Bluefish

クロスプラットフォームに対応し、Webサイト作成に特化したテキストエディタ

Bluefish(ブルーフィッシュ)は、プログラミングウェブページ作成のためのフリーテキストエディタである。Bluefishは様々なプログラミング言語マークアップ言語[注釈 1]による開発をサポートしている[1]。BluefishはLinuxMicrosoft WindowsmacOSなど多くのプラットフォームに対応している[2]。比較的軽量なテキストエディタだがプロジェクト管理などの統合開発環境のような強力な機能にも対応している[1]

Bluefish
作者 クリス・マズク、オリヴィエ・セシンク
開発元 Bluefish Dev Team
最新版
2.2.10 / 2017年1月27日 (7年前) (2017-01-27)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム (POSIX)
対応言語 多言語
サポート状況 開発中
種別 テキストエディタWebオーサリングツール
ライセンス GNU GPL
公式サイト bluefish.openoffice.nl/index.html
テンプレートを表示

特徴

編集

シンタックスハイライト自動補完コード折りたたみ・自動回復機能・アップロード/ダウンロード機能・Unicode対応ウェブブラウザなどを内蔵している[1]。プログラミング言語・マークアップ言語に対応したスペルチェッカや複数のドキュメント・プロジェクトの管理に対応している。Bluefishは複数の文字コードに対応している。Bluefishはプラグインスクリプトによって機能の拡張が可能である。Bluefish 2.2.8以降ではSassに対応した。

歴史

編集

Bluefishは1997年、クリス・マズクとオリヴィエ・セシンクによってLinux上でウェブページ作成を行うユーザーを支援するために開発が開始された[3]。Bluefishは現在とは異なる名前で開発が開始された。最初は「Thtml editor」という名前だったが謎めいた名称であったので放棄された[3]。次の名前である「Prosite」は様々な国のこの名前を商業的に使用しているウェブ開発企業との衝突を避けるために放棄された。「Bluefish」という名前はメーリングリストロゴ (青い魚) が提案された後に決定された[3]。Bluefish 1.0以降は新たなロゴに置き換えられた。

開発状況

編集

Bluefishはウィジェット・ツールキットGTKを採用しており、C言語で書かれている。C言語によるプラグインAPIが存在するが、メンテナンスされていない部分 (info browser pluginなど) とされている部分を分離するために利用されている。Pythonによるプラグインも存在するが、Bluefish本体とやり取りをするためにはC言語によるプラグインが必要となる。BluefishはAutotoolsを利用してビルド環境を設定する。BluefishはGCCLLVM/Clangの両方でコンパイルが可能となっている。WindowsではMinGWを利用してコンパイルを行う。

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ a b c Bluefish Features”. 2018年7月12日閲覧。
  2. ^ マルチプラットフォーム対応のプログラマ/Webデザイナ向けテキストエディタBluefish 2.2.0”. OSDN (2011年11月29日). 2018年7月12日閲覧。
  3. ^ a b c What is Bluefish?”. 2018年7月12日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集