600ステーション』(ろくまるステーション)は、テレビ朝日ANN)で1989年10月2日から1991年3月29日までの間にかけて放送された月曜から金曜夕方のニュース番組

600ステーション(月-金曜)
530ステーション(土・日曜)
ジャンル 報道番組
出演者 以下および出演者を参照
オープニング 当該項参照
製作
制作 テレビ朝日ANN
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
600ステーション
出演者千田正穂
田中滋実
山上万恵美
放送期間1989年10月2日 - 1991年3月29日
放送時間月-金曜 18:00 - 18:50
放送枠テレビ朝日系列夕方ニュース枠
放送分50分
530ステーション
出演者畑恵
朝岡聡
山崎正
清文枝
放送期間1990年10月6日 - 1993年3月28日
放送時間土曜 17:30 - 18:00 日曜 17:30 - 17:55
放送分30分
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本項では、1990年10月6日から1993年3月28日まで『600』の週末版として土・日曜に放送された『530ステーション』(ごうさんまるステーション)についても述べる。

なお正式な番組ロゴには「ANN」が入るため、それぞれ「600ステーション ANN」 → 「ANN 600ステーション」、「ANN 530ステーション」としていた。

番組概要

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1991年3月31日まで、NNNとANNのクロスネット局だったテレビ信州は、クロスネット時代のANN夕方全国ニュースは、この番組が最後だった(同年4月1日に長野朝日放送開局のため)。これ以降同局は、日本テレビからのネット受けに変更となり、夕方の全国ニュースは『NNNニュースプラス1』となった。また、週末については1991年3月31日まではクロスネット局のテレビ信州や福井放送(日曜のみ)でもそれぞれネットされた(いずれもNNNとのクロスネット局 長野県のネット局は途中で同年4月1日開局の長野朝日放送へ移行)。なお、1991年4月以降のテレビ信州と福井放送における日曜の当該枠は『笑点』(日本テレビ系)の同時ネットになった。

後期の「ステーション」のロゴは、当時の『ニュースステーション』(Nステ)と同一デザインだった。これは、当時のANN系列報道番組において『Nステ』がフラグシップ(旗艦)的存在であったことも関係している。週末深夜の『ナイトライン』においても、当時の『Nステ』用に制作されたタイトルバックを一部流用して、それらの「連携」「連続性」をアピールしていた。

この番組のセットには特徴があり、ひとつは『Nステ』のキャスターの背後に見えるアークヒルズの夜景を模したミニチュアを配したセットのイメージをそのまま持ち込み、あたかも『Nステ』のセット後方にこの番組専用のデスクを配したかのような雰囲気を作り出していた。もうひとつは、当時としては画期的な液晶クロマキーパネルである。通常は一見してガラス板を立てているだけだが、スイッチを入れるとガラス板が緑色に変化する。この部分に別の映像を合成することで、様々な映像効果を演出できる。このセットからは朝帯のCNN関連番組も放送されていた。

1990年にテレビ朝日・および一部地方系列で放送されたアニメ『ガタピシ』の中で『600ステーション』という設定のニュース番組をペエスケが見ているという件があった(「まねっこ平太」など)。

600ステーション

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ニュースシャトル』の後番組として、NHKを退職しフリーアナウンサーとなった千田正穂をメインキャスターに起用。番組タイトルをほとんどの地域で統一させ、スタジオセットも同局の看板番組『ニュースステーション』を模したものにする(先述)などイメージ一新を狙った。なお、「600」の読みは、語感の響きと発音のしやすさから「ろくまる」とされていた。

しかし、『FNNスーパータイム』(フジテレビ)を筆頭とする他局裏番組との視聴率競争に埋没し、1991年3月で終了。同年4月1日からの後番組『ステーションEYE』に受け継がれる。

530ステーション

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土曜日の『鳥越&畑 ザ・スクープ』内『ストレートニュース』および、日曜日の『ANNニュース&スポーツ』に代わり、月-金曜の『600』の週末バージョンとして放送していた。

『600』は変則的に「ろくまる」と読ませたが、こちらは『530』を「ごうさんまる」と読ませた。月-金曜版『600』終了後も土・日曜版『530』のみ放送が継続されたが、1993年3月末に終了。同年4月以降は土・日曜版も『ステーションEYE』へ改題した。

