AN/ASQ-228は、レイセオン(現レイセオン・テクノロジーズ)が開発した、発達型前方監視赤外線(Advanced Targeting Forward-Looking Infra-Red, ATFLIR)ポッド。航法用ポッドと目標指示ポッドの機能を統合化したポッドとなっている。

F/A-18Eに搭載されたAN/ASQ-228

概要

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本機はポッド式の航法および目標指示装置で、内部には航法前方監視赤外線(Navigation Forward-Looking Infra-Red, Nav FLIR)、レーザー・スポット追跡装置(Laser Spot Tracker, LST)、電子光学センサー・ユニット(Electro-Optical Sensor Unit, EOSU)が収納されている[1]。幅広い脅威の識別機能、スタンドオフ距離からのピンポイント精度およびリアルタイム評価能力、最大高度約1,524メートル、斜め距離約48キロメートルからのレーザー目標指示能力、従来以上の高画質電子光学および赤外線(Electron Optics/Infra-Red, EO/IR)画像提供能力等の特徴を有しており、今後、レーザー・マーカー機能付加、電子機器の一体化、センサー融合機能の追加、自動目標識別機能付与、電子光学カメラおよびLSTの改良、探知距離の延伸などの機能強化が行われる予定である[1]

対応機種

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採用国

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  アメリカ合衆国
  マレーシア
  オーストラリア
  スイス

脚注

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出典

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  1. ^ a b イカロス出版 世界の名機シリーズ F/A-18 ホーネット スーパーホーネット 増補改訂版 28頁-30頁 「F/A-18E/Fのレーダー&センサー」
  2. ^ a b c MILITARY-INDUSTRIAL COMPLEX: Defense Dept. Contracts for Dec. 19, 2012”. Huntington News (19 December 2012). 4 July 2020閲覧。

関連項目

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  • AN/AAS-38 - F/A-18C/Dに搭載されるFLIRポッド。

外部リンク

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