DF-11 (ミサイル)
中華人民共和国の弾道ミサイル
DF-11(中: 東風-11、Dong-Feng-11、輸出名 M-11、DoDコード CSS-7)は、中国が開発した短距離弾道ミサイル(SRBM)。中国人民解放軍の第二砲兵部隊にて運用されている。
DF-11(CSS-7) | |
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WS2400に搭載されたDF-11 | |
種類 | 短距離弾道ミサイル |
原開発国 | 中華人民共和国 |
運用史 | |
配備期間 |
1970年代-(DF-11) 1990年代-(DF-11A) |
配備先 | 第二砲兵部隊 |
開発史 | |
製造業者 | Academy of Rocket Motors Technology(ARMT) |
諸元 | |
重量 | 4,200kg |
全長 |
7.5m(DF-11) 8.5m(DF-11A) |
直径 | 0.8m |
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精度 |
CEP 500-600m(DF-11) 200m以下(DF-11A) |
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エンジン | 単段式固体燃料ロケット |
誘導方式 | 慣性誘導+GPS(DF-11A) |
発射 プラットフォーム | WS2400/八輪駆動車による移動式発射装置 |
概要
編集輸出用として1970年代後半に開発された。1992年-1994年の間に55基がパキスタンへ輸出され、ガズナヴィミサイルの基となった[1]。
初期型の射程は300kmほどしかなかったが、1990年代に入り距離を500kmに伸ばしGPS誘導装置が装備されたDF-11Aが開発されており、単価が安いせいか後者は大量配備された。福建省に台湾用と思われるDF-11が500基以上配備されている。
使用車両は、1980年代に万山特殊車両の国営製造廠でロシア製MAZ-543TELを基に開発されたWS24008×8輪重輸送車。
仕様
編集出典
編集- ^ Usman Ansari (2014年4月22日). “Pakistan Tests Short-Range Ballistic Missile”. DefenseNews (Gannett) 2014年9月30日閲覧。