出演者

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期間 600ステーション 530ステーション
メイン スポーツ 天気 メイン 天気
男性 女性 月 - 木曜日 金曜日
1989年10月2日 - 1990年9月28日 千田正穂[1]
田中滋実[1] 宮嶋泰子 田原浩史 (不明) (放送なし)3
1990年10月1日 - 1991年3月31日 山上万恵美1 飯村真一2 田中滋実1 畑恵4 朝岡聡5 黒川敦子1・5
1991年4月6日 - 1992年9月27日 放送終了 山崎正6
1992年10月3日 - 1993年3月28日 清文枝1

放送時間

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※全て日本時間で記す。

600ステーション
  • 月-金曜 18:00 - 18:50(前半の全国ニュース:18:00 - 18:30)
530ステーション
  • 土曜 17:30 - 18:00(前半の全国ニュース:17:30 - 17:52頃)
  • 日曜 17:30 - 17:55(前半の全国ニュース:17:30 - 17:46頃)

テーマ曲・オープニング

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期間 歌手名あるいは曲名 備考
1989年10月2日 1990年9月28日 『600ステーションのテーマ』 CM前のアイキャッチには「♪Sta-tion, six,oh,oh〜」という女声コーラスの入るオリジナル曲が使用された
1990年10月1日 1991年3月31日 東京スカパラダイスオーケストラ『栄光へのカウントダウン』 『530』と共通で『600』後期テーマ曲として使用されていた
1991年4月6日 1993年3月28日 カシオペア『FLUSH UP』 『600』終了後の『530』後期での使用

ネット局

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放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 テレビ朝日 ANN 基幹・報道部番組制作局
北海道 北海道テレビ
青森県 青森朝日放送 1991年10月開局から
『530』のみ放送、後半は『ABAニュース』
宮城県 東日本放送
秋田県 秋田朝日放送 1992年10月開局から、『530』のみ放送
福島県 福島放送
新潟県 新潟テレビ21
長野県 テレビ信州 NNN/ANN 1991年3月31日まで
長野朝日放送 ANN 1991年4月1日開局から、『530』のみ放送
静岡県 静岡県民放送(静岡けんみんテレビ) 現:静岡朝日テレビ
石川県 北陸朝日放送 1991年10月開局から、『530』のみ放送
福井県 福井放送 NNN/ANN 1991年3月24日打ち切り[2]
日曜のみ、『530』として放送
中京広域圏 名古屋テレビ ANN
近畿広域圏 朝日放送 現:朝日放送テレビ
広島県 広島ホームテレビ
香川県岡山県 瀬戸内海放送
福岡県 九州朝日放送
長崎県 長崎文化放送 1990年4月開局から
熊本県 熊本朝日放送 1989年10月開局から
鹿児島県 鹿児島放送

「600ステーション」のANN系列局による同番組のローカルパート番組のタイトル

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月-金曜版のタイトル。以下のデータは1991年3月の放送終了時点のもの。

放送局名 番組名
ANB(現:EX) テレビ朝日 600ステーション ANN → ANN 600ステーション(番組制作局)
HTB 北海道テレビ 1968年11月3日開局 - 1990年3月30日HTBニュースロータリー
1990年4月2日 - 1992年3月27日HTBニュースウェーブ
KHB 東日本放送 1989年10月2日 - 1990年3月30日:600ステーション ANN / 夕刊ですKHB
1990年4月2日 - 1991年3月29日:KHB 600ステーション ANN(金曜日のみは18:45まで)
KFB 福島放送 1989年10月2日 - 1991年3月29日:KFB 600ステーション ANN / ヤン坊マー坊天気予報
NT21(現:UX) 新潟テレビ21 1989年10月2日 - 1991年3月29日:NT21 600ステーション ANN / ウェザーアイ
TSB テレビ信州
(1991年3月31日までクロスネット局、現在はNNN系列
1989年10月2日 - 1991年3月29日:TSB 600ステーション ANN
SKT 静岡県民放送
(静岡けんみんテレビ、現:SATV 静岡朝日テレビ)
1989年10月2日 - 1991年3月29日:SKT 600ステーション ANN → ANN SKT 600ステーション
NBN 名古屋テレビ 1989年10月2日 - 1991年3月29日:名古屋テレビ600ステーション ANN
ABC 朝日放送
(現:朝日放送テレビ)
1989年10月2日 - 1991年3月29日:ANN 600ステーションABC
HOME 広島ホームテレビ 1989年10月2日 - 1991年3月29日:HOME 600ステーション ANN
KSB 瀬戸内海放送 1989年10月2日 - 1991年3月29日:KSB 600ステーション ANN → KSB ANN 600ステーション
KBC 九州朝日放送 1989年4月3日 - 1992年10月2日KBCニュース ハーツトゥハーツ
ncc 長崎文化放送 1990年4月2日 - 1991年3月29日:ncc 630ステーション
KAB 熊本朝日放送 1989年10月2日 - 1991年3月29日:KAB 600ステーション ANN → ANN KAB 600ステーション / KABウェザーボイス
KKB 鹿児島放送 1987年10月19日 - 1991年10月4日KKBニュース(第2期)

