1933年全仏選手権 (テニス)
1933年 全仏選手権(1933ねんぜんふつせんしゅけん、Internationaux de France de Roland-Garros 1933)に関する記事。フランス・パリにある「スタッド・ローラン・ギャロス」にて開催。
概要
編集佐藤次郎が全仏2年ぶりのベスト4に進出。次に日本人男子が全仏シングルスで準々決勝に進出するのは82年後の2015年のことである(錦織圭)。
ジャック・クロフォードが全仏初・4大大会5度目の優勝。
大会の流れ
編集- 男子シングルスは「90名」の選手による7回戦制で、女子シングルスは「49名」の選手による6回戦制で行われた。男子は38名、女子は15名の選手に「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)があった。
- シード選手は男子16名、女子8名。シード選手でも、1回戦から出場した人と、2回戦から登場した人がいる。2回戦から登場した選手が初戦敗退の場合は「2回戦=初戦」と表記する。
シード選手
編集男子シングルス
編集- アンリ・コシェ (準優勝)
- ジャック・クロフォード (優勝)
- フレッド・ペリー (ベスト8)
- ダニエル・プレン (4回戦)
- ジョルジオ・デ・ステファーニ (4回戦)
- 佐藤次郎 (ベスト4)
- フランク・シールズ (4回戦)
- ロデリク・メンツェル (ベスト8)
- ビビアン・マグラス (2回戦=初戦)
- クリスチャン・ボッサス (ベスト8)
- コリン・ロビンス (4回戦)
- 布井良助 (3回戦)
- ハロルド・リー (ベスト4)
- ヘンドリク・ティマー (2回戦=初戦)
- ジョージ・ヒューズ (3回戦)
- バーノン・カービー (2回戦=初戦)
女子シングルス
編集- ロレット・パヨー (3回戦)
- ヘレン・ジェイコブス (ベスト4)
- シモーヌ・マチュー (準優勝)
- ヒルデ・クラーヴィンケル (2回戦)
- メアリー・ヒーリー (ベスト8)
- アイリーン・ベネット・ホイッティングストール (ベスト8)
- ヨサンヌ・シガール (2回戦=初戦)
- イダ・アダモフ (2回戦=初戦)
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- アンリ・コシェ vs. ロデリク・メンツェル 7-5, 6-4, 6-1
- ハロルド・リー vs. マルセル・ベルナール 10-8, 6-4, 5-7, 6-0
- 佐藤次郎 vs. フレッド・ペリー 1-6, 7-5, 6-4, 2-6, 6-2
- ジャック・クロフォード vs. クリスチャン・ボッサス 6-3, 6-3, 6-1
準決勝
- アンリ・コシェ vs. ハロルド・リー 9-11, 6-3, 6-3, 6-3
- ジャック・クロフォード vs. 佐藤次郎 6-0, 6-2, 6-2
女子シングルス
編集準々決勝
- ベティ・ナットール vs. ドロシー・アンドルース 6-3, 6-1
- マーガレット・スクリブン vs. メアリー・ヒーリー 6-2, 6-4
- シモーヌ・マチュー vs. アイリーン・ベネット・ホイッティングストール 6-2, 6-0
- ヘレン・ジェイコブス vs. ジャクリーン・ゴールドシュミット 1-6, 6-1, 6-3
準決勝
- マーガレット・スクリブン vs. ベティ・ナットール 6-2, 4-6, 6-3
- シモーヌ・マチュー vs. ヘレン・ジェイコブス 8-6, 6-3
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス: ジャック・クロフォード vs. アンリ・コシェ 8-6, 6-1, 6-3
- 女子シングルス: マーガレット・スクリブン vs. シモーヌ・マチュー 6-2, 4-6, 6-4
- 男子ダブルス: フレッド・ペリー& ジョージ・ヒューズ vs. エイドリアン・クイスト& ビビアン・マグラス 6-2, 6-4, 2-6, 7-5
- 女子ダブルス: シモーヌ・マチュー& エリザベス・ライアン vs. シルビ・アンロタン& コレット・ロザンベール 6-1, 6-3
- 混合ダブルス: ジャック・クロフォード& マーガレット・スクリブン vs. フレッド・ペリー& ベティ・ナットール 6-2, 6-3
外部リンク
編集先代 1933年オーストラリア選手権 (テニス) |
テニス4大大会 1933年 |
次代 1933年ウィンブルドン選手権 |
先代 1932年全仏選手権 (テニス) |
全仏オープンテニス 1933年 |
次代 1934年全仏選手権 (テニス) |