1958年イギリスグランプリ
1958年イギリスグランプリ (1958 British Grand Prix) は、1958年のF1世界選手権第7戦として、1958年7月19日にシルバーストン・サーキットで開催された。
レース詳細 | |||
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1958年F1世界選手権全11戦の第7戦 | |||
シルバーストン・サーキット(1952-1973) | |||
日程 | 1958年7月19日 | ||
正式名称 | XI RAC British Grand Prix | ||
開催地 |
シルバーストン・サーキット イギリス( イングランド) シルバーストン | ||
コース | 恒久的レース施設 | ||
コース長 | 4.7105 km (2.927 mi) | ||
レース距離 | 75周 353.288 km (219.525 mi) | ||
決勝日天候 | 晴(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | ヴァンウォール | ||
タイム | 1:39.4 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | マイク・ホーソーン | フェラーリ | |
タイム | 1:40.8 | ||
決勝順位 | |||
優勝 | フェラーリ | ||
2位 | フェラーリ | ||
3位 | クーパー-クライマックス |
レース概要
編集バーニー・エクレストンがモナコGPに続いてコンノート2台をエントリーし、アイヴァー・ビューブとジャック・フェアーマンがドライブした[1]。
ピーター・コリンズが久しぶりに本領を発揮し、一度も首位を明け渡さず1956年フランスGP以来2年ぶりの通算3勝目を飾った。チームメイトのマイク・ホーソーンが2位に続き、フェラーリがワン・ツー・フィニッシュを果たした。ポールポジションのスターリング・モスは前半両者の間に割って入ったもののリタイアに終わり、ホーソーンにポイントランキング首位の座を明け渡した[2]。
エントリーリスト
編集No. | ドライバー | エントラント | コンストラクター | シャシー | エンジン | タイヤ |
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1 | ピーター・コリンズ | スクーデリア・フェラーリ | フェラーリ | 246 | フェラーリ Tipo143 2.4L V6 | E |
2 | マイク・ホーソーン | |||||
3 | ヴォルフガング・フォン・トリップス | |||||
4 | モーリス・トランティニアン | RRCウォーカー・レーシングチーム | クーパー | T43 | クライマックス FPF 2.0L L4 | D |
5 | キャロル・シェルビー | スクーデリア・セントロ・スッド | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
6 | ジェリーノ・ジェリーニ | |||||
7 | スターリング・モス | ヴァンダーヴェル・プロダクツ・リミテッド | ヴァンウォール | VW5 | ヴァンウォール 254 2.5L L4 | D |
8 | トニー・ブルックス | |||||
9 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | |||||
10 | ロイ・サルヴァドーリ | クーパー・カー・カンパニー | クーパー | T45 | クライマックス FPF 2.2L L4 | D |
11 | ジャック・ブラバム | クライマックス FPF 2.0L L4 | ||||
12 | イアン・バージェス | |||||
14 | ジャック・フェアーマン | バーニー・エクレストン | コンノート | B | アルタ GP 2.5L L4 | D |
15 | アイヴァー・ビューブ | |||||
16 | グラハム・ヒル | チーム・ロータス | ロータス | 16 | クライマックス FPF 2.2L L4 | D |
17 | クリフ・アリソン | 12 | クライマックス FPF 2.0L L4 | |||
18 | アラン・ステイシー | 16 | クライマックス FPF 2.2L L4 | |||
19 | ジャン・ベーラ | オーウェン・レーシング・オーガニゼーション | BRM | P25 | BRM P25 2.5L L4 | D |
20 | ハリー・シェル | |||||
21 | マステン・グレゴリー 1 | |||||
22 | ヨアキム・ボニエ | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 250F | マセラティ 250F1 2.5L L6 | P |
ソース:[3] |
- 追記
- ^1 - エントリーしたが出場せず
結果
編集予選
編集順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | スターリング・モス | ヴァンウォール | 1:39.4 | — |
2 | 20 | ハリー・シェル | BRM | 1:39.8 | + 0.4 |
3 | 10 | ロイ・サルヴァドーリ | クーパー-クライマックス | 1:40.0 | + 0.6 |
4 | 2 | マイク・ホーソーン | フェラーリ | 1:40.4 | + 1.0 |
5 | 17 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | 1:40.4 | + 1.0 |
6 | 1 | ピーター・コリンズ | フェラーリ | 1:40.6 | + 1.2 |
7 | 9 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | ヴァンウォール | 1:41.4 | + 2.0 |
8 | 19 | ジャン・ベーラ | BRM | 1:41.4 | + 2.0 |
