1月0日
日付
概要
編集天文学で元期として使われる日付で、実質は前年の12月31日を意味する。1900年1月0日は1899年12月31日である。
起点が「0」であると元期として好都合だが、算術上の日数計算が1日ずれる。西暦1年の前年を、紀元前1年と西暦0年の何れと扱うかにより、紀元前の年数が1年だけずれることと同様である。その他多くの換算などで、しばしば便宜的に使われる日でもある。
「1900年1月0日」の表現は、西暦1900年を元期とする暦表時を作成した際に用いられた[1]。サイモン・ニューカムの Tables of the Sun でも用いられた。
1900年1月0日12時(世界時)すなわち1899年12月31日12時(世界時)は、ユリウス日の変種である Dublin Julian Date (DJD) の起点日(元期)でもある[2]。
Microsoft Excelの1900年日付様式は、1900年1月0日をJanuary 0, 1900と表示した[3]が、Lotus 1-2-3とバグ互換のための調整に由来する。
→詳細は「Microsoft Excel § 1900年閏日問題」を参照
関連項目
編集脚注
編集- ^ “Leap Seconds”. Time Service Department, United States Naval Observatory. 2006年12月31日閲覧。
- ^ ASTROCLK Astronomical Clock and Celestial Tracking Program Archived 2007年09月28日, at the Wayback Machine.(page 110)
- ^ “XL2000: Early Dates on Office Spreadsheet Component Differ from Excel”. マイクロソフト. 2007年12月8日閲覧。 “In the Microsoft Office Spreadsheet Component, the value 0 evaluates to the date December 30, 1899 and the value 1 evaluates to December 31, 1899. ... In Excel, the value 0 evaluates to January 0, 1900 and the value 1 evaluates to January 1, 1900.”