ERYX(エリックス)は、フランスカナダが共同開発した第3世代の対戦車ミサイル1989年に完成し、1994年から逐次採用された。名前の由来はケニアスナボア(Eryx colubrinus)から。

ERYX
種類 対戦車ミサイル
製造国 フランスの旗 フランス
カナダの旗 カナダ
設計 MBDA
製造 フランスの旗 フランス
性能諸元
ミサイル直径 136mm
ミサイル全長 905mm
ミサイル重量 10.2kg(発射装置4.5kg、ミサイルコンテナ13kg)
射程 50-600m
誘導方式 SACLOS
飛翔速度 発射時18m/秒、飛翔時245m/秒
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概要

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一人の射手がに担いで照準・射撃する個人携行式システムであり、主な目標は装甲車両であるが、建築物野戦築城、さらには低空を飛行するヘリコプターへの攻撃能力も備える。

誘導方式は有線SACLOSである。ミサイルを発射する際、発射直後に低速となる「ソフトランチ」方式を採用、後方爆風を局限し、発射スペースの制限をいくらか緩やかにすることが可能となった。これは、市街戦で効果的に使われることを可能にした。

ミサイル本体は、それから加速し4.3秒で600mに到達、その最大速度は245m/sであり、加速支持モーターを有する。弾体は飛翔中、目標の発熱源を確認しつつパルス信号で誘導装置に伝達する。

MBDA社の説明によれば、7,000回のモーター実射を行い、そのうちの95%が命中したと発表した。

採用国

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脚注

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  1. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 91. ISBN 978-1-032-50895-5 

関連項目

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