2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村
2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村(2020ねんとうきょうオリンピック・パラリンピックのせんしゅむら)では、2021年に開催された2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村について記載する。
概要
編集所在地は東京都中央区晴海5[1]。都有地18ヘクタールに、14階から18階の宿泊棟21棟などが建設された[1]。居住スペースは約3800[2]。ベッド数はオリンピック時1万8000台、パラリンピック時8000台となる[1]。
恒設の建物のほか、仮設の建物として、大食堂、トレーニングジム、宗教施設などが設置されている[1]。
建設
編集晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業として実施[3]。建設費は再開発整備費約540億円、宿泊棟内装費約447億円[1]。
オリンピック期間
編集開村
編集選手村は2021年7月13日にオープンしたが、新型コロナウイルスの感染防止のため直前入村が原則となり、入村式(歓迎式典)も開催されなかった[2]。
出来事
編集選手村に泊まっていた外国人選手が、エコの観点からダンボールで作られていたベッドに数人で乗り、破壊するという心ない出来事が起きた。また、その写真がネットにアップロードされており、批判の声も上がっている。 寝心地などを批判する選手も現れたが[4]、環境保護などの面で注目され、2024年パリオリンピックの選手村でも採用されることとなった[5]。
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閉村
編集2021年8月11日、パラリンピックによる再開まで一旦閉村となった[6]。その後、8月17日にパラリンピックの選手村として再開し、9月8日に完全閉村した。
大会後
編集大会後は宿泊棟を改修し、新たに50階建ての超高層2棟を建設し、約5600戸の分譲・賃貸住宅となる予定[1]。HARUMI FLAGを参照。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f “会場情報 選手村”. 読売新聞 2021年7月24日閲覧。
- ^ a b “歓迎式典もない寂しい「選手村」開村、夜も明かりがともるのは一部だけ”. 読売新聞 2021年7月24日閲覧。
- ^ a b “選手村工事かわら版 第4号”. 東京都. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “東京五輪の段ボールベッド使った韓国卓球選手「起きたら肩が凝っていた」”. 中央日報 (2021年8月23日). 2024年6月28日閲覧。
- ^ “段ボールベッド、パリ五輪で再び エアウィーヴが提供”. 日本経済新聞 (2023年2月5日). 2024年6月28日閲覧。
- ^ “選手村、パラまでしばらく閉村”. 日本経済新聞. (2021年8月11日)
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手村 - 東京都オリンピック・パラリンピック準備局