2インチ中迫撃砲
2インチヴィッカース中迫撃砲(英語: 2 inch Vickers Medium Trench Mortar)とは、第一次世界大戦でイギリス軍が使用していた中迫撃砲である。
2インチ中迫撃砲 | |
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British troops loading a 2 inch trench mortar | |
種類 | 中迫撃砲 |
原開発国 | イギリス |
運用史 | |
配備期間 | 1915 - 1917 |
配備先 | イギリス |
関連戦争・紛争 | 第一次世界大戦 |
開発史 | |
製造業者 | ヴィッカース |
諸元 | |
重量 | 105 lbs (47.6 kg) |
銃身長 |
砲身:36インチ(914mm) 全体:40.85インチ(1,037mm) |
要員数 |
5 per mortar 25 per battery of 4[1] |
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砲弾 |
榴弾 51 lb(23.13kg) 発煙弾 |
口径 |
2 inch (50.8 mm) mortar barrel, not bomb |
有効射程 |
最小:100ヤード(91.4 m) 最大:570ヤード(521.2 m) depending on charge |
弾頭 | アマトール, アンモナル |
炸薬量 | 12.5 lb (5.6 kg)[2] |
スピガット・モーター式、すなわち砲弾が砲身よりも大きいタイプの迫撃砲であり、タフィー・アップル(Toffee Apple)[3]、またはプラム・プディング(Plum Pudding)[4]というあだ名を付けられていた。
1915年後半から1917年前半まで使用されていたが、あまり性能が良くなかったため、ニュートン6インチ迫撃砲に置き換えられた。
転用
編集1918年の春には迫撃砲として使用されなくなった後、余った砲弾は対戦車地雷に転用された。その多くは地雷用の信管を付けて西部戦線に埋められた。
地雷を設置した場所の資料が不十分だったため、戦後も地雷が残ることになり、フランスでは1930年代まで地雷による犠牲者が出ていた。
画像
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No105B着発・瞬発信管
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No107MkII着発・瞬発信管
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No31火道式時限信管
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Diagram showing loaded mortar
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鉄の鋳物で出来た球形の弾頭
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弾薬集積場、1916年7月、発射用の棒が付いておらず、木の保護ブロックが爆弾に付いている。
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砲弾を運ぶ兵士達