オーストリア国鉄
路線番号220
路線総延長79 km
軌間1435 mm
電圧15000V交流
最大勾配 30 パーミル
最小半径247 m
最高速度130 km/h

タウアーン線ドイツ語;Tauernbahn)は、オーストリア国鉄鉄道路線の名称である。路線番号は220ドイツザルツブルクとフィラハ・クラーゲンフルトを結ぶ路線と機能している。

運行形態

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寝台特急「ナイトジェット(NJ)」

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下記2系統が、それぞれ一日1往復ずつ運行されている。

  • ウィーン/シュツットガルト - シュヴァルツァハ - シュピッタル - ヴェネツィア
    シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。シュヴァルツァハを通過する。
    2017年以前は、ユーロナイト(EN)として運行していた。ナイトジェット車両が適用されたのは2016年末。2022年度に限りシュヴァーツァハに停車していた。2022年度以前は、ザグレブ/リイェカ方面のユーロナイト(EN)と併結していた。
  • ミュンヘン - シュヴァルツァハ - シュピッタル - ラスペツィア/ローマ
    シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。シュヴァーツァハに停車する。
    2016年末に運行を開始した。

寝台特急「ユーロナイト(EN)」

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下記1系統が、一日1往復運行している。

  • チューリヒ/シュツットガルト - シュヴァルツァハ - シュピッタル - ザグレブ/リイェカ
    シュヴァルツァハ以北は200号線に直通するが、スイス方面の車両は南方へ、ドイツ方面の車両は北方へ乗り入れる。シュピッタル以南は601号線に直通する。アルプスを越えるあたりで多くの駅に停車する。
    過去の運行形態
    かつては、ドイツ発着便とスイス発着便が、併結せずに運行していた。スイス発着便は、ベオグラード発着車両を併結していた。ドイツ発着便は、上記ヴェネツィア発着の列車(現在のナイトジェット)に併結されていて、220号線内全ての駅を通過していた。
    2016年末に、スイス発着便のベオグラード発着車両のみシュヴァルツァハ折り返しとなった。
    2018年度より、スイス発着便がベオグラード発着車両を併結しなくなった。
    2020年秋 - 2021年春にかけて、スイス発着便・ドイツ発着便とも運行を休止していた。
    2022年度より、ドイツ発着便がシュヴァーツァハ停車となった。
    2023年度より、両系統がシュヴァーツァハ以南で併結する様になった。停車駅は、スイス発着便のものが適用された。ドイツ発着便の、ナイトジェット(NJ)との併結は解除された。

特急「レイルジェット(RJ)」

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  • ウィーン/ミュンヘン - シュヴァルツァハ - シュピッタル - クラーゲンフルト
    一日3往復の運行。追加でザルツブルク - マルニッツ間に、日曜日に南行1本、月-木曜日1往復、金曜日に北行1本が運行される。マルニッツ以北は各駅に停車する。シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。
    過去の運行形態
    2016年以前は、ウィーン発着の列車がインターシティ(IC)、ミュンヘン発着の列車がユーロシティ(EC)として、全線通しのみ、合計一日4往復運行していた。
    2016年末にレイルジェットに種別変更された。
    2019年末に一日3往復に減便された。
    2023年度より、マルニッツ以北の区間運転便が追加された。

特急「ユーロシティ(EC)」

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  • ルール地方/フランクフルト - シュヴァルツァハ - シュピッタル - クラーゲンフルト
    一日2.5往復の運行。上記レイルジェットと合わせて2時間に1本の運行となる。さらに、冬季の土曜日には1往復が増発される。マルニッツ以北は各駅に停車する。シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。
    過去の運行形態
    2016年以前は、レイルジェット(RJ)の一部もこの種別で運行しており、一日3.5往復の運行であった。
    2017年度より、1往復がレイルジェット(rj)に変更され、一日2.5往復に減便となった。
    2024年度より、冬季の土曜日に限り一日1往復が増発される様になった。また、2023年12月から2024年7月にかけて、うち1.5往復がインターシティ・エクスプレス(ICE)の種別で運行していて、ドルフガシュタインとバト・ガシュタインを通過していた。

