ARPU
ARPU(エーアールピーユー〈「アープ」の発音事例もある〉英語: Average Revenue Per User)は、電気通信事業者の1契約あたりの売上をあらわす指標である。一般的にPHS含む携帯電話について用いるが、電話会社やインターネットサービスプロバイダに用いることもある。本項は携帯電話のARPUについて解説する。
概要
編集1か月単位で表すことが多く、この場合はARPUと月額利用料金は同義となる。ナビダイヤルの通話料金やコンテンツ情報料など、他社の課金徴収代行に該当する金額は除く。事業者の業績評価に重要な指標のひとつである。
音声ARPUとデータARPUがあり、合計して総合ARPUと称する。単にARPUを用いる場合は総合ARPUを指す。音声ARPUは基本料金と通話料を合計した通話に関する料金、データARPUは基本料金とデータ通信料を合計した通信に関する料金である。
業績の評価は「AMPU」(Average Margin Per User:1契約あたりの月間粗利益)を使うべきだとする意見もある[1]。
各国のARPU
編集主要国の状況[2]
参考文献
編集- ^ ARPUとAMPU グローバルインフォメーション 2003年6月2日
- ^ 金額とARPUで見た市場の質 WirelessWire News 2010年4月1日
- ^ 市場別の移動体通信市場の予測 中国携帯電話市場の予測(2009年全期の分析・2010年~2013年の市場予測) ~2009年全期の分析及び2010年~2013年の市場予測~ ROA Group 2010年4月
- ^ 3G(第3世代携帯電話)化が進む韓国携帯市場 NICT情報通信ベンチャー支援センター
- ^ India Mobile Service ARPU Declined by Up To 37% in 2008 Second REPUBLIC 2009年4月3日
- ^ フランスの2007年1世帯あたり通信費用は月93ユーロ ITmedia 2008年2月22日
- ^ 1Q10 Germany Mobile Operator Forecast, 2009 - 2014:Germany will have 120.3 million mobile subscribers in 2014 with T-Mobile's market share rising to 36.8% IE Market Research Corp 2010年1月28日