9 〜9番目の奇妙な人形〜

9 〜9番目の奇妙な人形〜』(ナイン 9ばんめのきみょうなにんぎょう、原題: 9)は、2009年アメリカ映画。この項目では、元になった短編映画"9"についても解説する。

9 〜9番目の奇妙な人形〜
9
監督 シェーン・アッカー
脚本 パメラ・ペトラー
原案 シェーン・アッカー
製作 ティム・バートン
ティムール・ベクマンベトフ
ジム・レムリー
音楽 デボラ・ルーリー
編集 ニック・ケンウェイ
製作会社 レラティビティ・メディア
配給 アメリカ合衆国の旗 フォーカス・フィーチャーズ
日本の旗 ギャガ
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年9月9日
日本の旗 2010年5月8日
上映時間 79分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $30,000,000[1]
興行収入 $48,428,063[1]
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長編製作の経緯

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シェーン・アッカ―が2005年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアニメーション・ワークショップで課題として制作した3D短編、"9" (en) が元になっている[2]。この短編映画は第78回アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされている。この9ティム・バートンの目に留まり、長編映画化が実現することになった。短編は、2010年の長編とは舞台設定が共通しているものの、基本的なストーリーが異なっているほか、登場人物が実質的に9と5の二人だけであること、登場人物が全く声を発しないなどの差異がある。オリジナルの短編はDVD・ブルーレイの特典映像として収録されている。

ストーリー

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人類が滅亡し、終末世界と化した[3]地球で1体の人形・9が目を覚ます。声が出ない彼は、「仲間」と声をかけられた人形・2と出会う。彼は9を喋れるようにしてくれた。しかし、突然「ビースト」に襲われ、2が連れ去られてしまう。再び一人ぼっちになってしまった9が次に出会ったのは、1、5、6、8だった。9は2を助けようと仲間たちに訴えるが、1に阻止されてしまう。それでも諦められない9は5と共に2を助けるため旅に出る。

なぜ、人類は滅亡してしまったのか?そして、人形達は何のために造られたのか?

登場人物

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各項目内の並びは、基本的に登場順。

9体の人形

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9(Nine)
主人公。9体の人形たちの中では最後に目覚めた。
2(Two)
発明家。9の発声装置を直し、喋れるようにした。
5(Five)
職人。過去に機械獣に襲われたことで、隻眼になっている。
1(One)
リーダー。臆病かつ保守的な性格で、9とはたびたび衝突する。彼のみ瞳孔がツリ目のような三角形になっている。
8(Eight)
腕力自慢。頭は悪いが、1の命令には忠実。
6(Six)
芸術家。左右で大きさの違う目が特徴。指がペン先になっている。
7(Seven)
女戦士。鳥の頭蓋骨を兜のように身に着けている。
3(Three) 4(Four)
双子。フードを被った姿をしている。言葉は話せないが、知識は豊富。目がプロジェクターになっている。

機械

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「ビースト」(The Beast)
荒廃した世界を闊歩する機械獣。いずれも赤いカメラアイが付いている。
型ビースト(The Cat Beast)
作中で最初に登場する「ビースト」。背中には棘があり、頭は猫の頭蓋骨でできていて、左目には通常のカメラアイ、右目には暗闇での索敵用に白熱電球が付いている。ライオンのような足取りで動き回る。
「ザ・マシーン」(The Fabrication Machine)
「ビースト」を生み出した元凶。

その他

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科学者
「ザ・マシーン」に搭載されている人工知能を作った科学者にして、9体の人形の生みの親。

声の出演

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スタッフ

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評価

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レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは185件のレビューで支持率は58%、平均点は5.90/10となった[4]Metacriticでは31件のレビューを基に加重平均値が60/100となった[5]

受賞・ノミネート

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第37回アニー賞
  • ノミネート:特殊効果賞
  • ノミネート:美術賞

脚注

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  1. ^ a b 9 (2009)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年11月2日閲覧。
  2. ^ Blu-ray『9 〜9番目の奇妙な人形〜』特典映像、「9(ナイン)短編から長編へ」より
  3. ^ 「9 ナイン」6番の人形はティム・バートンへ捧げたオマージュ - ライブドアニュース
  4. ^ 9 (2009)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月16日閲覧。
  5. ^ 9 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月16日閲覧。

外部リンク

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