特急「シュネルツーク(D)」

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  • ザルツブルク - シュヴァルツァハ - マルニッツ 【土曜を除く毎日運行】
    一日1往復の運行だが、土曜は運休し、金曜は北行のみ、日曜は南行のみの運行となる。
    2024年度より運行を開始した。

特急「インターシティ(IC)」

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  • ザルツブルク - シュヴァルツァハ - クラーゲンフルト
    一日3.5往復の運行で、レイルジェット・ユーロシティと合わせて2時間に1本の運行となる。マルニッツ以北は各駅に停車する。シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。
    過去の運行形態
    2015年以前は、レイルジェット(RJ)の一部もこの種別で運行しており、一日4往復の運行であった。これとは別に、バート・ガシュタイン(北行はベクシュタイン) - ザルツブルク方面に平日限定で快速が一日1往復運行していた。
    2016年3月に、1往復の快速が上下ともバート・ガシュタイン発着となった。
    2016年末から一日1往復の運行となった。残り3往復はレイルジェット(rj)に種別変更となった。
    2019年度より、シュネルツーク(D)の種別で北行一日1本が運行を開始した。
    2019年末に2往復に増発された。
    2020年末に、バート・ガシュタイン発着の快速がクラーゲンフルト延伸・週6日運行に変更の上特急に格上げされ、3往復の運行となった。
    2024年度より、シュネルツーク(D)がインターシティ・エクスプレス(ICE)に種別変更となり、バト・ガシュタインとドルフガシュタインは通過となった。2024年7月の改正で、インターシティ(IC)にさらに種別変更となり、停車駅も元通りマルニッツ以北各駅停車となった。

快速「レギオナルエクスプレス(REX)」

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  • シュヴァーツァハ → マルニッツ 【夏季運行】
  • マルニッツ → シュピッタル → フィラハ 【夏季運行】
  • フィラハ → シュピッタル → シュヴァーツァハ  【夏季運行】
    季節限定で、一日1往復の運行。シュピッタル以南は601号線に直通する。北行に限り、普通(R)として運行するが、シュピッタル - マルニッツ間はノンストップ。
    過去の運行形態
    2020年に、マルニッツ - フィラハ間で運行を開始した。2020年度は一日2往復の運行であった。
    2021年度より、一日1往復の運行となった。
    2023年度より、北行に限り普通(R)として運行する様になった。
    2024年度より、普通(R)が再び快速に格上げとなった他、運行区間がシュヴァーツァハまで延伸された。また、シュヴァーツァハ → マルニッツの列車も運行を開始した。

普通「カートレイン(ASTB)」

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ベクシュタイン~マルニッツ間に、1時間に1本の運行。

普通(R)

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  • マルニッツ - シュピッタル 【平日・土曜運行】
    一日2往復の運行(土曜日は一日1往復の運行)。うち早朝の片道1本のみ、フィラハ→マルニッツの系統で運行され、601号線から直通する。
    2019年以前は、オーバーファルケンシュタインとペンクにも停車していた。

駅一覧

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  • 種別
    • EN:寝台特急「ユーロナイト」
    • EC:特急「ユーロシティ」
    • IC:特急「インターシティ」
    • REX:快速「レギオナルエクスプレス」
    • AS:普通「カートレイン」
    • R:普通「レギオナルツーク」
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • ☆印:半数停車
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ NJ EN RJ EC D IC REX AS R 接続路線 所在地
220 シュヴァルツァハ・ザンクト・ファイト駅 - 0.0     200号線(ヴェアグル方面、ザルツブルク方面) ザルツブルク州 ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウ郡
ドルフガシュタイン駅 14.3 14.3      
バト・ホフガシュタイン駅 5.0 19.3      
バト・ガシュタイン駅 10.8 30.1      
ベクシュタイン駅 4.1 34.2    
マルニッツ・オーバーフェラハ駅 11.7 45.9   ケルンテン州 シュピッタル・アン・デア・ドラウ郡
  オーバーファルケンシュタイン駅(休止中 *1)   (55.8)      
  ペンク駅(休止中 *1)   (58.4)      
コルブニッツ駅 18.9 64.8      
ミュールドルフ・メルブリュッケ駅 4.6 69.4      
プーザーニッツ駅 3.5 72.9      
シュピッタル・ミルシュテッターゼー駅 8.0 80.9     223号線(リーエンツ方面)、601号線(クラーゲンフルト方面)