666号室
『666号室』(ろっぴゃくろくじゅうろくごうしつ、仏語:Chambre 666)は、1982年(昭和57年)製作・放映、ヴィム・ヴェンダース監督によるフランス・西ドイツ合作のドキュメンタリーテレビ映画である。
666号室 | |
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Chambre 666 | |
監督 | ヴィム・ヴェンダース |
脚本 | ヴィム・ヴェンダース |
製作総指揮 |
クリス・ジーヴァニッヒ クロード・ヴァンチュラ ミシェル・ブジュ |
出演者 |
スティーヴン・スピルバーグ ジャン=リュック・ゴダール ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー |
音楽 |
バーナード・ハーマン ユルゲン・クニーパー |
撮影 | アニエス・ゴダール |
編集 | シャンタル・ド・ヴィスメス |
製作会社 |
アンテーヌ2 グレイ・シティ クリス・ジーヴァニッヒ・フィルムプロドゥクツィオーン ヴィム・ヴェンダース・プロダクションズ |
配給 |
アンテーヌ2 東北新社 DVD |
公開 |
1982年6月1日 1985年2月24日(BIFF) 1990年9月16日 2006年8月25日 DVD |
上映時間 | 45分 |
製作国 |
フランス 西ドイツ |
言語 |
ドイツ語 英語 フランス語 |
略歴・概要
編集1982年(昭和57年)5月14日 - 26日、フランス・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏アルプ=マリティーム県カンヌで開かれた第35回カンヌ国際映画祭の会期中に、オテル・マルティネス666号室に16ミリカメラを設置し、同映画祭に招かれた映画人たちに同一の質問を投げかけ、それに答える姿を捉えたドキュメンタリーフィルムである[1]。
それぞれの被写体に与えられたフィルムは1ロール、約11分間のみ、質問は下記である。
映画とは、失われつつある言語で、死にかけている芸術か?
Is cinema a language about to get lost, an art about to die? — Chambre 666[1]
本作は、同映画祭閉幕後の同年6月1日、フランスのテレビ局アンテーヌ2で放映された。日本では、1980年代中盤に東京・赤坂にあるドイツ文化センターで上映された。
スタッフ・作品データ
編集- 監督・脚本 : ヴィム・ヴェンダース
- 撮影監督 : アニエス・ゴダール
- 録音 : ジャン=ポール・ミュジェル
- 編集 : シャンタル・ド・ヴィスメス
- 音楽 : バーナード・ハーマン、ユルゲン・クニーパー
- プロデューサー : クリス・ジーヴァニッヒ、クロード・ヴァンチュラ、ミシェル・ブジュ
- 形式 : イーストマンカラー - 16ミリフィルム - モノラル録音
- ジャンル : ドキュメンタリー映画、テレビ映画
キャスト
編集- 登場順 (同年のカンヌ参加作品)
- ジャン=リュック・ゴダール (『パッション』、『フレディ・ビュアシュへの手紙』、 フランス / スイス)
- ポール・モリセイ (Paul Morrissey、『フォーティ・デュース』、 フランス)
- マイク・デ・レオン (Mike De Leon、 フィリピン)
- モンテ・ヘルマン (Monte Hellman、 アメリカ合衆国)
- ロマン・グーピル (Romain Goupil、 フランス)
- スーザン・シーデルマン (『スミサリーンズ』、 アメリカ合衆国)
- ノエル・シムソロ (Noël Simsolo、 フランス)
- ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー ( 西ドイツ)
- ヴェルナー・ヘルツォーク (『フィツカラルド』、 西ドイツ)
- ロバート・クレイマー (『全速力で』、 フランス)
- アナ・カロリナ (Ana Carolina、 ブラジル)
- マルーン・バグダディ (Maroun Bagdadi、『小さな戦争』、 レバノン)
- スティーヴン・スピルバーグ (『E.T.』、 アメリカ合衆国)
- ミケランジェロ・アントニオーニ (『ある女の存在証明』、 イタリア)
- ヴィム・ヴェンダース (『ハメット』、 西ドイツ)
- ユルマズ・ギュネイ (『路』、 トルコ)