2008年のJリーグ ディビジョン2
この項目では、2008年シーズンのJリーグ ディビジョン2(J2)について述べる。
シーズン | 2008 |
---|---|
優勝 | サンフレッチェ広島 |
昇格 |
サンフレッチェ広島 モンテディオ山形 |
入れ替え戦出場 | ベガルタ仙台 |
試合数 | 315 |
ゴール数 | 851 (1試合平均2.7) |
得点王 | 佐藤寿人 (28) |
最大差勝利ホーム試合 | |
広島 7-1 岐阜(第34節・9月7日) | |
最大差勝利アウェー試合 | |
岐阜 0-6 C大阪(第35節・9月15日) | |
最多得点試合 | |
山形 3-5 岐阜(第3節・3月20日) 広島 7-1 岐阜(第34節・9月7日) | |
最多観客動員 | |
36,945人 - 横浜FC vs 草津 (第24節・7月6日) | |
最少観客動員 | |
1,036人 - 水戸 vs 徳島 (第17節・5月31日) | |
平均観客動員 | 7,072人 |
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2008年シーズンのJ2のクラブ
編集2008年シーズンのJ2のクラブは以下の15チームである。Jリーグ ディビジョン1 (J1) 16位サンフレッチェ広島が2003年シーズン以来5シーズンぶりの降格、17位ヴァンフォーレ甲府が2005年シーズン以来3シーズンぶりのJ2降格、18位横浜FCは2006年シーズン以来2シーズンぶりのJ2降格、JFLからの昇格クラブは、ロアッソ熊本とFC岐阜である。
- ※前年度成績=特記なきものは2007年J2のもの
チーム名 | 監督 | 所在 都道府県 |
ホームスタジアム | 前年成績 |
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ベガルタ仙台 | 手倉森誠 | 宮城県 | ユアテックスタジアム仙台 | 4位 |
モンテディオ山形 | 小林伸二 | 山形県 | NDソフトスタジアム山形 | 9位 |
水戸ホーリーホック | 木山隆之 | 茨城県 | 笠松運動公園陸上競技場 | 12位 |
ザスパ草津 | 植木繁晴 | 群馬県 | 正田醤油スタジアム群馬 | 11位 |
横浜FC | 都並敏史 | 神奈川県 | ニッパツ三ツ沢球技場 | J1 18位 |
湘南ベルマーレ | 菅野将晃 | 平塚競技場 | 6位 | |
ヴァンフォーレ甲府 | 安間貴義 | 山梨県 | 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場 | J1 17位 |
FC岐阜 | 松永英機 | 岐阜県 | 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 | JFL3位 |
セレッソ大阪 | レヴィー・クルピ | 大阪府 | 長居スタジアム | 5位 |
サンフレッチェ広島 | ペトロヴィッチ | 広島県 | 広島ビッグアーチ | J1 16位 |
徳島ヴォルティス | 美濃部直彦 | 徳島県 | 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム | 13位 |
愛媛FC | 望月一仁 | 愛媛県 | ニンジニアスタジアム | 10位 |
アビスパ福岡 | ピエール・リトバルスキー | 福岡県 | レベルファイブスタジアム | 7位 |
サガン鳥栖 | 岸野靖之 | 佐賀県 | ベストアメニティスタジアム | 8位 |
ロアッソ熊本 | 池谷友良 | 熊本県 | KKウィング | JFL2位 |
レギュレーションの変更点
編集- リーグ編成が昨季の13チームから15チームに増えたことにより、前年までの4回戦総当たり戦(52節各チーム48試合)から3回戦総当たり戦(45節各チーム42試合)へと変更になる。
- 順位決定方法に反則ポイントが追加となる
スケジュール
編集3月8日から12月6日まで全45節・計315試合が行われたが、J1とは違い6月のワールドカップアジア予選の間もリーグ戦が中断されることはなかった。
なおチーム数が15と奇数であるため、毎節7試合が組まれており1チームは試合がない。
リーグ概要
