1996年全仏オープン
1996年 全仏オープン(1996ねんぜんふつオープン、Internationaux de France de Roland-Garros 1996)は、フランス・パリにある「ローランギャロス・スタジアム」にて、1996年5月27日から6月9日にかけて開催された。
シード選手
編集男子シングルス
編集- ピート・サンプラス (ベスト4)
- トーマス・ムスター (4回戦)
- アンドレ・アガシ (2回戦)
- マイケル・チャン (3回戦)
- ゴラン・イワニセビッチ (4回戦)
- エフゲニー・カフェルニコフ (初優勝)
- ジム・クーリエ (ベスト8)
- トーマス・エンクビスト (1回戦)
- マルセロ・リオス (4回戦)
- ウェイン・フェレイラ (4回戦)
- アルノー・ブッチ (2回戦、途中棄権)
- アルベルト・コスタ (2回戦)
- リカルト・クライチェク (ベスト8)
- マルク・ロセ (ベスト4)
- ミヒャエル・シュティヒ (準優勝)
- マラビーヤ・ワシントン (1回戦、途中棄権)
女子シングルス
編集- シュテフィ・グラフ (優勝、2年連続5度目)
- モニカ・セレシュ (ベスト8)
- コンチタ・マルティネス (ベスト4)
- アランチャ・サンチェス・ビカリオ (準優勝)
- イバ・マヨリ (ベスト8)
- アンケ・フーバー (4回戦)
- 伊達公子 (4回戦)
- ブレンダ・シュルツ=マッカーシー (3回戦)
- リンゼイ・ダベンポート (ベスト8)
- ヤナ・ノボトナ (ベスト4)
- メアリー・ジョー・フェルナンデス (4回戦、途中棄権)
- マリー・ピエルス (3回戦)
- マグダレナ・マレーバ (4回戦)
- アマンダ・クッツァー (4回戦)
- マルチナ・ヒンギス (3回戦)
- バルバラ・パウルス (3回戦)
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- ピート・サンプラス vs. ジム・クーリエ 6-7, 4-6, 6-4, 6-4, 6-4
- エフゲニー・カフェルニコフ vs. リカルト・クライチェク 6-3, 6-4, 6-7, 6-2
- マルク・ロセ vs. ベルント・カールバッハー 4-6, 4-6, 6-3, 7-5, 6-0
- ミヒャエル・シュティヒ vs. セドリック・ピオリーン 6-4, 4-6, 6-3, 6-2
準決勝
- エフゲニー・カフェルニコフ vs. ピート・サンプラス 7-6, 6-0, 6-2
- ミヒャエル・シュティヒ vs. マルク・ロセ 6-3, 6-4, 6-2
女子シングルス
編集準々決勝
- シュテフィ・グラフ vs. イバ・マヨリ 6-3, 6-1
- コンチタ・マルティネス vs. リンゼイ・ダベンポート 6-1, 6-3
- アランチャ・サンチェス・ビカリオ vs. カリーナ・ハブスドバ 6-2, 6-7, 10-8
- ヤナ・ノボトナ vs. モニカ・セレシュ 7-6, 6-3
準決勝
- シュテフィ・グラフ vs. コンチタ・マルティネス 6-3, 6-1
- アランチャ・サンチェス・ビカリオ vs. ヤナ・ノボトナ 6-3, 7-5
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス: エフゲニー・カフェルニコフ vs. ミヒャエル・シュティヒ 7-6, 7-5, 7-6
- 女子シングルス: シュテフィ・グラフ vs. アランチャ・サンチェス・ビカリオ 6-3, 6-7, 10-8
- 男子ダブルス: エフゲニー・カフェルニコフ& ダニエル・バチェク vs. ギー・フォルジェ& ヤコブ・ラセク 6-2, 6-3
- 女子ダブルス: リンゼイ・ダベンポート& メアリー・ジョー・フェルナンデス vs. ジジ・フェルナンデス& ナターシャ・ズベレワ 6-2, 6-1
- 混合ダブルス: ハビエル・フラナ& パトリシア・タラビーニ vs. ルーク・ジェンセン& ニコル・アレント 6-2, 6-2
みどころ
編集- エフゲニー・カフェルニコフが男子シングルス・男子ダブルスの単複2冠を獲得し、ロシアのテニス選手として最初の4大大会優勝者に輝いた。男子シングルス準優勝者のミヒャエル・シュティヒは、ドイツの男子テニス選手として1937年のヘンナー・ヘンケル(1915年 - 1942年)以来59年ぶりの全仏優勝を逃した。
- 女子シングルス決勝は、2年連続でシュテフィ・グラフとアランチャ・サンチェス・ビカリオの顔合わせになった。試合時間「3時間4分」は全仏テニスの女子シングルス部門で史上最長記録。これでグラフの4大大会優勝回数は「19勝」(全豪オープン4勝+全仏オープン5勝+ウィンブルドン6勝+全米オープン4勝=総計19勝)となり、往年の名選手ヘレン・ウィルス・ムーディ(1905年 - 1998年)に並んで(当時の)女子歴代2位タイに躍進した。
- ピート・サンプラスが全仏オープン初のベスト4に進出。また彼が全仏で4回戦以上に進出したのはこれが最後となる。
外部リンク
編集先代 1996年全豪オープン |
テニス4大大会 1996年 |
次代 1996年ウィンブルドン選手権 |
先代 1995年全仏オープン |
全仏オープン 1996年 |
次代 1997年全仏オープン |