AI実装検定
AIに関する資格試験
AI実装検定は、AI実装検定実行委員会が実施するAIに関する資格試験である。AIを100万人が学ぶことを目的として設立された。
AI実装検定 | |
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実施国 | 日本 |
資格種類 | 民間検定試験 |
分野 | 人工知能 |
試験形式 | CBT |
認定団体 | AI実装検定実行委員会(AIEO) |
認定開始年月日 | 2020年(令和2年) |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
特記事項 | 多肢選択式 |
ウィキプロジェクト 資格 ウィキポータル 資格 |
従来はオンライン受験(自宅受験)であったが、2022年8月1日よりCBTテストセンター方式に変更される。テスト方式は多肢選択式である。テストは3種類。AI実装検定(A級)は1時間で60問、AI実装検定(S級)は1時間で50問、AI実装検定(B級)は40分で30問出題される。テスト難易度はS級>A級>B級となっている。
AI実装検定とは
編集AI実装検定に合格すると、ディープラーニング実装師の称号が付与される。合格者にはロゴも用意されている。
シラバス
編集AI実装検定の公式ウェブサイトで、シラバス及び試験対策を公開している。
- AI実装検定(S級)
- NLP 20題 - NLPについて下記範囲を論文範囲からフレームワーク(Pytorch及びKeras)の実装問題を出題。
- model 30題 - ディープラーニングのモデルについて下記範囲を論文範囲からフレームワーク(Pytorch及びKeras)の実装問題を出題。
- AI実装検定(A級) - ディープラーニングの基本構造であるニューラルネットワークの基礎的な構造の理解を問う。
- AI 20題 - 入力層と出力層、重み、順伝播の計算、行列の掛け算、バイアス項の導入、sigmoid関数、正解値の導入、二乗和誤差、誤差の微分、誤差逆伝播法、連鎖律、偏微分、アダマール積
- プログラミング 20題 - ディープラーニングの実装においてデファクトスタンダードであるPythonと、数値計算をするための各種ライブラリの実装知識を問う。Numpy、Pandas、Matplotlib、Seaborn、Sciket-learn
- 数学 20題 - ディープラーニングで頻出する数学の内容について、計算が出来るかを問います。高校数学の内容ですが、ごく一部大学数学が入る。
- 集合と確率 - 和集合と共通部分、絶対補と相対補、ベイズ確率、条件付き確率
- 数列と行列 - ニューラルネットワークの基本的なネットワークの記載に必要な数式の読解力を問う。
- 関数と微分 - ニューラルネットワークの連鎖率で使われる数式の読解力を問う。
- AI実装検定(B級)
- AI超入門 30題 - AIの概要についての直感的理解を7つの側面(学習と推論、データとタスク、パターン認識、歴史、読み書き表現、計算と整理、開発と運用)から問う。
学習方法
編集- AI実装検定(S級) フレームワークを用いた実装が出題されますので、論文著者の実装例やKerasなどフレームワーク公式の実装例をご参考ください。
- AI実装検定(A級) AI実装検定実行委員会責任監修公式テキスト
- AI実装検定(B級) Youtube