Columbia
Columbia(コロンビア)は、NASAエイムズ研究センターのためにシリコングラフィックス社が構築したスーパーコンピュータ。2004年に納入された。
2006年11月現在、Columbiaは 51.87TFLOPS[1] で世界第8位の性能を誇る[2]。Columbiaの名はコロンビア号空中分解事故を起こしたスペースシャトル・コロンビアから採られている。20台の SGI Altix 3000 をクラスター結合したもので、各ノードは 512個のインテルItanium2マイクロプロセッサから構成されているため、全体では 10,240プロセッサを有する。メモリは20TB(テラバイト)、ディスクは440TB、補助記憶装置は10PB(ペタバイト)を備えている[3]。
SGI Altix が選択されたのは、NASAがそれ以前に構築したKalpanaで印象が良かったためである。Kalpana は 512プロセッサの Altix 3000 を使用しており、後に Columbia の第一ノードに Kalpana を使用している。
ノード間接続にはインフィニバンドの288ポートのスイッチを使用しており、転送速度は最大 10Gビット/秒である。他にも10Gビットのイーサネットや複数の1Gビットのイーサネットも使用している。
脚注
編集- ^ “SGI Altix 1.5 GHz, Voltaire Infiniband”. TOP500. 2007年5月22日閲覧。
- ^ “November 2006 - TOP500 Supercomputing Sites”. TOP500 (2006年11月). 2007年5月22日閲覧。
- ^ “Columbia System Facts”. NASA (2007年1月31日). 2007年3月27日閲覧。