfのスクリプトconfigure.acからgl_xxとして、呼び出し設定をすることが可能である。

また、版数という概念がこのソフトウェアには無い。このため、必要に応じて各パッケージのメンテナーはGnulibから最新のコードを取得する必要がある。

関連項目

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外部リンク(Gnulibを取り込んだパッケージ)

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the virtualization API