1971年のル・マン24時間レース
1971年のル・マン24時間レース | |||
前年: | 1970 | 翌年: | 1972 |
1971年のル・マン24時間レース(24 Heures du Mans 1971 )は、39回目[1]のル・マン24時間レースであり、1971年6月12日から6月13日にかけてフランスのサルト・サーキットで行われた。
概要
編集予選
編集決勝
編集シートベルトを装着しないでスタートするドライバーがいたり、後方の車両が早く出て混乱するなど危険が多いことから、スタート方式が伝統のいわゆるル・マン式スタートから通常のローリングスタートに変更された[2]。
結果
編集ヘルムート・マルコ/ジィズ・ヴァン・レネップ組[3][1]のポルシェ・917[1]K、22号車が24時間で5,335.313km[2][1][3]を平均速度222.304km/h[2][1]で走り総合優勝した。この走行距離記録は2010年にアウディ・R15 TDIが5,410km走って破るまで長らく保持された[4]。
GTクラスはレイモンド・トワルー/アンドレ・アンセルメ組がクラス優勝した[5]。
順位 | クラス | 号車 | チーム | ドライバー | シャシ | エンジン | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | S 5.0 |
22 | マルティーニレーシングチーム | ポルシェ・917K | ポルシェ・912型4,907cc水平対向12気筒 | 397 | |
2 | S 5.0 |
19 | ジョン・ワイヤー・オートモーティブ・エンジニアリング | ポルシェ・917K | ポルシェ・912型4,907cc水平対向12気筒 | 395 | |
3 | S 5.0 |
12 | N.A.R.T. | フェラーリ・512M | フェラーリ・4,993cc60度V型12気筒 | 366 | |
4 | S 5.0 |
16 | デヴィッド・パイパー・オートレース | フェラーリ・512M | フェラーリ・4,993cc60度V型12気筒 | 355 | |
5 | S 5.0 |
58 | N.A.R.T. | フェラーリ・365GTB/4 | フェラーリ・4,390cc60度V型12気筒 | 314 | |
6 | GT +2.0 |
63 | ASA Cachia Bundi | ポルシェ・911S | ポルシェ・911/53型2,341cc水平対向6気筒 | 306 | |
7 | P 2.0 |
49 | ヴィッキー・レーシングチーム | ポルシェ・907 | ポルシェ・901/21型1,991cc水平対向6気筒 | 306 | |
8 | GT +2.0 |
38 | ルネ・マッツィア |
|
ポルシェ・911E | ポルシェ・911/52型2,341cc水平対向6気筒 | 303 |
9 | GT +2.0 |
42 | ジャン・メザンジュ | ポルシェ・911S | ポルシェ・911/02型2,195cc水平対向6気筒 | 298 | |
10 | GT +2.0 |
26 | ニコラス・クーブ | ポルシェ・911S | ポルシェ・911/53型2,341cc水平対向6気筒 | 292 | |
11 | GT +2.0 |
39 | A.G.A.C.I. | ポルシェ・911S | ポルシェ・911/02型2,195cc水平対向6気筒 | 290 | |
12 | GT +2.0 |
44 | ザ・ポール・ワトソン・レース・オーガニゼーション | ポルシェ・911S | ポルシェ・911/02型2,195cc水平対向6気筒 | 286 | |
13 | GT +2.0 |
36 | エキュリー・ジャン・サージュ |
|
ポルシェ・911S | ポルシェ・911/53型2,341cc水平対向6気筒 | 263 |
出典
編集参考文献
編集- 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』グランプリ出版 ISBN 4-87687-161-2
- 黒井尚志『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』集英社 ISBN 4-08-780158-6
- ポール・フレール著、平井啓輔訳『ポルシェ911ストーリー』二玄社 ISBN 978-4544040234