DJ SODA

韓国の女性DJ (1988-)

DJ SODA(ディージェイ ソダ)は、大韓民国女性DJ。本名、ファン・ソヒ: 황소희)。

DJ SODA
DJ Soda、2024年3月 関西コレクション ファッションショー開幕
基本情報
出生名 ファン・ソヒ
生誕 (1988-04-07) 1988年4月7日(36歳)[1]
大韓民国の旗 韓国 ソウル特別市
ジャンル
職業 DJモデル
レーベル
ファン・ソヒ
各種表記
ハングル 황소희
漢字 黃素熙
発音: ファンソヒ
英語表記: Hwang So-hee
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経歴

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2013年6月にDJとしての仕事を始めた[2]。2015年に韓国のWorld DJ festivalでツアーを始めた[3]

2016年6月、ワーナー・ミュージック・グループからEP Closer をリリースした。レーベルが同じSISTARともコラボしている[4]

2017年には世界トップ3の音楽フェスティバルの1つとされるタイバンコクの"S20 Songkran Music Festival"に出演した[5]

2018年には、STARSHIPエンターテインメントの新たなサブレーベルである"House of Music"[6]に加わった。このサブレーベルは廃止されたため、後に他のサブレーベルHighline Entertainmentに移った。6月には"Ultra Music Festival Korea" (UMF)に参加した[5]

2018年7月にはWalshy Fireとコラボした歌"Never Let You In"をリリースし、シンガポール、マレーシア、香港、インドネシアのチャートでトップとなった[7]

2019年、シンガポールの音楽フェスティバル Typhoon 8 に参加した[8]。12月にはスイスのユングフラウヨッホ駅で開催されたWorld Club Dome: Snow Editionに出演した[9]

2019年12月、第9回Korea Hallyu Awardsのindie categoryでculture prizeを受賞した[10]

2020年6月に、ダンスミュージックライブストリーム Electric Blockalooに参加した[11]。11月にレーベルHighline Entertainmentの特別なパフォーマンス The Color に参加した[12]

2024年1月5日に自身のInstagramを更新し、同月1日に発生した石川県能登半島地震に対し100万円の寄付を行ったことを報告した[13]

2024年4月5日に集英社より1st写真集「Candid」を発売した[14]

性犯罪被害について

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6歳時、自宅にて一人で留守番中に強盗から性暴力を受け、その影響で場面緘黙症を発症する[15]

2018年、韓国の『スペクトラムフェスティバル』に遊びに行った際、VIPにいた男性からセクハラを受ける[16]

2019年1月21日、フランス人のDJからセクハラを受けたことをInstagramにて告白[17]

MUSIC CIRCUS'23での被害

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2023年8月13日に大阪府りんくう公園で開催されたMUSIC CIRCUS'23の3日目に出演した。公演の最後に観客とふれあった際、複数人から胸を触られる性被害を受けたと翌日14日に自身のSNSで報告した[18][19]

8月15日、主催会社「TryHard Japan」は容疑者を大阪府警に刑事告訴する方針を発表した[20][21]。21日、主催会社は不同意わいせつ罪及び暴行罪の容疑で男女計3人を刑事告発、大阪府警に受理されたと報告した[22]。また、この事件に関するDJ SODAへの誹謗中傷差別的発言[注釈 1]に対しても「場合によっては厳重な法的対応をします」とする声明を公開した[23]

8月21日、被疑者の一部である男性2人は、在籍する会社の社長の依頼によって三崎優太YouTubeチャンネルに出演して顔出しで謝罪を行った後、三崎に付き添われて交番に出頭した[24]

主催会社は当事者間で和解が成立したとして、11月1日付で刑事告発を取り下げたと明らかにした。SODAは3人から謝罪文を受け取り、深く反省していることを確認。謝罪を受け入れ、金銭賠償を含まない形での和解に応じたという[25]。同月17日、大阪府警は男女2人を不同意わいせつ容疑で、男性1人を暴行容疑で書類送検した。和解が成立しているとして、起訴を求めないとする意見を付けたという[26]。12月8日、大阪地検は3人を起訴猶予処分とした[27]

