Bohemia Interactive Studio
Bohemia Interactive Studio (BIS) は、チェコのプラハに本拠を置くコンピュータゲーム開発会社。代表作であるArmA: Armed Assaultシリーズの技術を利用し関連会社が軍事機関向けシミュレータを開発・販売している。
概要
編集1999年に設立した会社で、Windows用の戦場シミュレーションゲーム(軍事FPS)の開発元(デベロッパー)として知られる。代表者はMarek Španěl。会社の敷地内にはコレクションの軍用車両がある。
2001年に代表作である「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」 (OFP: CWC、ArmA: Cold War Assault) 、2006年には後継作品に当たる「ArmA: Armed Assault」 (ArmA) をリリースしている。
OFPの発売元(パブリッシャー)はイギリスのCodemasters社であり、OFP用の拡張パックGold Upgrade(日本ではRed Hammer)で追加されたRed Hammerキャンペーンについては同社が開発した。ArmAの発売元は世界規模ではイギリスの505 Games社だが、国や地域よっては他の会社が行っており複数に分かれている。ArmAの世界的な題名はArmA: Armed Assaultだが、北米での題名はArmA: Combat Operationsであり内容も僅かに異なる。
2009年にリリースした「ARMA 2」は、BISにとってOFP: CWCの完全な続編という位置付けであり、以前は「Game 2」と呼ばれていたプロジェクトである。Codemasters社は、「Operation Flashpoint: Dragon Rising」 (OFP: DR) と呼ばれるOFP: CWCの続編を独自に開発しているが、これにBISは関与していない。
2011年にはARMA 2のエンジンをベースに、ヘリのフライトシミュレータとして変更、拡張を行った「Take On Helicopters」をリリースしている。
また、BISはSF RTS「Carrier Command: Gaea Mission」をBlack Element Softwar社と共同開発し、PCと家庭用ゲーム機Xbox 360向けに2012年9月にリリースした。この作品は1988年にAmigaやAtari ST向けに発売された「Carrier Command」のリメイクである。
開発作品
編集- Operation Flashpoint: Cold War Crisis (OFP本体)
- Operation Flashpoint: Gold Edition (OFP本体+拡張パックGU)
- Operation Flashpoint: Resistance (拡張パックRES)
- Operation Flashpoint: Game of the Year Edition (OFP本体+GU&RES)
- Operation Flashpoint: Elite (Xbox版)
- ArmA: Cold War Assault (OFP本体+RES+バージョン1.99アップデート、及びタイトル変更)
- ArmA: Armed Assault (ArmA本体) / ArmA: Combat Operations (北米仕様)
- ArmA: Queen's Gambit (拡張パックQG)
- ArmA: Armed Assault Gold Edition (ArmA本体+QG)
- ARMA 2(ArmA2本体)
- ARMA 2: Operation Arrowhead(単体動作型拡張パックOA)
- ARMA 2: Combined Operations(ArmA2本体+OA)
- ARMA 2: British Armed Forces(アドオンパックBAF)
- ARMA 2: Private Military Company(アドオンパックPMC)
- ARMA 2: Firing Range(アンドロイドOS、iOS向けの射撃を中心とした内容のアプリ)
- ARMA 3(A3本体)
- ARMA Tactics
- Take On Helicopters
- Carrier Command: Gaea Mission
- Take On Mars
Bohemia Interactive Simulations(旧 Bohemia Interactive Australia)
編集Bohemia Interactive Australia (BIA) は、BISとデイヴィッド・ラゲッティー (David Lagettie) によって作られたオーストラリアの分社である。世界各国の軍事機関向けにWindows用の軍事訓練シミュレーションプログラム(シミュレータ)であるVirtual Battlespace (VBS) を開発しており、2002年に「VBS1」(OFP: CWCのエンジンを元に開発)、2007年に「VBS2」(ArmAのエンジンを元に開発)をリリースしていた。 現在は米国やチェコのオフィスも統合しBohemia Interactive Simulations (BISim) となっている。
VBSはVirtual Battlespaceの略(VBS1の開発当初はVirtual Battlefield Systemと呼ばれていた)であるが、製品名ではVBS1・VBS2として販売されている。一般にもオンラインで販売されているが、BISの一般市場向け製品と比べると高価である。
開発作品
編集- VBS1
- VBS2
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- Bohemia Interactive (公式サイト)
- Bohemia Interactive Community Wiki(公式ウィキ)
- Bohemia Interactive Forums(公式フォーラム)
- Bohemia Interactive Studio - メディア芸術データベース