「530ステーション」のANN系列局のローカル番組のタイトル

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いずれも週末版のタイトル。以下のデータは1993年3月の放送終了時点のもの。

放送局名 番組名
ANB(現:EX) テレビ朝日 ANN 530ステーション(番組制作局)
HTB 北海道テレビ 1990年10月6日 - 1991年3月31日:news SAT(土曜) / ANN 530ステーション(土曜のみ、ローカルニュースパート) / ANN 530ステーション(日曜のみ、ローカルニュースパート)
1991年4月6日 - 1993年3月28日:ANN 530ステーション(ローカルニュースパート)
ABA 青森朝日放送 1991年9月28日 - 1993年3月28日:ANN 530ステーション / ABAニュース
KHB 東日本放送 KHB 530ステーション ANN
AAB 秋田朝日放送 1992年9月26日 - 1993年3月28日:ANN 530ステーション(ローカルニュースパート
KFB 福島放送 KFB 530ステーション ANN
NT21(現:UX) 新潟テレビ21 NT21 530ステーション ANN
TSB テレビ信州 TSB ANN 530ステーション
(1991年3月31日まで日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局)
ABN(現:abn) 長野朝日放送 ANN 530ステーション(ローカルニュースパート
SKT 静岡県民放送
(静岡けんみんテレビ、現:SATV 静岡朝日テレビ)
ANN SKT 530ステーション
HAB 北陸朝日放送 1991年9月28日 - 1993年3月28日:ANN 530ステーション(ローカルニュースパート)
FBC 福井放送 朝日新聞テレビ夕刊
(1991年3月24日まで日曜日のみ)
NBN 名古屋テレビ ANN名古屋テレビ530ステーション
ABC 朝日放送
(現:朝日放送テレビ)
ANN ABC 530ステーション
HOME 広島ホームテレビ ANN 530ステーション(ローカルニュースパート
KSB 瀬戸内海放送 KSB ANN 530ステーション
KBC 九州朝日放送 ANN 530ステーション(ローカルニュースパート
ncc 長崎文化放送 ANN 530ステーション / nccニュース(18:55から放送)
KAB 熊本朝日放送 ANN KAB 530ステーション
KKB 鹿児島放送 ANN 530ステーション / KKBニュース(18:55から放送)

脚注

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  1. ^ a b 『企業と広告』第15巻第11号、チャネル、1989年11月1日、39頁、NDLJP:2853080/22 
  2. ^ 『北國新聞』1991年3月24日付、3月31日付各朝刊、テレビ欄。

関連項目

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テレビ朝日およびANN系列 月-金曜夕方のANNニュース
前番組 番組名 次番組
ニュースシャトル ANN
(1987年10月19日 - 1989年9月29日)
600ステーション ANN

ANN 600ステーション
(1989年10月2日 - 1991年3月29日)
ステーションEYE
1991年4月1日 - 1997年3月28日
(テレビ信州はNNNニュースプラス1
テレビ朝日およびANN系列 土曜夕方のANNニュース
鳥越&畑 ザ・スクープ
(1989年10月7日 - 1990年9月29日)
ANN 530ステーション
(1990年10月6日 - 1993年3月27日)
ステーションEYE ANN
(1993年4月3日 - 1997年9月27日)
テレビ朝日およびANN系列 日曜夕方のANNニュース
ANNニュース&スポーツ
(1987年10月4日 - 1990年9月30日)
ANN 530ステーション
(1990年10月7日 - 1993年3月28日)
ステーションEYE ANN
(1993年4月4日 - 1997年9月28日)
テレビ朝日 土曜17時台後半枠
勇者エクスカイザー
※17:30枠から17:00枠へ移動
(1990年2月3日 - 1990年9月29日)
ANN 530ステーション
(1990年10月6日 - 1993年3月27日)
ステーションEYE ANN
(1993年4月3日 - 1997年9月27日)