ディスコグラフィ

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タイトル 詳細 セールス
Closer
Track listing
  1. Interstellar Love
  2. Kung Fu Dab
  3. BB탄
  4. 22 Cities

シングル

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タイトル アルバム
"Stay Sweet" 2017 Billboard Presents Electronic Asia Vol. 1
"Never Let You In"
(DJ Soda and Walshy Fire)
2018 アルバム未収録
"Think About It"
(DJ Soda and Cuebrick feat. Baer)
"Holding Back"
(DJ Soda, Kryoman, and 1st Klase feat. KYE)
"Icy"
(DJ Soda and Kaku feat. Young Kay and Pluma)
2019
"If I Die"
(DJ Soda and Dolf)
Nighttime
"Empire" (remix)
(Wengie, Minnie, and DJ Soda)
Empire Remixes
"Over You"
(DJ Soda and Psycho Boys Club)[28]
2020 アルバム未収録
"Shooting Star"[29]
"Obsession"
(DJ Soda and RayRay)
BF200
"Okay!"
(DJ Soda, Lost Chameleon, Ahin of Momoland)[30]
2021 アルバム未収録
"Starlight" 2022
"Cold"
(DJ Soda and Spirit Link)
"Tiktok"
(DJ Soda and LNY TNZ)
"Alice In Wonderland"
(DJ Soda, Blasterjaxx, Hard Lights)
2023

脚注

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注釈

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  1. ^ 例えば、アニメーター森田宏幸は本事件を「公開型のつつもたせ」と揶揄し、後に撤回・謝罪を行った(詳細)。

