COSMO-SkyMed(COnstellation of small Satellites for the Mediterranean basin Observation)はイタリア軍事研究所英語版国防省が資金を出し、イタリア宇宙機関(ASI)が実施している、主に地中海盆地地域を観測するための地球観測衛星システム[1]、またはシステムを構築する4基の衛星の名称[2]。軍民両方の使用を意図している[1]

衛星

編集

4基の中型衛星は高度620km、回帰日数16日の太陽同期極軌道に投入される。

衛星には合成開口レーダーが搭載され、地球全域をカバーする[3]。関心のある地域の観測はどのような天候でも1日に数度繰り返し観測される。映像はイタリアやその他の国の安全保障、地震災害の解析、環境災害の監視、農業マッピングに使用される予定である[4]

衛星の打上げはユナイテッド・ローンチ・アライアンスが行った。

No 打上げ ロケット 射場 出典
1 2007-06-08 22:34 GMT Delta II 7420-10 ヴァンデンバーグ [5]
2 2007-12-09 02:31 GMT Delta II 7420-10 ヴァンデンバーグ [6]
3 2008-10-25 02:38 GMT Delta II 7420-10 ヴァンデンバーグ
4 2010-11-09 02:20 GMT Delta II 7420-10 ヴァンデンバーグ [7]

地上施設

編集

システムの地上施設

参考文献

編集
  1. ^ a b COSMO-SkyMed: Mission definition and main applications and products” (PDF). ESA. 2010年11月9日閲覧。
  2. ^ 取扱衛星 > COSMO-SkyMed”. 日本スペースイメージング株式会社. 2010年11月9日閲覧。
  3. ^ COSMO-SkyMed”. Telespazio. 2010年11月9日閲覧。
  4. ^ SPACEHAB Subsidiary Signs New Contracts Totaling $4.7 Million”. SPACEHAB. 2007年7月6日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ Worldwide launch schedule”. Spaceflight Now. 2010年11月9日閲覧。
  6. ^ NASA Spaceflight.com - Delta II launches with COSMO-SkyMed-2
  7. ^ デルタ2ロケット、イタリアの観測衛星を打上げ”. sorae.jp. 2010年11月9日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集