編集リーグ戦は、広島が首位を独走。第1節から一度も首位を譲ることなく、7試合を残してJ2優勝と昇格を決定した。最終的に、2004年の川崎(勝ち点105)以来J2史上2クラブ目となる勝ち点100を達成。得点数も、大台にあと1と迫る99に達した。
広島以外の上位争いは、仙台、山形、湘南、C大阪、鳥栖などが団子レースを続けたが、山形が組織立った守備と、豊田陽平、長谷川悠らJ1クラブからレンタルされた若手選手の活躍により、残り1試合を残して2位での昇格を確定。J2創生10クラブから、9つめのJ1クラブ誕生となった。
3位争いは最終節で仙台が勝ち点1の差でC大阪を振り切り、入れ替え戦の出場権を獲得した。
中位以下では、草津がクラブ史上最高の9位に入った。昇格組では、熊本が第3クールに8戦無敗の快進撃を見せて12位、一時は3位につけた岐阜は13位の成績。なお、2年連続最下位の徳島が今年も不振に終わり、3年連続の最下位となった。
命名権の締結により、三ツ沢公園球技場はシーズン当初から「ニッパツ三ツ沢球技場」に、愛媛県総合運動公園陸上競技場はシーズン当初から「ニンジニアスタジアム」に、敷島公園陸上競技場は6月以後「正田醤油スタジアム群馬」にそれぞれ改名した。
順位表
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
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1 | サンフレッチェ広島 (C) (P) | 42 | 31 | 7 | 4 | 99 | 35 | +64 | 100 | J1 2009へ昇格 |
2 | モンテディオ山形 (P) | 42 | 23 | 9 | 10 | 66 | 40 | +26 | 78 | |
3 | ベガルタ仙台 | 42 | 18 | 16 | 8 | 62 | 47 | +15 | 70 | J1・J2入れ替え戦 2008 |
4 | セレッソ大阪 | 42 | 21 | 6 | 15 | 81 | 60 | +21 | 69 | |
5 | 湘南ベルマーレ | 42 | 19 | 8 | 15 | 68 | 48 | +20 | 65 | |
6 | サガン鳥栖 | 42 | 19 | 7 | 16 | 50 | 51 | −1 | 64 | |
7 | ヴァンフォーレ甲府 | 42 | 15 | 14 | 13 | 56 | 47 | +9 | 59 | |
8 | アビスパ福岡 | 42 | 15 | 13 | 14 | 55 | 66 | −11 | 58 | |
9 | ザスパ草津 | 42 | 13 | 14 | 15 | 45 | 52 | −7 | 53 | |
10 | 横浜FC | 42 | 11 | 17 | 14 | 51 | 56 | −5 | 50 | |
11 | 水戸ホーリーホック | 42 | 13 | 8 | 21 | 52 | 70 | −18 | 47 | |
12 | ロアッソ熊本 | 42 | 10 | 13 | 19 | 46 | 72 | −26 | 43 | |
13 | FC岐阜 | 42 | 10 | 12 | 20 | 41 | 69 | −28 | 42 | |
14 | 愛媛FC | 42 | 9 | 10 | 23 | 39 | 66 | −27 | 37 | |
15 | 徳島ヴォルティス | 42 | 7 | 8 | 27 | 40 | 72 | −32 | 29 |
最終更新は2008年12月6日の試合終了時
出典: J. League Data Site
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
得点ランキング
編集順位 | 選手 | 所属 | 得点 |
---|---|---|---|
得点王 | 佐藤寿人 | サンフレッチェ広島 | 28 |
2 | 高橋泰 | ロアッソ熊本 | 19 |
T3 | 石原直樹 | 湘南ベルマーレ | 18 |
藤田祥史 | サガン鳥栖 | ||
5 | 荒田智之 | 水戸ホーリーホック | 17 |
T6 | アンデルソン | 横浜FC | 16 |
小松塁 | セレッソ大阪 | ||
香川真司 | |||
T9 | 森﨑浩司 | サンフレッチェ広島 | 14 |
髙萩洋次郎 | |||
大久保哲哉 | アビスパ福岡 |
2008年12月6日
出典: J. League Data