出典

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  1. ^ 「数人が胸を…」韓国美女DJが大阪でのライブ中に受けた“セクハラ”明かす、10年のDJ人生で初とも【画像】」『スポーツソウル』2023年8月14日。2023年8月26日閲覧。
  2. ^ DJ SODA 황소희, ‘볼륨감 넘치는 완벽 S라인’ 눈길” (朝鮮語). Financial News (2014年8月21日). 2021年3月1日閲覧。
  3. ^ a b 디제이 소다(DJ SODA), 워너뮤직과 글로벌 계약. 왜?” (朝鮮語). Sports Seoul (2016年6月3日). 2021年3月1日閲覧。
  4. ^ 씨스타XDJ SODA, 케이팝-디제이 콜라보 어떨까” (朝鮮語). SBS Biz (2016年6月10日). 2021年3月1日閲覧。
  5. ^ a b DJ 소다, 9일 아시아 초대형 음악 축제 울트라 코리아 2018 출격” (朝鮮語). Korea Economic Daily TV (2018年6月1日). 2021年3月4日閲覧。
  6. ^ DJ Soda set to go global with Warner Music Group” (英語). The Korea Herald (2018年6月20日). 2021年3月1日閲覧。
  7. ^ DJ 소다, 월샤이 파이어와의 신곡 ‘NEVER LET YOU IN’ 해외 음악 사이트 메인 섭렵” (朝鮮語). Korea Economic Daily TV (2018年7月12日). 2021年3月4日閲覧。
  8. ^ DJ 소다, 싱가포르 EDM 페스티벌 '타이푼 8' 출격” (朝鮮語). Sports Seoul (2019年9月20日). 2021年3月4日閲覧。
  9. ^ DJ 소다, 스위스 융프라우서 '월드 클럽 돔 스노우 에디션' 공연..현지 매체 집중보도” (朝鮮語). OSEN (2020年1月8日). 2021年3月4日閲覧。
  10. ^ DJ 소다, '대한민국 한류대상' 순수문화대상 인디예술부분 수상” (朝鮮語). Hankyung (2019年12月14日). 2021年3月17日閲覧。
  11. ^ Bain, Katie (2020年6月11日). “The Biggest Dance Music Livestream of Quarantine Just Got Even Bigger: See The Lineup” (英語). Billboard. 2021年3月1日閲覧。
  12. ^ Hwang, Hye-jin (2020年11月19日). “하이라인, 오늘(19일) ‘더 컬러’ 출격…원호→드레스 총출동” (朝鮮語). Newsen. 2021年3月2日閲覧。
  13. ^ 韓国のDJ SODA「心が本当に痛いです」能登半島地震被災地への寄付に感謝の声が多数”. 日刊スポーツ (2024年1月6日). 2024年3月6日閲覧。
  14. ^ DJ SODA写真集『Candid』”. 集英社. 2024年4月15日閲覧。
  15. ^ DJ SODA公式Twitter, https://twitter.com/dj_soda_/status/1693617249028891127 2023年8月25日閲覧。 
  16. ^ DJ SODA公式Twitter, https://twitter.com/dj_soda_/status/1693617249028891127 2023年8月23日閲覧。 
  17. ^ DJ SODA、同僚からのセクハラ被害を告白「友だちだと思っていたのに」”. スポーツソウル日本版. スポーツソウル日本版 (2019年1月22日). 2023年8月23日閲覧。
  18. ^ Satoko Yasuda 安田 聡子 (2023年8月14日). “「どんな服を着ていても性的暴行は正当化できない」DJ SODA、日本のフェス出演中に胸を触られたと報告”. ハフポスト日本版. BuzzFeed Japan株式会社. 2023年8月19日閲覧。
  19. ^ 韓国女性DJが日本音楽フェスでセクハラ被害”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2023年8月14日). 2023年8月19日閲覧。
  20. ^ MUSIC CIRCUS'23で発生した性暴力事件について”. TryHard Japan (2023年8月15日). 2023年8月20日閲覧。
  21. ^ DJ SODAさん “イベントで性被害受けた” 主催者が刑事告発へ”. NHK (2023年8月18日). 2023年8月20日閲覧。
  22. ^ “観客の男女3人刑事告発 「胸触られた」 韓国女性DJ SODAさん性被害訴え”. 産経新聞. (2023年8月21日). https://www.sankei.com/article/20230821-W5ONYSV73BKR7DPL4JOC2CEMRU/ 2023年8月21日閲覧。 
  23. ^ 韓国女性DJ SODAの性的被害、主催・当人側が共同声明発表 誹謗中傷にも法的対応へ<声明全文>”. モデルプレス. 株式会社ネットネイティブ (2023年8月19日). 2023年8月20日閲覧。
  24. ^ 【顔出し謝罪】DJ SODA性被害の犯人を警察に出頭させました, https://www.youtube.com/watch?v=Lp04Tg9qXkc 2023年8月21日閲覧。 
  25. ^ “韓国DJ被害、和解成立 観客3人への告発取り下げ”. 産経新聞. (2023年11月3日). https://www.sankei.com/article/20231103-RARPIDIY6RLYFAOYUSPNR5GM2A/ 2023年11月3日閲覧。 
  26. ^ “DJSODAさんへのわいせつや暴行容疑 観客の男女3人を書類送検”. 朝日新聞. (2023年11月17日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASRCK56N4RCFPTIL00H.html 2023年11月18日閲覧。 
  27. ^ “韓国DJ被害、観客3人を不起訴”. 産経新聞. (2023年12月8日). https://www.sankei.com/article/20231208-BDXMRPP7UNPO5MKO6YLHFP5DEM/ 2023年12月8日閲覧。 
  28. ^ ko:DJ 소다, 24일 싸이코 보이즈 클럽과 콜라보곡 ‘Over You’ 발표” (朝鮮語). Korea Economic Daily TV (2020年4月24日). 2021年3月1日閲覧。
  29. ^ ko:DJ 소다, 신곡 ‘Shooting Star’ 26일 발매” (朝鮮語). Korea Economic Daily TV (2020年6月26日). 2021年3月17日閲覧。
  30. ^ DJ SODA, LOST CHAMELEON AND AHIN OF K-POP SUPERGROUP MOMOLAND JOIN FORCES FOR PARTY-STARTING SINGLE "OKAY!"” (英語). edm.com (2021年8月21日). 2021年8月31日閲覧。

外部リンク

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