9 | 8 | トニー・ブルックス | ヴァンウォール | 1:41.6 | + 2.2 |
10 | 11 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 1:42.0 | + 2.6 |
11 | 3 | ヴォルフガング・フォン・トリップス | フェラーリ | 1:42.0 | + 2.6 |
12 | 4 | モーリス・トランティニアン | クーパー-クライマックス | 1:42.6 | + 3.2 |
13 | 22 | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 1:43.0 | + 3.6 |
14 | 16 | グラハム・ヒル | ロータス-クライマックス | 1:43.0 | + 3.6 |
15 | 5 | キャロル・シェルビー | マセラティ | 1:44.2 | + 4.8 |
16 | 12 | イアン・バージェス | クーパー-クライマックス | 1:45.4 | + 6.0 |
17 | 15 | アイヴァー・ビューブ | コンノート-アルタ | 1:51.4 | + 12.0 |
18 | 6 | ジェリーノ・ジェリーニ | マセラティ | 1:53.0 | + 13.6 |
19 | 14 | ジャック・フェアーマン | コンノート-アルタ | 1:58.8 | + 19.4 |
20 | 18 | アラン・ステイシー | ロータス-クライマックス | 1:58.8 | + 19.4 |
ソース:[4] |
決勝
編集順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ピーター・コリンズ | フェラーリ | 75 | 2:09:04.2 | 6 | 8 |
2 | 2 | マイク・ホーソーン | フェラーリ | 75 | +24.2 | 4 | 7 1 |
3 | 10 | ロイ・サルヴァドーリ | クーパー-クライマックス | 75 | +50.6 | 3 | 4 |
4 | 9 | スチュアート・ルイス=エヴァンズ | ヴァンウォール | 75 | +50.8 | 7 | 3 |
5 | 20 | ハリー・シェル | BRM | 75 | +1:14.8 | 2 | 2 |
6 | 11 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 75 | +1:23.2 | 10 | |
7 | 8 | トニー・ブルックス | ヴァンウォール | 74 | +1 Lap | 9 | |
8 | 4 | モーリス・トランティニアン | クーパー-クライマックス | 73 | +2 Laps | 12 | |
9 | 5 | キャロル・シェルビー | マセラティ | 72 | +3 Laps | 15 | |
Ret | 3 | ヴォルフガング・フォン・トリップス | フェラーリ | 59 | エンジン | 11 | |
Ret | 22 | ヨアキム・ボニエ | マセラティ | 49 | ギアボックス | 13 | |
Ret | 6 | ジェリーノ・ジェリーニ | マセラティ | 44 | ギアボックス | 18 | |
Ret | 12 | イアン・バージェス | クーパー-クライマックス | 40 | クラッチ | 16 | |
Ret | 7 | スターリング・モス | ヴァンウォール | 25 | エンジン | 1 | |
Ret | 17 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | 21 | エンジン | 5 | |
Ret | 19 | ジャン・ベーラ | BRM | 19 | サスペンション | 8 | |
Ret | 15 | アイヴァー・ビューブ | コンノート-アルタ | 19 | ギアボックス | 17 | |
Ret | 18 | アラン・ステイシー | ロータス-クライマックス | 19 | オーバーヒート | 20 | |
Ret | 16 | グラハム・ヒル | ロータス-クライマックス | 17 | オーバーヒート | 14 | |
Ret | 14 | ジャック・フェアーマン | コンノート-アルタ | 7 | イグニッション | 19 | |
ソース:[5]
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- 追記
注記
編集- イングルベールタイヤはF1最後の勝利。
- ピーター・コリンズはF1最後の勝利、表彰台、入賞、完走となった。
- バーニー・エクレストンは自身の名でF1最後のエントリー。
第7戦終了時点のランキング
編集
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- 注: トップ5のみ表示。ベスト6戦のみがカウントされる。
脚注
編集- ^ “Bernie Ecclestone, racing driver”. F1 Fanatic (5 January 2009). 16 August 2015閲覧。
- ^ (林信次 1999, p. 58-59)
- ^ “Britain 1958 - Race entrants”. statsf1.com. 2018年2月5日閲覧。
- ^ “Britain 1958 - Qualifications”. statsf1.com. 2018年2月4日閲覧。
- ^ “1958 British Grand Prix”. formula1.com. 3 June 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2015閲覧。
参照文献
編集- 林信次『F1全史 1956-1960』ニューズ出版、1999年。ISBN 4-938495-27-9。
外部リンク
編集前戦 1958年フランスグランプリ |
FIA F1世界選手権 1958年シーズン |
次戦 1958年ドイツグランプリ |
前回開催 1957年イギリスグランプリ |
イギリスグランプリ | 次回開催 1959年イギリスグランプリ |