AQUA NOME
『AQUA NOME』(アクア・ノーム) は、EPOの19枚目のスタジオ・アルバム。2009年7月8日に発売された[1]。CDジャケットはデジパック仕様となっている。発売元はEPOの個人レーベルeponica Record。規格品番はXQGR-1001。
『AQUA NOME』 | ||||
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EPO の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ポップス アンプラグド ワールド・ミュージック | |||
レーベル | eponica Record | |||
プロデュース |
EPO・宮川雅彦 Director:篠崎恵子 | |||
EPO アルバム 年表 | ||||
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背景
編集EPOが個人レーベル ”eponica Record”(エポニカレコード) を立ち上げリリースされた第1作。新作としては2001年の『air』以来のこととなる。今作はEPOが自分の声を最も活かせる音楽を模索し、本当にやりたかった音楽を形にするためにライブを中心とした活動を続け、およそ8年の歳月をかけて完成させたアルバムである。作詞・作曲のほとんどをEPO自身が手掛け、全ての編曲にも携わっている。打ち込みは使用せず、生楽器演奏にこだわったポップスやワールド・ミュージックなどが収録されている。
タイトルの ”AQUA” は水、”NOME” は神秘を守る大地の妖精を意味し[2]、2000年よりEPOを中心に活動を始めた多国籍音楽ユニットの名称にもなっていた[3]。当ユニットのメンバーには馬頭琴と喉歌の嵯峨治彦や、ショーロクラブ(CHORO CLUB)のギタリスト笹子重治、音の水彩画家と評されるパーカッショニストの渡辺亮といった演奏家が参加しており[4]、今作もほぼ同じメンバーによってレコーディングが行われている。
批評
編集音楽情報サイトCDジャーナルのページでは、「2000年から8年の歳月をかけ、ライヴを中心にじっくり熟成させた楽曲を収録したアルバム。心地よく有機的に奏でられるアコースティック・サウンドに、優しく繊細に織り込まれるEPOの歌声が乗った、聴く者の心を癒してくれる作品。」とコメントが記されており[6]、またタワーレコードの商品ページでは、「EPOのオーガニック・アコースティック・サウンド・アルバム。無国籍でユニークなアコースティック編成で心地よく有機的に奏でられるサウンド。8年の歳月をかけじっくりと熟成させたこのアコースティック・サウンドは、あたかも上質なワインのような作品。」と紹介されている[7]。
収録曲
編集全作詞・作曲: EPO (特記以外)、全編曲: EPO & AQUA NOME。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「M」 | |
2. | 「100gの金と綿」 | |
3. | 「サイレントソング」 | |
4. | 「NOAH」 | |
5. | 「ベラルーシの泉」(Instrumental) | |
6. | 「たったひとつの」 | |
7. | 「春の水」(作詞・作曲:陣内雄) | |
8. | 「AQUA NOME」 | |
9. | 「でも生きている」 | |
10. | 「Glory」 | |
合計時間: |
参加ミュージシャン
編集
M
100gの金と綿'
サイレントソング
Noah
ベラルーシの泉
|
たったひとつの
春の水
AQUA NOME
でも生きている
Glory
|
脚注
編集出典
編集- ^ “Epo – Aqua Nome”. Discogs. 2023年4月2日閲覧。
- ^ アルバムのライナーノーツより。
- ^ “interview EPO 熟成させた、神秘的で感動的な世界観 EPOの8年ぶりのアルバム『AQUA NOME』”. CDJournal. 音楽出版社. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “EPOが8年間かけて熟成させたオーガニックな新作完成”. 音楽ナタリー. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “作家紹介 北見隆”. 北見隆 ギャラリー枝香庵. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “EPO / AQUA NOME[デジパック仕様]”. CDJournal. 音楽出版社. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “AQUA NOME EPO”. TOWER RECORDS JAPAN. タワーレコード. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “渡辺 亮(わたなべ りょう)/パーカッショニスト · 画家”. RYO WATANABE WORKS. 2023年4月12日閲覧。
外部リンク
編集- eponica.net – EPOオフィシャルサイト
- AQUA NOME – Shop eponica